今や日常的に行われる事が多くなったZOOMをはじめとしたオンライン会議やオンライン授業。ZOOMなどのソフトにはそれぞれ録画機能が備えられていて、発信者側で録画をして後日配信してくれることもありますが、全てがすべて配信してくれるとは限りません。
しかし「セミナーや授業などで行われたビデオ会議の動画を録画して、後で自分でもう一度見直したい」というケースもあるのではないでしょうか。
また、「パソコンの画面を録画してマニュアルとして使いたい」そんな要望もあると思います。そこで今回は、パソコンの画面の録画がとても簡単にできる録画ソフト「EaseUS RecExperts」を紹介します。
EaseUS RecExpertsで実際にパソコンの録画してみた動画がこちらです。
カクツキもなく、スムーズに録画されていることがわかります。
EaseUS RecExpertsは一般的なパソコンなら使用できる
Windowsでは標準で画面を録画する機能「Xbox ゲームバー」という機能があります。「Windowsキー」+「Gキー」の同時押しで起動する事ができ、画面の録画ができます。しかし、この機能を使うためには搭載していないとならないグラフィック機能などに一定の要件があり、パソコンのスペックによっては実は使えないというケースもあります。
Windows でのキャプチャに関するハードウェア要件使用しているビデオ カードにかかわらず、Windows 10 および Windows 11 を実行するすべての PC でゲームのスクリーンショットをキャプチャすることができます。しかし、ゲーム クリップをキャプチャするには、PC のビデオ カードが以下のエンコーダーのいずれかに対応している必要があります。
- Intel Quick Sync H.264 以降
- NVIDIA NVENC
- AMD VCE
EaseUS RecExpertsの場合、比較的動作が軽く、録画設定にもよりますがそこまでハイスペックなパソコンである必要がありません。現在普通に市販されている程度のスペックがあれば十分に使えます。
ZOOMの画面録画ができる
EaseUS RecExpertsを使ってZOOMの画面録画をすれば、自分のパソコン上に表示されているものを録画するので、一度きりのセミナー動画、学校の授業など後で見直したい動画を自分用に保存しておくこともできますね。相手にはこちらが録画していることもわかりませんので気兼ねなく録画する事ができます。
他にも、YouTube、Vimeo、ニコニコ動画などの動画サービス、その他のサブスクリプション動画配信サービスで配信されている動画、はたまたパソコンゲームの画面まで録画する事ができるようです。
EaseUS RecExpertsの使い方
EaseUS RecExpertsは操作画面(ユーザーインターフェース)がとてもわかりやすくなっているので、特に説明を見なくても感覚的にすぐに使いこなす事ができると思います。
下の画像はエリアを指定して録画をするときの画面です。オレンジの点線で囲まれた範囲の録画をすることができます。枠線の上には現在の画像サイズや「スタート」「ストップ」「スクリーンショット」のそれぞれショートカットキー操作のアイコンが並んでいます。
枠線の下側がメインメニューです。
- フルスクリーンを録画します
- エリア → 範囲を指定して録画します
- オーディオを録音します
- WEBカメラの映像を録画します
この4つから録画したい内容を選択して、右側のRECボタンを押す事で録画でき、録画中は下記のような画面になります。
EaseUS RecExpertsの便利な機能
EaseUS RecExpertsの便利な機能その1:自動分割
事前に設定しておけば自動分割しながら録画ができます。一定の時間になったら分割する事で、録画したひとつひとつのデータのファイルサイズを小さく抑える事ができます。
EaseUS RecExpertsの便利な機能その1:自動停止
自動停止機能を使えば、終了時間を設定して録画することができます。終了が決まっている配信などがあれば、その時間に合わせてタイマーで停止する事ができます。
EaseUS RecExpertsの便利な機能その1:タスクスケジューラー
タスクスケジューラーがあります。開始と終了が決まっている配信や定期的に行われる配信等、録画開始~終了までスケジュールを設定しておけば、自動で行うこともできてとても便利です。
EaseUS RecExpertsの設定
「設定」メニューでは、細かな設定ができます。
まず録画を始める前にアドバンスド設定の項目で「出力フォルダの保存先」は各自で設定しておいた方が良いでしょう。
ビデオの項目では、画質やフレームレートなどの設定ができますが、実際に録画してみてから確認するのがおすすめです。
ちなみに、録画中に現在のデータ容量が確認できるところは便利で良いと思います。
オーディオ設定では、音声の出力形式やビットレートが選択できます。特にこだわりが無ければデフォルトのままで大丈夫です。
最後のアドバンスド設定では、録画する際にマウスカーソルを記録するかどうか、カウントダウンタイマーの設定、ショートカットキーの設定など、細かな項目がありますのでそれぞれ設定を行います。
EaseUS RecExpertsの録画データ
「録画ファイル」のボタンをクリックすると、録画したファイルが保存されているフォルダを開きます。
この画面の下にあるメニューから、録画したデータの簡単な編集をすることができます。
まずは、トリミングです。録画した動画をトリミングすることができます。
オープニングとクロージングのタイトルを設定することもできます。冒頭で紹介した実際の動画ではこのオープニングとクロージングのタイトルを挿入して作成しました。
録音した動画からオーディオを切り離すこともできます。
ここまで、EaseUS RecExpertsの基本的な使い方や便利な機能を紹介しました。ここからは実際に無料体験版をダウンロードしてインストールしていく手順について説明します。
EaseUS RecExpertsのダウンロードとインストール方法
EaseUS RecExperts公式サイトへ行き、無料体験へ進みます。
すると、自動的にインストーラーがダウンロードされますので、ダウンロードファイルをダブルクリックで起動し、「今すぐインストールする」に進みます。
右下の「カスタムインストール」をクリックすると、インストール先のフォルダや言語を選択することができますが、特にこだわりが無ければそのまま続けて大丈夫です。
すると、ダウンロード→インストールと自動的に進んでいきます。
インストールはすぐに終わりました。それだけ軽いソフトであるとも言えるでしょう。
「今すぐ始める」をクリックすれば、すぐにソフトが起動します。
EaseUS RecExpertsの価格と無料版/有料版の違い
EaseUS RecExpertsには無料体験版がありますが、無料体験版では録画時間も1分間だけですし、実際にはできることがかなり制限されてしまいます。
Pro版では、1か月ごと(\2,629)または1年ごと(\5,269)のサブスクリプション形式で購入するか、永久ライセンス(\9,229)を購入することもできます。まずは無料体験版を使ってみて良さそうだったら、購入を検討してみてください。