Windows10には、標準でデスクトップの録画ができる機能「Xbox Game Bar」が備わっています。スタートメニューにも登録されていますし、キーボードの「Windowsキー」と「Gキー」を同時に押すと起動します。
しかし、これが意外と使えないことが多いです。私の手元にある2台のパソコンではどちらも使うことができませんでした。
なので、別のフリーソフトを入れて使うことにしました。
それが今回紹介する「Screen To Gif」です。
無料で使えることはもとより、多くの機能を兼ね備えていて、とても便利です。そして、パソコンにインストールしなくても使える「ポータブル版」があるところも良いですね。
Scree To Gifの使い方など
「Screen To Gif」は、シンプルかつ分かりやすいGUIです。レコーダー、WEBカメラ、ボード、エディターと4つのボタンが配置してあります。
デスクトップ録画をするのであれば、「レコーダー」を起動します。
レコーダーを起動した画面
レコーダーはデスクトップの動きを動画で録画することができます。個人的にはこれが使いたい機能です。
試しに録画してみました。
ScreenToGifのウィンドウ内が録画されるので、枠を録画したいサイズに合わせます。準備ができたら「録画ボタン(またはF7キー」を押してスタートします。
ウィンドウ右下のボタンは、左から順に
- ウィンドウに吸着する(このマークをドラックアンドドロップしたウィンドウのサイズに自動で合わせてくれます)
- オプション(各種オプション設定の画面を開きます)
- fps設定(1~60まで設定できます)
- 録画するウィンドウのサイズ(数値指定・ドラッグ移動も可)
- 録画ボタン
- 停止ボタン
となっています。
録画が終わったら「停止ボタン(またはF8キー)」を押して停止します。
するとエディターの画面が表示されます。
ここでも、かなりたくさんの追加編集をすることができますが、今回はこのまま進めます。
ファイルのタブに移り「名前を付けて保存」を選択し、保存場所・ファイル名などを決めて保存をします。
実際に録画してみたGIFファイルがこちらです。
クリックした箇所が黄色く反応しているのがわかるでしょうか。やっぱり動画は伝わりやすいですね。
今回は30fpsを設定しています。ScreenToGifを最初に立ち上げた時の設定では15fpsですが、ちょっと動きがカクカクしてしまいます。fpsを最大の60に設定すればもっと滑らかな画像になりますが、今度は画像の容量が大きくなってしまいますので、トレードオフでどちらが良いかを考えて設定すると良いかと思います。
fpsはフレームレートを表す単位です。1秒間あたりに表示する静止画(コマ)の数を示します。15fpsであれば1秒間に15枚、60fpsであれば一秒間に60枚の静止画をそれぞれコマ送りしている状態です。
その他の機能も確認してみます。
WEBカメラを起動した画面
パソコンに接続されているWEBカメラの映像を録画します。
カメラがつながっていない状態で起動したら、こんな画面になりました。
ボードを起動した画面
ボードはホワイトボード機能です。起動すると自動録画モードになって、ホワイトボードに記入をすると勝手に録画してくれます。
実際にボードレコーダーで録画したGIF動画がこちら。30fpsで設定しています。
エディターを起動した画面
エディターでは、かなり自由度が高く録画した動画を編集することができます。エディター画面を一通り画像で紹介だけいたします。
- ファイルタブ
- ホームタブ
- 再生制御タブ
- フレーム操作タブ
- 画像編集タブ
- トランジションタブ
- 統計タブ
かなりたくさんの編集機能が備わっていることがお分かりいただけましたでしょうか。
オプション設定
オプションもかなり色々といじれるようになっていますが、基本的にはそのままの設定で問題なく使うことができます。私は特に何も変更していませんので、説明は省略させていただきつつ、画面だけご覧ください。
- アプリケーションのオプション設定
- レコーダーのオプション設定
- エディターのオプション設定
- 自動化タスクの設定
- ショートカットキーの設定
- 多数の言語が設定可能
- 一時ファイルに関する設定
- アップロードに関する設定
- 外部ツールの設定
- フリーソフトですが、寄付ができます。
- ソフトのバージョン等の詳細
ダウンロードとインストール
こちらの公式サイトから、最新版をダウンロードします。
私は、ポータブル版(インストールしなくても使える)の方が好きなので、そちらをダウンロードしました。インストールして使いたい場合は、インストーラー版をダウンロードしてインストールしてください。
ポータブル版で説明します。
ダウンロードしたZIPファイルを、右クリックから「すべて展開」します。
展開すると、こんなexeファイルが一つだけ入っています。
「ScreenToGif.exe」をダブルクリックで実行します。セキュリティの警告が表示されるかもしれませんが、実行していただいて大丈夫です。
「このファイルを開く前に常に確認する」のチェックを外しておくと次回以降はセキュリティの警告が表示されなくなります。
するとすぐに起動して、使い始めることができます。
という事で、今回は簡単にデスクトップ録画ができる「ScreenToGif」を紹介しました。