有効求人倍率とハローワークの活用方法について

近年では、転職のために求人の募集情報を得る方法として、求人情報誌を見たり、ネットの転職サイトを検索する方法が一般的ですが、ハローワークの求人募集情報も、大変有用です。

ハローワークは求人情報サイトには無い情報がある

ハローワークは、まだインターネットが整備されていなかった頃から、求人募集や退職後の諸手当などを扱ってきた実績がある公的機関です。

もしかするとハローワークというと少し古いようなイメージもあるかもしれません。ですがハローワークのネット化も進んでおり、情報サイトに劣らない求人情報を有しています。

また、ハローワークは企業が求人情報を掲載する際に費用が発生しません。ですから、中小をはじめとして、起業して間もないベンチャー企業から大手企業まで、様々な求人情報が確認できます。

また、ハローワークは求人募集が終了すると掲載も終了になりますので、比較的「旬」な情報を見る事ができます。

広く求人情報を集めることが大事

求人情報のチェック時にもっとも重要なことは、情報を得る手段です。

一つの求人情報サイトをチェックすれば事足りると思いがちですが、求人募集サイトもいろいろとあり、すべてに同じ求人が出ている訳ではありません。

複数の求人情報サイトに登録をすることで、どこに自分の求める求人があるかを探すことも可能になります。

求人情報の募集要項にじっくり目を通しながら、これはと思ったものがあれば積極的に応募しましょう。

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有効求人倍率が低い時は絞り込みすぎない

また、求人情報を探している段階では、応募前から求人を絞り込みすぎず、事前にふるい落としすぎないようにします。

今は、残念ながら有効求人倍率も低い状況です。一件の募集に対して、多くの人が集まって競争せざるをえないのが実情です。

有効求人倍率とは、求職者一人あたりに何件の求人があるかを示すもので、2020年7月時点では「1.07」となっています。

参考:独立行政法人労働政策研究・研修機構

求人の絶対数が少なく、なかなか採用が決まらない現在の情勢では、少しでもいいと思った求人募集はどんどん応募することがおすすめです。

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有効求人倍率を見る時の注意点

ちなみに、有効求人倍率はハローワークにおける求人、求職、就職の状況を取りまとめた指標であり、ハローワーク以外の数値は関与していません。

また、正社員以外(パートタイムを除く、派遣労働者や契約社員)の求人数も含まれていますので、それも念頭に置いて参考にするように注意してください。

参考:厚生労働省

 

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