約2年程使っていたIODATAのLANDISKですが、ある日突然起動しなくなりました。気づいたら電源が落ちていました。再起動しようとしても”キューン、キューン”と「ディスクが回ってすぐに止まる」という状態になってしまいました。
NASにまつわる、ちょっとした思い出話
以前、会社のNASが壊れた時、冷や汗かいて復旧業者にいくつか見積りとったことがありました。その時は1TBのNAS(RAID5)でおよそ100万円と言われました。
その時、結局どうしたかというと、「同じ型のNASを購入してきて、中のハードディスクを差し替える」という方法をとりました。結果、うまく行ってデータもそのまま、特に問題なく復旧できたということがありました。
それ以来、パソコンやNASなどの時にはハードディスク本体よりもハードディスクを使うための機器の異常を疑うようになりました。
そして今回もLANDISK(LANケーブルで接続している共有ハードディスク)が故障したのですが、もう慌てません。「きっとハードディスクは生きている」と信じて、中のハードディスクを取り出し→別の外付けハードディスクケースに入れるという手段をとりました。
結果、成功しました!
ということで今回は、「LANDISKからハードディスクを取り出して別の外付けハードディスクケースに取り付ける」作業を記録しておこうと思います。
まずはLANDISKからハードディスクを取り出します
写真←(白)LANDISK/写真→(黒)外付けハードディスク用ケース
まずは裏返して、裏面についてるクッションを剥がします。両面テープでついていましたので、ベリベリと剥がしました。
ネジが4箇所とまっていますので、このネジを外します。
普通のプラスドライバーで外れました。
ネジが外れたらカバーを外します。基盤・ハードディスクなどが壊れないように、そっと。とは言っても、ある程度は力を入れないと外れないですが(-。-;
続けて、ハードディスクをそっと外します。
着いていたハードディスクはTOSHIBA製でした。
外付けのハードディスクケースに取り付けます
次に、外付けのハードディスク用ケースにハードディスクを取り付けていきます。
カバーを外して、コネクタの向きを確認したら、奥までしっかりとハメます。
ハードディスクの種類
ちょっと話が横にそれますが、2.5インチハードディスクには厚みが2種類あるのはご存知ですか?
7mmと9.5mm
の厚みがあります。ケースを買うときはサイズを合わせて買う必要があります。7mmのケースに9.5mmのハードディスクを取り付けても蓋が閉まらない事は想像できると思います。逆に、9.5mmのケースに7mmのハードディスクを入れると、とりあえずはハマりますが、すぐに接続部分が外れたりちゃんとケースに収まらない可能性がありますので、購入の際はちゃんとハードディスクのサイズ(厚み)を考えましょう。
今回のIODATAのLANDISKの場合は9.5mmのハードディスクでした。
7mmのハードディスクと並べてみると、こんな感じ。これだけ高さが違います。ただし、コネクタの形状(端子)は同じです。
今回、並べてみたのは、昔のMacBookProに入っていた250GBのハードディスクです。アップル製品のハードディスクにはおなじみのリンゴマークが着いています(ハードディスクのメーカーは富士通ですがw)。
ハードディスクをセットしたらパソコンに接続します
話がそれましたが、外付けケースにハードディスクをつけたら、パソコンに繋げます。今回用意したケースはUSB接続でした。パソコンに繋げたら勝手にドライバーがインストールされ、すぐに中身を確認することができました。
アクセス中のLEDランプが眩しいケースでしたw。
ということで、予想通りハードディスクは生きていました。このハードディスクの中に入っていた全てのデータ(画像、音楽、動画、アプリケーション、その他諸々)は全く問題ありません。しばらくはこの状態で使っていこうと思います。
ケース自体は値段も安いです。
もしものことを考えると、2.5インチと3.5インチに対応したこんなのが一台あると安心できますね。
パソコンが壊れた?でもデータは生きている
「パソコンが壊れて、データが無くなった!」っていう話を聞きますが、今回のように「データがなくなった訳ではなく、コンピューターがトラブって、ハードディクスにアクセスできていないだけ」の可能性が大いにあります。私のところにも良く話がくるのですが、9割以上の確率でハードディスクの中身のデータは生きています(アプリケーションは起動できないことが多いですが)。
なので、まずは落ち着いて一つひとつ確かめてみてください。大切なデータですからね。ハードディスクって意外と壊れにくいですしね。