今回はWonderFox HD Video Converter Factory Proという動画変換などができるWindows用ソフトをレビューする機会をいただきましたので、実際に使ってみた感想をお伝えしていきたいと思います。
WonderFox HD Video Converter Factory Proは、
- 動画の形式を変換したい
- 動画のトリミングなどちょっとした編集がしたい
- Youtubeなど動画共有サイトからのダウンロードしたい
- デスクトップを録画したい
- GIFを作成したい
動画にまつわる、こんな”やりたい”が全部解決できるソフトです。
動画の変換をする
動画の形式が変換できるというのが、このソフトのメイン機能かと思います。
動画の形式については、100以上のプリセットが設定されています。4K/HDへのアップスケーリングだけではなく、必要に応じてウェブ用などに圧縮することもできるので、どちらにも対応できるソフトです。
「MacやiPhoneで撮影・編集したmovファイルがWindowsで再生できない!」なんてこともたまにありますが、そういう時にも便利に使えます。
そして、手元にある動画がSD動画だったとしても、4K/HDなどへ動画品質を向上させること(アップスケーリング)ができるというのも大きな特徴になっているのではないでしょうか。
また、携帯端末の種類などに合わせて変換できるプリセットが、あらかじめ300以上設定されています。ほとんどすべての携帯端末が網羅されているのではないでしょうか。
それでは、動画変換の方法です。起動時のトップ画面はこんな感じです。ポップで可愛いですね。
動画変換の場合は、「変換」に進みます。
ビデオ変換器という画面に遷移しますので、変換したい動画をドラッグアンドドロップで読み込みます。
するとリストに表示されます。
右側のメニューでパラメータ設定などができるようになっています。
リスト表示したとき、いくつかのメニューが表示されて簡単な編集もできますので、一つずつ確認してみます。
ハサミマーク
最初はハサミのマークです。
これは動画のトリミングを行います。
回転マーク
続けて回転マークは、動画の回転・反転をします。
上下反転させてみました。
切り取りマーク
続けて切り取りマークです。
動画を範囲指定して切り取ります。
明るさマーク
動画の明るさなど画像処理を行うマークです。
明るさ、コントラストだけでなく、モザイク・単色など様々な加工ができます。
ウォーターマーク
最後がウォーターマークです。文字やアイコンを動画に追加できます。
今回は試しにひらがな4文字と、右上に見覚えのあるマークを追加してみました。
テキストの色など任意に変更できます。
画像ウォーターマークは任意のものも設定できますが、たくさんのマークがデフォルトで入っていました。
編集が終わったら、右下の「確定」ボタンで編集内容を確定させます。
そしてビデオリストの画面に戻り、右下の「変換」を押せば、動画の変換が始まります。
動画サイトからダウンロードする
Youtube を始めとした動画サイトから、お気に入りの動画をダウンロードすることができます。トップ画面のメニューから「ダウンロード」を選択します。
すると、ビデオのダウンロードという画面に遷移しますので、「+新しいダウンロード」へ進みます。
そして、動画共有サイトから任意の動画のURLをコピーして、そのURLを「リンクの貼り付け」という欄にペーストして、分析します。
分析が終わると、下記のような画面になります。動画タイトルや時間などの情報、ダウンロードする形式などが選択できます。
任意のサイズを指定して、「確定」を押します。
すると、ビデオのダウンロード画面に戻り、先ほどの動画がリストに追加されていますので、「ダウンロードを開始」に進みます。
ほどなくして、ダウンロードが完了し、出力フォルダとして指定しているフォルダにビデオが保存されました。
画面のキャプチャ動画を撮る
画面のキャプチャを簡単に撮ることができます。トップ画面から「録画」ボタンを押すと「スクリーン録画」の画面に遷移します。
そして録画する画面のサイズが、「全画面」か「ウィンドウモード(範囲指定)」かを選択します。「ウィンドウモード」を選択すれば、表示しているウィンドウに合わせて録画することもできますが、ドラッグアンドドロップでも範囲指定をすることができました。
範囲を指定してOKしたら、「REC」ボタンを押すとカウントダウンが始まり、5秒後から録画が始まります。
実際にキャプチャ録画をした時の様子をGIF動画にしてみました。
この5秒のカウントダウンが何気に結構良いです。他のキャプチャソフトは録画ボタンを押すとすぐに録画が始まるものが多いですが、5秒のラグがあるのでゆとりを持って操作を始めることができました。
動画をGIFにする
mp4などの動画をGIFに変換することができます。トップ画面メニューの「GIF製作」を選択します。
動画をGIFに変換するための画面です。この黒いエリアにGIFに変換したい動画をドラッグアンドドロップすれば追加する事ができます。
試しにGIFに変換してみます。右側のメニューで解像度・フレームレートなどの設定ができます。同時にトリミングもできました。
変換中(処理中)は、こんな画面が表示されています。
変換完了後、出力先フォルダに自動で保存されました。
スライドショー・画面分割動画を作る
メニュー画面の「ツールボックス」の中には、次の4つのメニューがありました。
- 写真は動画に変更は「スライドショー」の作成です。
- スクリーン分割ツールは動画2つや3つを一つの画面で同時再生するような変換ができます。
- ベルツールは着メロが作れます。
- 字幕エクスポートは動画から字幕を抽出できるようです。
下の2つはあまり使う機会がなさそうだったので、上の2つを試してみました。
スライドショー
ではスライドショーを作成してみます。「写真は動画に変更」という不思議な日本語になってしまっていますが、要はスライドショーでした。
ここに任意の画像を追加します。右側のメニューで設定をした後、「動画を作成」を押します。
画像の枚数にもよりますが、ほどなくしてスライドショーが出来上がりました。
無料版だと、左上にウォーターマークが入ります。
スクリーン分割ツール
スクリーン分割ツールを使うとどんな感じになるのか試してみました。
左側にテンプレートが用意されていて、この通りに動画を分割することができるようです。
「動画追加1」「動画追加2」に動画をそれぞれ追加して、「動画を作成」に進むと作成できました。
具体的にどんなシーンで使うのかはイメージがわきませんが、こんな機能も簡単にできるのですね。こちらも無料版では左上にウォーターマークが入ります。
無料版と有償版の違い
WonderFox HD Video Converter Factory Proは無料でダウンロードできるのですが、有償版を購入すると、全ての制限がなく使用できるようになります。
無料版の使用制限は、下記のようになっています。
- 変換できるビデオの時間が5分まで
- 動画サイトからのダウンロードは5回まで
- 録画、編集などは5回まで
- GIF動画の作成時に「透かし」が入る
などなど。
とりあえず、最初は無料で使ってみて、良さそうだったらライセンスを購入してください。
尚、無料版で操作を試している時、実行しようとしたらこんな画面が表示されるかもしれません。
その場合は、画面下部中央のカウントダウンが終わると「やってみる」というリンクが出てきますので、それをクリックすれば先に進むことができます。
インストール方法
それでは最後に、WonderFox HD Video Converter Factory Proを使ってみようと思った方のために、インストール方法を掲載しておきますので、参考にしてください。
まずはこちらの公式サイトに行きます。
「無料ダウンロード」に進むと、インストーラーのダウンロードが始まります。
ダウンロードしたインストーラーをダブルクリックして、インストールを始めます。
言語を選択してください。
セットアップウィザードが立ち上がったら「次へ」進みます。
ライセンス契約が表示されますので、一通り目を通して問題なければ「同意する」に進みます。
インストール先を選択して「インストール」します。インストール先は、特にこだわりが無ければ設定を変えずに進めて問題ありません。
インストールが始まります。パソコンの性能によっては少し時間がかかるかもしれません。
インストールが完了します。
インストールが完了すると、勝手にインターネットブラウザが立ち上がって、こんなページが表示されます。
これは広告なので、そのまま閉じてしまっても大丈夫です。
以上でインストールが完了し使用できるようになります。
ちょっと日本語がおかしくなってしまっているところもあるので、気になる方もいそうですが、意味はわかるので許容範囲かなとは思います。
WonderFox HD Video Converter Factory Proは無料でお試しできますので、まずは気軽に試してみてください。
WonderFox HD Video Converter Factory Pro公式サイト