SOUNDPEATS Capsule3 Pro+レビュー!ハイブリッドドライバー搭載でLDAC対応の高音質TWS

SOUNDPEATSの新しいカナル型の完全ワイヤレスイヤホン「Capsule3 Pro+」のレビューです。

「Capsule3 Pro+」はSOUNDPEATSから2024年7月にリリースされた完全ワイヤレスイヤホンで、2022年末に発売された「Capsule3 Pro」の進化版となるSOUNDPEATSのフラッグシップモデルになります。

SOUNDPEATS Capsule3 Pro+は、MEMSドライバー+12mmダイナミック型という2つのドライバーをハイブリッドに搭載した高音質と、周囲の環境に合わせてノイズをシャットアウトするアダプティブアクティブノイズキャンセリング(AdaptiveANC)が大きな特徴です。その他にも最大43時間もの長時間再生が可能なロングバッテリー、IPX4の防水性能などさまざまな機能を備えていながら、1万円台前半で購入できるコストパフォーマンスの高さもポイントです。

Air Pods Proと同じ「スティックタイプのカナル型イヤホン」でデザインがスタイリッシュ。黒いボディに金のラインがフラッグシップらしい高級感をかもしだしています。

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製品提供:SOUNDPEATS

SOUNDPEATS Capsule3 Pro+の特徴

MEMS+12mmダイナミックドライバーで迫力あるサウンド

まず一番の特徴は「高音質さ」です。MEMSドライバーと12mmダイナミック型ドライバーを組み合わせたハイブリッド構成となっています。

高音域は、xMEMS製「Cowell」MEMSドライバーを、専用パワーアンプIC「XAA-2000 Aptos」で駆動することにより、繊細かつ立体的な音像を表現します。そして、12mmバイオセルロース製のダイナミックドライバーが迫力のある低音域を再生します。

MEMSドライバーについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

LDAC+ハイレゾワイヤレス対応の高音質再生

Capsule3 Pro+は、ハイレゾワイヤレス認証を取得。再生周波数帯は20Hz~40kHzと、通常の従来のコーデック(20Hz~20kHz)よりも広い再生帯域をカバーし、特にクリアな高音域に特徴があります。

また、AACに加えてハイレゾ相当の高音質を誇るコーデック「LDAC」にも対応し、標準のBluetoothオーディオコーデック「SBC」と比べると、最大で約3倍もの情報量の再生が可能です。

周囲の環境に合わせてノイズを抑えるアダプティブANC

SOUNDPEATS Capsule3 Pro+は、周囲の雑音や装着状態、耳の形状に応じてノイズキャンセリング効果を自動調整することができる「アダプティブノイズキャンセリング」を搭載しています。

最大45dBというノイズ低減効果で、日常の騒音から解放されて、音楽や動画などに集中する事ができます。

43時間の連続再生で充電切れを気にしない

イヤホン単体約6.5時間(ANCとAAC有効時約5時間)、ケースと併用すれば最大43時間というロングバッテリーを搭載しています。1日1時間程度の通勤時間であれば、2週間ぐらいは充電しなくても平気で、充電切れを心配する必要はありません。

1万円台前半で購入できるコスパの高さ

通常、MEMSドライバーを搭載しているワイヤレスイヤホンは2万円以上の価格帯になってしまうことが多い中、このSOUNDPEATS Capsule3 Pro+は13,880円という手の届きやすい価格に設定されています。

ハイレゾ対応でAdaptiveANC搭載など、全体のスペックを見てもかなりコストパフォーマンスとしては高いです。

SOUNDPEATS Capsule3 Pro+のスペック

SOUNDPEATS Capsule3 Pro+のスペックを表にまとめました。

製品名 SOUNDPEATS Capsule3 Pro+
ドライバー方式 MEMSドライバー「Cowell」、12mmダイナミックドライバー
再生周波数帯域 20Hz—40KHz
対応コーデック AAC、SBC、LDAC
Bluetoothチップ WQ7034AX
Bluetoothバージョン 5.3
Bluetoothプロファイル HSP、HFP 、A2DP、AVRCP
防水性能 IPX4
最大持続時間(単体)※60%音量 6.5時間
最大持続時間(本体)※60%音量 43時間
重量 (単体) 5g
重量 (本体) 48g
サイズ (単体) 33.57×21.53×25.61mm
サイズ (本体) 50.07×67.31×25.9mm
充電時間 (単体) 1.5時間
充電時間 (本体) 2時間
充電コネクタ USB Type-C
内蔵マイク 片側3基
Adaptive ANC 対応(最大-45dB低減)
通話用(ENC)ノイズキャンセリング 対応
マルチポイント 対応
風ノイズ低減 対応
ゲームモード 対応
専用アプリ PeatsAudio(iOS,Android)
同梱品 ユーザーガイド
イヤーピース(3種類)
充電用USB-Cケーブル

ユーザーズガイドは日本語にも対応。一緒にかわいいステッカーも入っていました。

イヤーピースは本体に装着されているものも含めて3種類。付属のUSB-Cケーブルは短めで実用には不向きですが、付属しているだけ親切です。

マルチポイント接続時にLDACは使用できません。

SOUNDPEATSアプリと連携

SOUNDPEATSのアプリと連携することで、タッチコントロールの切り替え、イコライザー・ANCやゲームモードのオンオフなどが可能になります。

プリセットされているイコライザーは9種類。自分好みにカスタムで作成することも可能です。

アダプティブイコライザー機能をオンにするには、イヤホンを装着し「スマート聴覚テスト」を行います。アプリの指示に従って進めていくと、さまざまな周波数の音が聞こえるので、聞こえるかどうかを回答していきます。

数パターンのテストが完了すると、テストレポート(AIによる分析結果)が表示され、アダプティブイコライザーがオンに設定できるようになります。

SOUNDPEATS Capsule3 Pro+のレビュー

それでは、SOUNDPEATS Capsule3 Pro+を実際に使ってみてのレビューです。

Capsule3 Pro+の外観など

パッケージは少し大きめ。最初に届いた時にはデカい!?と思いました。

中は高級感のある雰囲気です。本体は小さいのですが、ゆとりと高級感がある仕様なのでパッケージが大きかったのですね。

充電ケースはサラサラとしたマット調の手触りで、これも高級感があります。コンパクトなのでワイシャツの胸ポケットでもすっぽりと入ります。

裏面にはいつも通り「SOUNDPEATS」のロゴが入っています。

ケース下部は充電コネクタとリセットボタン。

上部にはロゴも何もありません。

ケースの蓋を開けると黒と金のイヤホン本体が見えます。

ケースから取り出したところ。本体はスティック型です。

充電ケースは差し込むタイプです。

イヤホン本体には「S」のロゴマークと金のラインが入っています。このロゴマークのところはタッチボタンになっています。

イヤホン内側

イヤホン本体を上から見たところ。金のプレートはマイクになっているのでしょうか。

イヤホン本体を下から見たところ。接続端子が見えます。

イヤーピースを外してみました。音道管がちょっと縦に楕円形になっているところもユニークです。

Capsule3 Pro+の音質について

音質についてですが、MEMSドライバーの効果なのか、高音域がとてもクリアというのが第一印象です。同価格帯の他のイヤホンと比べても高音に特徴があります。低音域はダイナミックドライバーの効果か、迫力があります。EDM系の音楽だと結構ズシズシと響いてきます。

高音と低音が特徴的なイヤホンで、割とドンシャリな傾向があるので、ロック系の音楽によく合います。ただ、ボーカルの声もよく通りますので、J-POPなどにもマッチします。私がロックやポップスなどを聞いている限りでは、いわゆる「刺さり」を感じることもありません。

また、イコライザーでもさまざまなプリセットが用意されていますので試してみても良いでしょう。音質をピンポイントで好みに合わせたい場合は自分でカスタマイズすることで、より自分の好みの音に近づけることができます。

自作のマイクで周波数を測定してみました。数回測ってみましたがすべてほぼ同じ波形になりました。

700Hzあたりから一気に盛り上がっていくのが特徴です。また高音もギリギリまでしっかり鳴らしてから20kHzを過ぎたあたりで急激にカットされています。このあたりは高音域がクリアに聞こえることと関係があるのではないでしょうか。

Capsule3 Pro+の使用感について

Capsule3 Pro+のイヤホン本体はスティック型で、耳への装着感も良く、圧迫感もあまり強くないので、長時間使っていても耳が痛くなったりすることはありません。

ノイズキャンセリング機能もしっかりと働いています。周りが騒がしい環境でもシャットアウトして、音楽や作業に集中することができます。また、Bluetooth5.3に対応していて、接続も簡単ですし安定しています。

強いて欠点を挙げるとすれば、充電をするにはUSBケーブルで接続する必要があるところでしょうか。ワイヤレス充電に対応していたらもっと快適だったかもしれません。(付属のUSBケーブルは短いのであまり使わなそうです)

SOUNDPEATS Capsule3 Pro+のまとめ

今回は、SOUDPEATSの新作ワイヤレスイヤホンCapsule3 Pro+を実際に使ってみたレビューをしました。

SOUNDPEATS Capsule3 Pro+を使ってみて感じたことは、MEMSドライバー+12mmダイナミック型ドライバーを搭載した高音質が最も特徴的だったことです。クリアで伸びのある高音、ずっしりと響く低音など、1万円代前半で購入できるTWSとしてはとても素晴らしいと思います。

また、周囲の環境に合わせてノイズをシャットアウトするアダプティブアクティブノイズキャンセリングもしっかりと聞きますし、最大43時間もの長時間再生が可能ロングバッテリー、IPX4の防水性能など基本性能をしっかりと押さえていて、ケースや本体に高級感もあるので所有欲もコストパフォーマンスも高いと思います。

↓SOUNDPEATS Capsule3 Pro+はこんな人におすすめ↓

これまで1万円未満のTWSを使ってきて、もうちょっといい音質のTWSにステップアップしたい人
1万円代前半で、高音質なTWSが欲しい人
基本性能は抑えていて、どちらかといえば音質にこだわったTWSが欲しい人

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