NOBLE AUDIO falcon2 レビュー|メリットとデメリットと音質チェック(測定波形画像あり)

NOBLE AUDIOの完全ワイヤレスイヤホン「falcon2」を半年使ってきましたので、メリットとデメリットについてレビューとしてまとめてみたいと思います。1万円代前半で購入できる完全ワイヤレスイヤホンとしては装着感が良く音質も良い、満足度の高い完全ワイヤレスイヤホンです。ほとんど毎日のように片道1時間の通勤で使ってきましたし、ZOOMでのオンライン会議でも活躍してくれました。

この記事では、下記についてレビューとしてまとめています

  • falcon2の音質測定結果
  • falcon2のメリットとデメリット
  • falcon2の外観
  • falcon2の同梱物

falcon2のメリットとデメリットをレビュー

falcon2を半年使って分かったポイントについて、メリット5つとデメリットについてレビューします。

メリット1:falcon2は音のバランスが良い

「良い音質」「満足している」という口コミをよくみるfalcon2の音質についてです。こちらのグラフは、ただの物好きな素人が測定した結果になりますので、参考程度にご覧ください

こうして視覚化してみると、中高音から高音にかけてピークが作られているという特徴がよくわかります。中音から高音にかけて綺麗に鳴らすことで全体がクリアに聞こえて、特にボーカル曲に向いているのではと思います。

ただ、実際に聞いてみるとそこまで「高音寄り」という印象はなく、全体的にフラットな傾向があると感じますので、JAZZなどを聞いていても気持ちいいですし音の分離が良く、安価なイヤホンでは潰れて聞こえなくなってしまうような色々な楽器の音まで聞き分けることができます。

逆に、バスドラムやベースがズシズシと響くのがかっこいいEDMなどのエレクトロ系が好きな方、重低音重視なメタルミュージックなどが好きな方は、他のイヤホンを選んだ方が相性が良さそうです。

【参考】20Hz~100Hz付近の低い帯域を「重低音」、~600Hzの低い帯域を「低音域」と呼び、ベースやバスドラムなどのイメージです。800Hz~2kHzの帯域は「中音域」で、人間が最も認識しやすい帯域とされています。そして4kHz~20kHzを「高音域」で、甲高い小鳥の鳴き声、金属音などのイメージです。
測定環境は自分で手作りしたものです。こちらの記事でご確認いただけます。
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メリット2:コンパクトで耳奥までしっかり入る装着感

コンパクトな本体で、外耳道に合うように設計されているカーブした長い音道管(ノズル)のおかげで、耳にしっかりとフィットします。ノイズキャンセリング機能は付いていませんが、それでもある程度の遮音性があって、音漏れもほとんどありません。

装着するとこんな感じです。外から見ると少し浮いているようで、フィットしているように見えないから不思議です。

【デメリット1】
やや接続が不安定?朝の通勤ラッシュ、帰りの帰宅ラッシュ時の駅のホームを歩いている時、たまにブツブツとスマホとの通信が途切れることがあります。(GooglePixel,iPhoneどちらでも同じ現象が起きました)

切れるのは一瞬だけですので、それほど大きな問題とは考えていませんが、とは言えやっぱり一瞬でも音が途切れてしまうのは残念です。

メリット3:片耳でも使える

片耳だけで使うこともできます。マイクもついていてしっかり音を拾ってくれるので、オンライン会議などでも便利に使えます。

【デメリット2】
片耳で音楽を聴いている場合、モノラルに変換される事はありません。ステレオのままパンされている(左右に振られている)状態で聞く事になります。ですので、録音状態によって、右にふられている音は左では鳴りませんし、左にふられている音は右のイヤホンからは聞こえてきません。

メリット4:物理ボタンで押し間違いがない

falcon2は物理ボタンが搭載されいます。しっかりと押し込まないと反応しませんので、誤タッチによる誤った操作をしてしまうという事はありません。

【デメリット3】
逆に言えば、物理ボタンでしっかりと押し込まないと操作できないので、イヤホンを耳の奥にグイッと押し込む事になり、耳が圧迫される(少し痛い)感覚があります。

メリット5:無接点充電に対応

無接点充電に対応していますので、別売にはなりますが、ワイヤレス充電器を購入すればイチイチ充電ケーブルを接続しなくても、充電器の上に置くだけで充電することができます。ケーブルの抜き差しによるコネクタの劣化することもないですし、コネクタ周辺にキズがついてしまうこともありません。

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falcon2の外観チェック

それでは、falcon2の外観をチェックします。

コンパクトな本体でボタン部分にロゴマークが入っていて、このマークが充電時などにLED点灯します。

両耳についているこの小さな穴がマイクになっています。

充電ケースはこんな形状。コンパクトです。

バッテリーの残量はケース外側のLEDインジゲーターで4段階表示になっています。

falcon2のパッケージと同封物

falcon2のパッケージと同封物です。

同封物は下記の通りです。マニュアル、ロゴ入り巾着袋、充電用USB-Cケーブル、イヤーピースです。

持ち運び用の巾着袋は少しざらざらとした手触りで、充電ケースがちょうどおさまるサイズです。白なので汚れそうで使うのがもったいないです。

充電ケーブルはUSB-TypeC。アダプターは付属していませんので、必要に応じて別途用意する必要があります。

イヤーピースは全部で3種類です。シリコンで柔らかい素材です。

イヤーピースの裏面から見た写真です。

falcon2のレビューのまとめ

今回は、NOBLE AUDIOの完全ワイヤレスイヤホン「falcon2」をレビューとしてまとめてみました。

1万円代前半という価格帯は、競合する製品も多くどれを買ったら良いか迷ってしまうことも多いと思います。私が購入の決め手になったのはNOBLE AUDIOというブランドに対する信頼感というところもありましたが、購入して約半年使ってみた感想を一言でまとめると、「装着感が良く音質も良い、満足度の高い完全ワイヤレスイヤホン」です。

今回のレビュー機はホワイトモデルですが、ブラック系もあります

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