nura社から発売された完全ワイヤレスイヤホン「nurabuds2」を購入したのでレビューしてみたいと思います。nurabuds2は「Nuraユーザー200万人の聴覚プロファイルに基づいて、イコライジングや手をかけることなく、誰にとってもベストな音になる様にチューニングされた完全ワイヤレスイヤホン」という特徴をもつワイヤレスイヤホンです。
nurabuds2の外観
それではまずはnurabuds2の外観からチェックしていきます。イヤホン本体はこの様な形状です。丸みを帯びたデザインでハウジング部は比較的小さめ。音道管が斜めに出ていて、これが耳によくフィットする形状です。
ハウジング部のくぼみは、充電ケースにしまった時にコネクタと接続される部分です。
音導管の形状が丸ではなくて、細長く丸い形状をしているのは面白いなと思います。
充電ケースはこんな感じです。ケース自体はブラスチックですが、nuraのロゴが刻印されていてカッコいいです。
充電ケースを開けたところ。
このケースが小さくて持ち運びにも邪魔になりません。後ほど採寸した画像をご紹介します。
nurabuds2の特に良いところ5つ
nurabuds2を使ってみて、特に良いと思ったポイントを5つピックアップします。
1:nurabud2は音質が良くて満足度が高い
NuraBudsは、200万人以上Nuraユーザーの聴覚測定データベースから導き出された誰にとっても良い音がデフォルトで設定されています。実際にイヤホンを装着して音楽を再生してみると、どっしりとしっかりした低音、ボーカルが抜けてくる中音、耳に刺さらない高音と、比較的全体をフラットに慣らしつつ、多くの人が気持ち良いと感じるようにバランス重視で設計されているように感じます。
アプリを使って好みの反響を調整できる
nurabuds2のアプリを使うと「反響モード」を調整することができます。
この調整をすることで、耳の中での反響具合を好みにあわせることができます。個人的には「+1」がちょうどいい感じでした。
2:nurabuds2は軽くて装着感がとても良い
二つ目の良いところは、本体の軽さと装着感の良さです。イヤホン本体の重量が4.2gと軽量なこと、独特の形状をしているハウジングの内側や音導管の設計などにより、フィット感がとても良いです。そのため、長時間使用していて耳が痛くなるようなこともありませんし、音質もナチュラルなので聞き疲れすることもありません。
3:nurabuds2はケースも小さくて持ち運びに邪魔にならない
3つ目の良いところは、本体だけでなくケースが小さく、重量も18.1gと軽量で、持ち運びの邪魔にならないと言うことです。ジャケットやズボンのポケットに入れておいてもほとんど気になりません。
手持ちのゼンハイザーモメンタム2(比較的ケースが大きいイヤホンですが)と比較すると一目瞭然です。
定規を当てて実寸しました。横幅は約60mm。
高さは約30mm。
奥行きは約25mm。非常にコンパクトです。
4:nurabuds2は片耳でも使用できる
4つ目は片耳使用ができるところです。周りの音を聞きながらの「ながら聞き」をしたい時に片耳使用することがありますが、ほかのイヤホンだと意外と片耳使用ができないことがあります。その点、nurabuds2は片耳使用が可能となっています。
5:nurabuds2はノイズキャンセリング機能も良い
そして5つ目はアクティブノイズキャンセレーション機能です。外部の騒音を最大限に遮断して、動画や音楽などの世界に没頭することができます。
外音取り込み機能も優秀です。
ソーシャルモードという外音取り込み機能もついています。オンにすると音楽のボリュームがやや小さくなり、周りの音がよく聞こえる様になります。
nurabuds2の残念なポイント2つ
上記の通り、基本性能や音質に関してはとても良いワイヤレスイヤホンだと思います。しかし、個人的にnurabuds2には2つの大きな残念なポイントがありますので、正直にお伝えします。
1.ケースから取り出しにくい
ひとつは、イヤホン本体を充電ケースから取り出しにくいところです。イヤホン本体(ハウジング部)が外側に向かって小さくなる形状をしていて、指に引っ掛けるところがありません。また、充電部のマグネットもほかのイヤホンに比べて割と強めな気がします。そうしたことも相まって、イヤホン本体をケースから取り出しにくいです。
私はこれまでたくさんの完全ワイヤレスイヤホンを使ってきましたが、この取り出しにくさは過去1・2を争います。私の指が乾燥していてつまめないのかもしれませんが、音質や装着感が良いだけにとても残念です。
2.イヤホン本体をケースにしまう時に大きめの音がなる
もうひとつの残念なポイントは、イヤホン本体を充電ケースにしまう時に「ピッ」という音がなることです。しかもちょっと大きめの耳につく音が鳴るのです。電車の中で、会社で、イヤホンをしまった時にピッと音がなり、近くの人の視線を集めてしまったこともあります。どうしてこんな仕様にしてしまったのでしょうか。残念です。
nurabudsをおすすめな人
ここまで、nurabuds2を実際に使ってみて感じた良いところを5つ、残念なところを2つほどピックアップしてレビューしました。
総合して、nurabuds2はこんな人におすすめできます。
- 小さくコンパクトで持ち運びに便利なイヤホンが欲しい方
- 装着感がよく、長時間使用していても苦にならないイヤホンが欲しい方
- イコライザーであれこれ設定しなくてもすぐにいい音で聴きたい方
- ノイズキャンセリング機能が付いていて、片耳でも使用できるイヤホンが欲しい方
以下では、nurabudsの付属品、商品のスペックなどを紹介いたします。
nurabuds2のパッケージと付属品
nurabuds2のパッケージと付属品です。まず外箱ですが、とても小さくデザインもスタイリッシュかつシンプルです。
外箱から中の小箱をスライドさせて取り出し、蓋を開けるとこんな感じで本体が収められています。
内箱に超簡単な使用方法が書いてありますが、見るまでもないかもしれません。
付属品は充電用USBケーブルとイヤーピースのみと、とても質素です。イヤーピースは本体にMサイズが装着されていて、ほかにはSサイズとLサイズが同梱されています。
nuraってどんなメーカー
「nura」は2016年に医師でありヒアリングサイエンティストのDr. Luke Campbellと、エンジニアであるDr. Dragan Petrovicによって設立されたブランドです。日本では、株式会社プリンストンが取り扱いをしています。
「nura」は個人それぞれの聴覚感度を自動で測定します。スマートフォン専用アプリで反響レベルを調節することができ、音波を放出し、内耳から跳ね返った音を、搭載しているマイクロフォンによって検出し、自動的に独自の聴覚プロファイルを作成します。
それにより、一人一人が聞こえている音の周波数を学習し、パーソナライズ化した最も心地良い“音”をお届けします。たとえば、好きな歌手が、“あなたの目の前で”歌っているかのような、究極の臨場感を体験することができます。
参考サイト:プリンストン
nurabudsの製品スペック
最大再生時間 | 16時間(イヤホン本体4時間/ケース12時間) |
ANC(アクティブノイズキャンセリング) | ◯ |
防滴規格 | IPX4 |
Bluetooth Ver. | 5.2 |
重量 | イヤホン本体4.2g(片耳)/ケース18.1g |