2020/10/30に発売されたモトローラの新しいSIMフリースマートフォン「Moto g9 Play」と「Moto g Pro」の違いについてまとめてみます。
Moto g9 PlayとMoto g Proスペックのスペック比較表
それでは、Moto g9 PlayとMoto g Proのスペックを表で比較してみましょう。主に違う箇所を色付けしています。
Moto g9 Play | Moto g Pro | |
ディスプレイサイズ | 6.5インチ、1,600 x 720 (HD+) 20:9 IPS液晶 | 6.4インチ 1,080 x 2,300 (FHD+) 19:9 |
OS | Android 10.0 | Android 10.0 |
メモリ容量 | 4GB | 4GB |
ストレージ | 64GB | 128GB |
SoC | Snapdragon SD662 オクタコアCPU | Snapdragon SD665 オクタコアCPU |
カメラ | 4,800万画素メイン 200万画素マクロ 200万画素深度センサー+800万画素のインカメラ |
4800万画素メインカメラ 200万画素マクロ 1600万画素 117°の広角アクションカメラ+1600万画素のインカメラ |
バッテリー | 5,000mAh | 4,000mAh |
サイズ | 高さ165.21mm x 幅75.73mm x 厚さ9.18mm | 高さ158.55mm x 幅75.88mm x 厚さ9.2mm |
重量 | 約200g | 約192g |
カラー | サファイアブルー フォレストグリーン |
ミスティックインディゴ |
Wi-Fi | 2.4GHz/5GHz | 2.4GHz/5GHz |
Bluetooth | 5.0 | 5.0 |
インタフェース | USB TYPE-C イヤホンマイクジャック |
USB TYPE-C イヤホンマイクジャック |
SIMタイプ | DSDV;デュアルSIMデュアルVoLTE | DSDV;デュアルSIMデュアルVoLTE |
センサー | 指紋認証 加速度計 ジャイロスコープ 近接センサー 環境照度センサー |
指紋認証 加速度計 ジャイロスコープ 電子コンパス 近接センサー 環境照度センサー |
Motoアクション | カメラ起動 LEDライト点灯 持ち上げて着信音停止 伏せて置いて無音化 メディアコントロール 3本指でスクリーンショット スクリーンショットエディター |
カメラ起動 LEDライト点灯 片手操作切換 持ち上げて着信音停止 伏せて置いて無音化 メディアコントロール 3本指でスクリーンショット スクリーンショットエディター |
価格(定価) | \24,800 | \35,800 |
やはり基本性能に1万円分の開きがあります。主な違いは、SoC・ストレージ容量・カメラ・バッテリー・ディスプレイサイズです。そのほかにも若干の細かな仕様の違いが確認できます。ディスプレイサイズについては大小どちらが良い・悪いということではなく、より大画面が必要かどうかになります。バッテリーがMoto g Proの方がやや少ないですが、それでもよほどヘビーに使わない限りは、1日持たないというほどのことはありません。
Moto g9 Playの最大の特徴は大容量バッテリー
スペック上ではMoto g Proに見劣りしてしまうMoto g9 Playですが、2万円台前半という価格ながら、よほど重たいゲームなどをしない一般的な軽いスマホ使用であればとくにストレスになることはないでしょう。そして、Moto g9 Playの最大の特徴は、5,000mAhの大容量バッテリーを搭載しているということでしょう。1回の充電で2日以上は十分に使うことができますね。
例えば最新のiPhone12(ディスプレイ6.1インチ)のバッテリー容量は「2,775mAh」ですので、その倍近い容量のバッテリーを搭載しています。逆に、重量ではiPhone12が162gなのに対して、Moto g9 Playは200gということで、若干重くなっています。
また、2万円代前半の販売価格にもかかわらず、4,800万画素メインカメラ+200万画素マクロカメラ+200万画素深度センサーカメラを搭載したトリプルカメラシステムになっています。また、AI機能を搭載しているので、静止画と動画の撮影シーンに応じて、撮影モードや設定を自動で最適化してくれます。
Moto g Proの最大の特徴はスタイラスペン
Moto g Proは必要以上の過剰なスペックを上乗せせず、しっかりと使える基本性能を備えたスマートフォンと言えるでしょう。そして、2年間のAndoroidの月次アップデート保証もついているので、セキュリティ的にも安心して使えるスマートフォンです。そして、Moto g Proの最大の特徴は、このスタイラスペンが付いているということでしょう。
ちょっと手書きメモをとったり、撮った写真に書き込みをしたり、指ではなかなかできない細かな操作も可能になりますね。
ただしこのスタイラスペンは、あくまでMoto g Pro専用のスタイラスペンでしかありません。Galaxy Noteに付属しているSペンやApple Pencilのようないわゆるデジタイザーとしての機能はなく、指の代わりに使えるというだけのものでしかありません。残念ではありますが、3万円代という価格を考えれば十分ではないでしょうか。
このMoto g Pro専用のスタイラスペンは本体に収納できるようになっているところも良いですし、スタイラスペンを引き出すと専用のランチャーが自動的に起動するようになっていて、使い勝手も考えられています。
Moto g9 PlayとMoto g Proの違いのまとめ
「Moto g9 Play」は、2万円代前半という低価格でありながら、6.5インチ大画面、トリプルカメラ、大容量バッテリーを搭載し、DSDVにも対応しているなど、Moto g9 Playはとても魅力的な端末になっています。
一方の「Moto g Pro」は、やはり一番の特徴はスタイラスペンが付属しているということ。3万円台という手ごろな価格で、普段使いに問題のないスペックで、2年間のアップデート保証もついているので、セキュリティ的に安心して使える端末です。
モトローラのスマートフォンは、Google社によって検証された⾼い企業要件を満たしている「android enterprise 推奨」です。余計なアプリや広告が出ることもないので安⼼して使うことができるのも大きな魅力です。