Shureのイヤホンse215は結構使っている方も多く、とっても有名ですね。私も随分長い間お世話になっています。
ですが、そのケーブルが見事に断線してしまいました。しかも白が変色して緑になってきてしまっていました。まあ、それだけ使い込んだということで、仕方がないことでしょう。イヤホン自体はまだまだ使えますし、音(いわゆるドンシャリ)もジャンルによってはいい感じです。
まずは既製品のリケーブルを探してみる
で、買い換えようかってなるとどれにしようか迷いますよね。安いから高いのまでいろんなのがたくさんありますしね。Amazonでも中国製が安く買えますし。でもせっかくだからちょっとこだわってみようかなと思って色々と探してみました。
- Wagnus
- BeatAudio
- Nobunaga Lab
- onso
etc…..
たくさんのメーカーがあって、それぞれに特長があるようですが、それにしても高い!もちろん良い素材で職人さんがしっかり作っているのでしょうから、高くなるのは良いのですが、私には高くて手が出せません。
自分が自由に使える金額を考えると、一本買ったら一ヶ月間は身動きできなくなってしまいます。
手持ちのイヤホンは「se215」と「UMPro30」です。
カスタムIEMとかではないので高級ケーブルではなくて良いのですが、それなりのは欲しいのです。少しずつ貯金して、いずれは買ってみたいと思ってはいますが、すぐに手が出せません。。。
リケーブルは自作できる!?
いろいろと調べていくうちに、どうやら「自作できそうだ!」っていうことがわかりました。
もともと細かい作業は好きですし、半田付けとかも別に苦手ではありません。「意外とできちゃうんじゃないか?」と思ったので、とにかくやってみることにしました。
まずは作り方を調べて必要な道具と材料を買い漁ります。基本、オヤイデ電気と千石電商で集めました。
まずは第一弾として試作品なつもりで作っていくので、ある程度の失敗ややり直しは覚悟の上です。
オヤイデ電気では、割と空いている時間帯(平日お昼頃)だったので、気になっていることとか、調べてもよくわからないこととかを定員さんに聞いてみました。線材による音質傾向の違いとか、ワイヤーなしで耳掛け癖をつけるやり方とか、道具の選び方とか、etc…とっても勉強になりました。色々と教えていただいて、ありがとうございました。お礼に、また買いに行きます(笑)
リケーブル用に買った素材・パーツなど
主なものは、こんな感じ
・銀メッキOFC・・・約1.3mにして、4本使用
・スミチューブ
1.5mm透明・・・分岐からイヤホンまで
2mm透明・・・分岐からプラグまで(のちに剥がしますが)
3mm透明・・・分岐とかの補強
5mm黒・・・これだけ黒。プラグ部などの補強
・2.5mm4極プラグ
・mmcxプラグ
・ケーブル分岐パーツ
リケーブルの作り方
基本的な作り方は以下のような感じです。
- ケーブルを4本同じ長さに切っておく
- ステレオプラグにケーブルを半田付け
- 4本のケーブルを編む
- ケーブルを熱収縮チューブで補強
- プラグのカバーやスライダーなど、後から付けられないものを通しておく
- mmcxプラグの半田付け
- 熱収縮チューブに癖を付けて加工
- 最後の確認と仕上げで微調整
と、こんな感じです。
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リケーブル作りで困ったところ
基本的には作り方をしっかり説明してくれているサイトがあるので、その辺も参考にしながら進めていけばなんとかなります。
困ったことが一点ありまして、自分としては耳掛けにしたいけどワイヤーが入っているのはあまり好きではないので、ワイヤーなしでも耳掛けできるようにしたかったのですが、ワイヤーなしで癖をつけるやり方が調べられませんでした。
が、オヤイデ電気に行った時に店員さんから「何かに巻きつけた状態で熱収縮チューブを収縮させて、癖をつければ良い」ということを教えていただきました。
とはいえ、身の回りに巻きつけるもの(耐熱仕様)がなかったので、空中で円を作って手で抑えた状態でライターで炙りました。癖をつけることができましたが、火傷しそうになりました。。。(~_~;)
オリジナルリケーブルの完成!
色々と試行錯誤しながら無事完成!結構綺麗に出来上がりました!
一番苦労したのは、2.5mm4極プラグのハンダ付けです。この細かさったら、パッと見て正直萎えましたが、どうにか接続できました。
実は、個人的に4つ編みが地味に楽しかったです(笑)。この部分(プラグから分岐まで)は、最初スミチューブを付けたのですが、どうしても取り回しが悪くなってしまうので剥がしました。4つ編みにしていますし、そうそう断線しないと思っています(期待を込めて)。分岐からイヤホンまではただねじっているだけなので、チューブは必須だと思うので剥がしません。
今回自作に挑戦してみて、がぜん興味が深まってしまったので、今後も作っていこうと思います。やっぱりそれなりの道具があったほうが上手くいきますね。
はんだごて・クルーガン・ワイヤーストリッパーとかは、すでに持っていたので良かったのですが、一番欲しいと思ったのは、ヒートガンです。ライターではやっぱり限界がありました。
あと、テスターも持っていなくて、完成するまでちゃんと接続できているか不安がつきまといまいした(笑)。テスターも買おうかな。。。そのうちに銀線とかオーグラインとかにもトライしたいです。結局、お金かかるのねって話ですね(^^;;
イヤホンリケーブルなど、オーディオ関連の自作記事はこちらにもあります。合わせてご覧ください。
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