キーボードについている「ファンクションキー」を使っている人は意外と少ないんだそうです。今回は「F2」キーのExcelでの使い方とWindowsでの便利な使い方についてまとめておきます。
F2キーのExcelでの便利な使い方
ExcelでF2キーの使い道は、編集モードへの切り替えです。大雑把に言ってしまうと「マウスの左ダブルクリックとだいたい同じ」だと思ってもらってもいいかもしれません。
実際にやってみていただけるとすぐわかると思いますが、試しにこんな表があったとします。
数字や文字、関数などが入っているセルをマウスでダブルクリックすると編集モードに入ります。
編集モードに入ったかどうかは、Excelの画面左下が「編集」となりますので、すぐわかります。
マウスのダブルクリックとF2キーの大きな違いはカーソルの位置にあります。マウスのダブルクリックで編集モードに入ると、カーソルはダブルクリックした位置になります。
一方でF2キーで編集モードに入ると、入力されている値の最後にカーソルが来ます。関数なら関数の一番最後にカーソルが来ます。
状況によって、どちらが便利か変わってくると思いますので、使い分けられるようになるといいですね。
編集と入力の微妙な違い
値が入力されていないセルでマウスをダブルクリックすると、今度は「入力」というモードになります。
編集モードと入力モードの大きな違いは、「セルの移動」にあります。
例えば、入力モードの途中でキーボードの矢印キーを押すと、選択されているセルが移動します。
一方で、編集モードの途中でキーボードの矢印キーを押すと、セル内でカーソルが移動します。
実際に使ってみるとよくわかります。どちらも使いますので、使い分けられるようになるといいですね。
F2キーのWindowsでの便利な使い方
Excelでの使い方が分かったところで、Windowsでの便利な使い方もあるので紹介します。
それは、ファイル名を変更するときに効果を発揮します。
通常はファイル名を変更するときは、ファイルを一度左クリックして、そのあと右クリックをして「名前を変更」を選択したり、あるいは左クリックを1秒くらい間隔をあけてダブルクリックする方もいるかもしれません。
それと同じことがF2キーを一回押すだけでできてしまいます。ファイルを選択したらF2キーを押すと、下の画像のようにファイル名の変更モードになります。
実は、ファイル1つだけではなくて、複数のファイルを一度に名前を変更することができます。変更したいファイルをまとめて選択してF2キーを押します。
すると、ファイル一つだけが名前の編集モードになりますので、任意の名前に変更します。
その状態でファイル名の変更を確定すると、選択したほかのファイルも同じ名前で末尾に(数字)がついて一気に名前を変更することができます。
慣れてくると、とてもよく使う機能(操作)です。覚えておくと時短にもなって便利ですのでおすすめです。