TRUEFREEのT2とT3を徹底比較レビュー。高音質でコスパが高い完全ワイヤレスイヤホン

Amazonで3,980円で販売されているTRUEFREEの完全ワイヤレスイヤホン「TRUEFREE T2」と「TRUEFREE T3」について、メーカー様からサンプルをいただきましたので、比較レビューしてみたいと思います。

そもそもこの2機種、どちらも価格(定価)は一緒ですが、耳穴に深く押し込んで密閉させるタイプ(カナル型)「TRUEFREE T2」と、AirPodsのように耳穴に軽く入れるタイプ(インイヤー型)の「TRUEFREE T3」という大きな違いがあります。それぞれのワイヤレスイヤホンの特徴について確認しながら、違いを比較レビューしていきます。

密着度が高く音質も優位なカナル型「TRUEFREE T2」

 

耳への負担が少なく長時間快適な「TRUEFREE T3」

「TRUEFREE T2」のレビュー

まずは、「TRUEFREE T2」から。この「TRUEFREE T2」は上記にも記載した通り耳穴に深く押し込んで密着度を高めるタイプ(カナル型)のワイヤレスイヤホンになります。

そのため、イヤーピースを使用して耳への密着度を高める必要があるので、自分の耳にあうイヤーピースを使い、しっかりと装着することが大切です。しっかりと装着することで音質も良く、音漏れも少なく、運動をしても外れにくいという特徴があります。

Appleでたとえると、AirPodsProの方です。

迫力のある音質

10mmダイナミックドライバーを搭載していて、迫力のあるよい音質です。やや低音によっている印象はありますが、全体のバランスもよく、ボーカルもちゃんと抜けて聞こえてきます。J-POPやJ-Rockなどを好んで聴いている方にお勧めできるのではないかと思います。クラシックやJAZZをよく聴くという方にはちょっと物足りない感じがあるかもしれません。

それでも、3,980円という価格を考えれば十分に満足できる音質になっています。

安定して接続する性能

Bluetoothのバージョンが5.3となっているので、スマホとの接続が安定しています。また、初回のペアリングさえ完了していれば、2回目以降はケースからイヤホンを取り出した瞬間にスマホとつながるので、接続に関してのストレスがありません

また、50msという低遅延のゲームモードも搭載しています。私はあまりゴリゴリにゲームをしないのですが、軽く遊んでみた限りでは、本気ゲーマーにはちょっと厳しそうな印象でした。ただし、動画を見ている限りでは遅延を感じることはほとんどありませんでした。

さらに、音声通話の品質もなかなかいい感じです。ENC通話ノイズキャンセリングという技術が搭載されているので、周囲の騒音を抑えて自分の声をちゃんと拾ってくれ、WEB会議でも問題なく使えました。

コンパクトで軽量なデザイン

本体が非常に軽量でコンパクト。また人間工学に基づいた形状ということで、耳へのフィット感もとても良いです。カナル型特有の耳穴にぐりぐりとねじ込む感覚もあまりなく、スポッとハマります。また、ケースもとてもスリムなので、ワイシャツの胸ポケットにもスポッと入り邪魔になりません。

残念ながらノイズキャンセリング機能は搭載されていませんが、本体の耳への密着感が高いので、ある程度の外音を遮断することができます。

ケースやイヤホン本体がAnkerの人気ワイヤレスイヤホンSoundcore Liberty 4を彷彿とさせますが、そういう意味でもスタイリッシュだと思います。

最大23時間の連続再生時間

本体の充電には付属のUSB-Cケーブルを使用します。

イヤホン本体だけでも6.5時間、充電ケースを併用すれば最大23時間という長時間の連続再生が可能です。単純に考えて、片道1時間の通勤だけの使用であれば、満タンに充電してあれば1週間は充電しなくても余裕でバッテリーが持つ計算になります。

コスパの良い価格設定

ノイズキャンセリング機能が搭載されていなかったり、イヤホン本体のタッチ操作の感度がいまひとつ良くなかったりと、気になることはありますが、定価は3,980円となっています。このクオリティを考えるとコストパフォーマンスはとても良いと言えるのではないでしょうか。

T2のスペック表

ドライバー 10mmダイナミックドライバー
Bluetoothバージョン 5.3
対応コーデック SBC/AAC
防水性能 IPX4
連続再生時間 イヤホン本体:6.5時間
充電ケース併用:23時間
重量 イヤホン4g(片耳)
付属品 イヤーピース:S/M/L
USB-Cケーブル
日本語取扱説明書

「TRUEFREE T3」のレビュー

次に、「TRUEFREE T3」のレビューです。この「TRUEFREE T3」は耳穴の入り口に軽く入れて使用するタイプ(インナーイヤー型)のワイヤレスイヤホンになります。

そのため、耳への負担が少なく、長時間の使用でも耳が痛くなったりすることが少ないことが特徴です。ただし耳穴に入れるカナル型イヤホンに比べるとどうしても音質では劣る傾向にあり、耳に密着していないので、音漏れもしやすくなってしまいます。

Apple製品だとAirPodsの方です。

迫力ある高音質

T3はT2よりも一回り大きな「13mm」という大口径のダイナミックドライバーを搭載しているので、インナーイヤー型にしては迫力のある音で音楽を楽しむことができます。ただし、耳へのフィット具合によっては、音が外に漏れていってしまう場合もあり、そうなるとせっかくの迫力ある音楽が少し痩せてしまいます。

また、インナーイヤー型であるT3は、カナル型に比べるとその構造上どうしても音漏れしてしまいます。ただし密閉性が弱まり、外の音が適度に聞こえてくるので、散歩している時などには外音をシャットアウトしすぎることがなく安心できます。

安定して接続する性能

BluetoothのバージョンはT2と同じく5.3に対応。スマホとのペアリングも初回の設定さえ終わらせてしまえば、2回目以降はケースを開けるだけで瞬時に接続されて、人混みに行っても途切れることなく安定して接続しています。

また、このT3のゲームモードはT2を上回る43msという低遅延ですが、軽く遊んだ感じではやっぱり本気のゲーマーにはちょっと厳しそうな印象でした。

このT3の音声通話でも、T2と同様に「ENC通話ノイズキャンセリング」という技術が搭載されています。カナル型のイヤホンでは話をした時に骨が動く感じが自分の耳にダイレクトに伝わってきてしまうのですが、インナーイヤー型のT3であれば、そうした不快感もありません。

スケルトンで個性的なデザイン

このイヤホンの最大の特徴と言ってもいいのが、このオレンジ+スケルトンでインパクトのあるデザインです。これはもう完全に好き嫌いが分かれてしまいそうなですが、派手なイヤホンが好き、人と違うものを使いたい、目立つデザインが良い、という方には文句なくお勧めできるイヤホンです。

また、本体は5gと軽量。インナーイヤー型なので耳への圧迫感はないのに安定しているので、装着感は良好です。ただし、カナル型と違いイヤーピースなどでサイズの調整ができないので、もしも耳にフィットしなかった時の対応が難しいかもしれません。

強いて難点を言えば、先ほどのT2と同じく、タッチ操作の感度が正直いまひとつで、思った通りに操作ができないことがありました。

T2よりも長い連続再生時間

本体の充電には付属のUSB-Cケーブルを使用します。こちらのTRUEFREE T3は、T2よりもさらに長時間の連続使用が可能で、イヤホン本体だけでも7時間、充電ケースを併用すれば最大28時間となっています。

コスパの良い価格設定

デザインの好ききらいははっきりしてしまいそうではありますが、定価は3,980円となっていますので、このT3もコストパフォーマンスはとても良いと言えるのではないでしょうか。

T3のスペック表

ドライバー 13mmダイナミックドライバー
Bluetoothバージョン 5.3
対応コーデック SBC/AAC
防水性能 IPX5
連続再生時間 イヤホン本体:7時間
充電ケース併用:28時間
重量 イヤホン本体:5g
付属品 USB-Cケーブル
日本語取扱説明書

それぞれのメリットとデメリット

どちらも価格を考慮するとコスパの良いワイヤレスイヤホンですが、それぞれのメリットとデメリットをまとめてみたいと思います。

「TRUEFREE T2」のメリットとデメリット

メリット

シンプルなデザインで誰でも違和感なく使える。

フィット感が良く、イヤホンが外れてしまうことがない。

10mmドライバーによる高音質。

スマホとの接続が安定している。

デメリット

カナル型特有の耳への締め付けが気になるかも。

タッチ操作の感度がいまひとつ。

ノイズキャンセリング機能(ANC)は非搭載

「TRUEFREE T3」のメリットとデメリット

メリット

個性的なデザインで、ファッションの一部(アクセサリー的感覚)。

インナーイヤー型なので耳への圧迫感は少ないが装着感が良い

13mmドライバーによる高音質。

IPX5で多少の雨や汗は問題なし。

デメリット

好みが別れる派手なカラーリングとスケルトンボティ

構造上やむを得ないが、多少の音漏れがある。

タッチ操作の感度がいまひとつ。

「TRUEFREE T2」と「TRUEFREE T3」のどちらがおすすめ?

今回は、Amazonで3,980円で販売されている完全ワイヤレスイヤホン「TRUEFREE T2」と「TRUEFREE T3」について、それぞれの特徴と違いについて比較しながらレビューをしてみました。最後にそれぞれのイヤホンがどんな方にお勧めなのか、一言でまとめてみます。

TRUEFREE T2がおすすめな人

シンプルなデザインで、より音質で音楽やゲーム、動画などをしっかり聞きながら楽しみたい方はカナル型イヤホンのT2がおすすめ!

耳への密着度が高く音質も高い「TRUEFREE T2」

 

TRUEFREE T3がおすすめな人

派手なカラーや個性的なデザインでファッションの一部としてイヤホンを使いたい方や、カナル型の密着感が苦手な方はインナーイヤー型のT3がおすすめ!

耳への負担が少なく長時間快適な「TRUEFREE T3」

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