Macでも十分に気をつけなければいけないウィルスを10種類リストアップします。みなさんちゃんと対策していますか??
これからあげる10種類を全部ひっくるめて「ウィルス」という呼び方をします。一口に「ウィルス」といってもその方法はたくさんあります。
この機会にぜひ覚えておいてください。
Macでも対策が必要なウィルス10種類
Macのウィルス1:マルウェア
ユーザーに対して、何らかの害を与える不正なプログラムの事。一言でマルウェアといってもその手口は様々なので、ウィルス全体を称してマルウェアという言い方をする事もあります。
悪意のある(malicious)ソフトウェアだからマルウェアと呼ばれています。
Macのウィルス2:アドウェア
広い意味では広告入りソフトウェアの事ですが、それ自体が悪いわけではありません。一部のソフトウェアではユーザーを騙して金品を奪い取る事があります。「今すぐメモリ容量のクリーンアップが必要です!」などと、ソフトウェアを買わせようとする広告もアドウェアですが、後を絶ちません。
無料のアンチウィルスソフトの体験版をインストールしたら、「不正なプログラムを検知しました。ただちに有料版を購入して削除をしてください」って誘導されるケース、ありませんでしたか?
Macのウィルス3:トロイの木馬
一見すると問題のなさそうな画像やアプリケーションを装っていて、インストールするとリモート機能などを利用して外部からシステム操作を行い、個人情報やログなどをぬきとるタイプのウィルスです。騙されてしまうと、管理者権限で操作されてしまうので、対策が難しい事も実情です。
Macのウィルス4:ランサムウェア
システムやアプリの画面操作を乗っ取る警告画面などを表示して、ファイルやパソコン本体を人質(?)にとり、身代金を要求するウィルスです。ウィルスというとイメージとちょっと違うかもしれませんが、ランサムウェアに感染してしまうと、そう簡単に解決できないケースもあり、かなりやっかいですので注意が必要です。
Macのウィルス5:バックドア
ハッキングによってシステムに不正に侵入した攻撃者が再びアクセスが可能なようにこっそりと設ける裏口の侵入路の事。システム開発者やアプリケーションの開発者、はたまた国家の情報機関などが意図的に設ける事もあるとか。
以前、FBIがiPhoneのロック解除をするためにバックドアを設けるようにアップルに要求した事は記憶にある方もいるかもしれません。
Macのウィルス6:キーロガー
スパイウェアの一種。タイピングのキー入力情報を外部に送信して、パスワードや個人情報を盗み取るウィルスです。
このウィルスに感染してしまうと、その後に作成した文書やメールの内容だけでなく、ショッピングサイトで入力したカード情報やパスワードなども盗まれてしまいます。SNSのアカウントが乗っ取られる事もあります。
Macのウィルス7:ブラウザハイジャッカー
ブラウザの設定を変えて、検索エンジンを変更したり、意図したものとは別のWEBサイトにリダイレクト(転送)させたりします。場合によってはポップアップ広告を無理やり表示させたりする事も。
「無料ソフトをインストールしたら、なぜかブラウザのトップページが変わってしまった」なんていうケースは、私の周りでも結構頻繁に起きていますが、これこそブラウザハイジャッカーの典型ですね。
Macのウィルス8:フィッシィング
金融機関やECサイト(WEB通販サイト)を装った偽サイトに誘導して、個人情報やクレジットカード情報を入力させて盗み取るウィルスです。アップルIDを入力させようとする偽のWEBサイトもありました。しかも一見すると、本物と見分けがつかないほど精巧に作られているサイトもあるので十分な注意が必要ですね。
ブラウザでフィッシングサイトブロック機能を備えているものが多いですが、それだけで必ずしも安全というわけではありません。
Macのウィルス9:ワーム
プログラム自身が自らを複製して、どんどん増殖していきます。そして感染を徐々に広げていくウィルスです。メールの添付書類から感染するケースが多いです。特にウィンドウズに多い傾向があります。
Macのウィルス10:不正アクセス
本来はアクセス権を持たないものが、他の人のIDやパスワードを用いてシステムなどに侵入し、個人情報収集、改ざんなどを行う行為。
日本では、不正アクセス禁止に関する法律もあって、刑事罰の対象となります。
Macウィルスの侵入経路は?
もっともわかりやすいところでは、メールの添付ファイルは未だにありますね。あとは不正なWEBサイトへアクセスさせて個人情報などをだまし取られる事も増えました。また、OSやアプリの脆弱性を悪用した攻撃も後を絶ちませんね。。。
残念ながら、これからも悪い事をする人はいなくならないと思うので、Macにもしっかりウィルス対策をしておきましょう。
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