HP Pavilion 15-eg実機レビュー|タッチ液晶付きで初めてのパソコンにもおすすめ

今回はHPの15.6インチノートパソコン「Pavilion 15-eg」の実機レビューです。「高い基本性能と機能性を両立した、15インチ・スタンダードノートPC」という謳い文句の通り、パソコンに不慣れな方など誰にでもおすすめできる、使いやすいとてもベーシックなノートパソコンです。

今回レビューするモデルは、CPUに第11世代Corei7を搭載して、デュアルチャンネルメモリで16GB、ストレージはPCIe NVMe M.2接続の1TB SSDとかなりハイスペック。動画編集もできますし、ゲームも十分に遊べるだけの高性能モデルとなっています。

HP Pavilion 15-egの良いところ

画面タッチで直感的に操作ができる

タッチ対応のディスプレイで、画面をタッチしながら直感的に操作ができます。タッチパッドでも操作ができますが、タブレットのように画面で操作ができるので、画面を拡大したり、移動したりと、ちょっとした操作の時にとっても便利です。

画像引用元:HP公式オンラインストア

 

テンキー付きでタイピングしやすいキーボード

テンキー付きで、とてもベーシックな配列のキーボード。テンキーのキーピッチも比較的しっかりととられていて、とてもタイピングしやすいキーボードです。

バックライトもついていますが、明るいところでバックライトをつけるとキーボードの文字が暗く見にくくなるので、基本はオフがおすすめです。

 

指紋や汚れがつきにくく高級感のある本体

今回レビューするのはセラミックホワイトモデルです。この天板とキーボード面にはアルミニウム素材になっていて、指紋が付きにくく、引っかき傷にも強い、AED(アニオン電着塗装)加工がされています。

この「白」の綺麗さがこのパソコンの大きな魅力の一つですので、綺麗なままでなるべく長く使っていきたいですね。

 

動画やゲームの世界に入り込みやすい綺麗な液晶

IPSディスプレイで視野角が広いことも特徴です。ベゼル(画面の縁の幅)が狭く、光沢(グレア)液晶となっているので、動画をみるときやゲームをするときにすごく綺麗で、その世界に入り込むことができます。

画像引用元:HP公式オンラインストア

 

HP Pavilion 15-egのちょっと残念なところ

360度開かないディスプレイ

ディスプレイはこの角度まで開きます。最近は360度開くタイプが増えてきたので、使うシーンによってはもう少し開いたら良いのにと思います。

電源コードが太い

バッテリーは45wです。アダプタ本体はコンパクトなのですが、電源ケーブルが太く、デスクトップパソコンと同じ程度ですので、これがもっとコンパクトになるか、アダプタ一体型になればもっと良いのにと思います。

HP Pavilion 15-egのスペック詳細

それではあらためて、今回レビューするraytrek X4-Tのスペック詳細です。

OS Windows 11 Home
CPU インテル Core i7-1165G7 プロセッサー
グラフィック インテル Iris Xe グラフィックス (プロセッサーに内蔵)
メモリ  16GB (8GB×2) DDR4-3200MHz (最大16GB)
ハードディスク 1TB SSD (PCIe NVMe M.2)
ドライブ なし
カードリーダー なし
通信 IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6)、 Bluetooth5.0
入出力 HDMI 2.0出力端子 ×1
SuperSpeed USB Type-A 5Gbps ×2
SuperSpeed USB Type-C 10Gbps ×1(Power DeliveryDisplayPort1.4、電源オフUSBチャージ機能対応)
ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート ×1
WEBカメラ HP Wide Vision HD Webcam (約92万画素)
ディスプレイ 15.6インチワイド・フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ (1920×1080 / 最大1677万色)
電源、バッテリー 45W スマートACアダプター
最大 8時間(リチウムイオンバッテリ)
その他 指紋認証センサー

CPU-Zで確認した画像はこちらです。

 

HP Pavilion 15-egの外観など

それではあらためて、HP Pavilion 15-egの外観を確認してみましょう。

まずは天板から。今回はセラミックホワイトモデルを使っていますが、とても綺麗な白です。アルミニウム素材で指紋や汚れがつきにくく加工されています。

本体裏面です。横長バータイプのゴム足が前後に2本付いています。

本体裏面の手前側にスピーカーが付いています。

本体を開いた状態です。

ディスプレイはこの角度まで開きます。少しリフトアップされて、キーボードに角度がついていることがわかります。

キーボードの配列はベーシック。キーピッチも確保されていてタイピングしやすいキーボードです。

キーボードのアップです。

キーボード下の右側み指紋認証センサーが付いています。

本体を閉じたときの前面です。

本体背面です。ヒンジにPAVILLIONのロゴが入っています。

 

HP Pavilion 15-egの入出力ポート

続いて、入出力ポートです。本体右側面は、電源ポート、USB-TypeA、セキュリティロックケーブル用スロットです。

本体左側側面はHDMI、SuperSpeed USB Type-A 5Gbps、SuperSpeed USB Type-C 10Gbps、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポートです。

HP Pavilion 15-egのサイズと重さ

本体サイズは以下の通りです。

  • 幅360mm
  • 奥行き234mm
  • 高さ17.9~20.0mm
  • 重量 約1.71kg

最近はベゼル幅が狭いモデルが増え、15.6インチディスプレイとはいえ比較的コンパクト。本体重量もたったの1.71kgで、持ち運びでも十分対応できる重さです。前モデルと比較してもコンパクトで軽量化されていることがわかります。

画像引用元:HP公式オンラインストア

 

HP Pavilion 15-egのベンチマークテストの結果

以下は主なベンチマークテストの結果です。

PC MARK10

パソコンの総合的な性能をチェックするためのベンチマークテスト「PCMARK 10」を実行したところ、総合スコアは「4844」でした。一般にこの数値が5000を超えるとハイスペックとされる事を考えると、ほぼハイスペックに近いスコアとなっています。

スコアの詳細をみると、基本性能を示すEssentialsが8931、ビジネス系アプリのパフォーマンスを示すProductivityが6683,、クリエイティブ系アプリのパフォーマンスを示すDigital Content Creationは5169と、全ての数値がとても高い結果となりました。

CINEBENCH R23

CINEBENCH R20の結果では、マルチコア「4168pts」、シングルコア「1428pts」MP Raito「2.92」となりました。CPU性能が高いことがよくわかります。

 

CPU-Z

CPU-Zを使用した、 Bench CPUの結果は、シングルスレッド580.7、マルチスレッド2706.9となりました。

 

ドラゴンクエストX ベンチマーク

ドラゴンクエストXのベンチマークテストを実行してみました。解像度フルHD1920×1080、グラフィック設定「最高品質」、フルスクリーンモードでスコアは10079で「すごく快適」となりました。

ファイナルファンタジーXV ベンチマーク

ファイナルファンタジーXVのベンチマークテスト結果です。解像度フルHD1920×1080、グラフィック設定「高品質」、フルスクリーンモードでスコアは4521で「普通」となりました。設定を少し落とせば十分に遊べる性能です。

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Markでストレージ速度を測定してみたところ、read3202.76、write1727.00という高い結果となりました。ストレージへのアクセスもとても速く、困ることは特段ないでしょう。

 

ベンチマーク結果を見ると、よほどヘビーなゲームや4Kの動画編集などを行わない普段使いであれば、これ以上の性能を求める必要のない、十分すぎる性能であることがよくわかります。

HP Pavilion 15-eg実機レビューのまとめ

と言う事で、HPの15.6インチノートパソコン「Pavilion 15-eg」の実機レビューをしました。今回レビューしたモデルは、CPUに第11世代Corei7を搭載して、デュアルチャンネルメモリで16GB、ストレージはPCIe NVMe M.2接続の1TB SSDとかなりハイスペック。軽い動画編集もできますし、ゲームも十分に遊べるだけの高性能モデルとなっています。

「高い基本性能と機能性を両立した、15インチ・スタンダードノートPC」という謳い文句の通り、パソコンに不慣れな方など誰にでもおすすめできる、使いやすいとてもベーシックなノートパソコンでした。また、15.6インチのタッチ液晶でテンキー付きなのに、本体重量は1.7kgと、持ち運びもできるというところもポイントですね。

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