フォルダ階層を調べるために使うコマンド”tree”ですが、ネットワーク上のフォルダで使うときには、ひと手間必要です。コマンドプロンプトでネットワーク上のフォルダに入れるようにする必要があります。
まずはネットワークドライブの割り当て
ネットワーク上のフォルダにコマンドプロンプトで入れるようにするには、「ネットワークドライブの割り当て」を行います。
コマンドプロンプトを起動して、
と入力して、ネットワークドライブを割り当てます。今回は、IPアドレスが「¥¥192.168.2.xxx」にある、「¥△△△」という名前のフォルダをネットワークドライブ「Z」に割り当てました。
無事に割り当てられると、コンピューター上に「ドライブ(Z:)」として表示されます。
割り当てたドライブに移動します
続けて、今割り当てた(Z:)ドライブに移動します。
と入力して、(Z:)ドライブに移動します。
/d ・・・ ドライブを移動する(今回であればCドライブからZドライブに移動)
treeコマンドを実行します
無事にネットワークドライブに移動する事ができたら、早速treeコマンドを使います。
/f ・・・ 各フォルダーのファイル名を表示
/a ・・・ 拡張文字ではなく、ASCII 文字で表示
すると、コマンドプロンプト上にズラーッとネットワークフォルダの階層とファイル名が表示されまていきます。
しかし、コマンドプロンプト上ではなかなか使い勝手が悪いので、これをテキストデータとして書き出します。
テキストデータとして書き出します
今回は、ドキュメントフォルダに「tree.txt」という名称で、新規にファイルを作成しました。
とすると、指定した場所に、指定した名称でデータを書き出します。今回は容量が大きいので数分間がかかりましたが、無事にテキストデータを書き出す事ができました。
これで、ファイルやフォルダの検索も素早くできて、便利です。
ネットワークドライブの割り当てを解除します
テキストデータの書き出しができたら、最後はネットワークドライブの割り当てを解除しておきます。
まずは、とりあえずZドライブからCドライブに移動します。
そして、ネットワークドライブの割り当てを解除します。