ドイツの老舗オーディオメーカーゼンハイザーの完全ワイヤレスイヤホン「MOMENTUM True Wireless」、現在はシリーズ第3世代の MOMENTUM True Wireless3も発売されていますが、私はシリーズ第二世代の MOMENTUM True Wireless2を今でも愛用しています。このMOMENTUM True Wireless2とMOMENTUM True Wireless3、1万円ほどの価格差がありますが、外観デザイン以外にスペックではどのような違いがあるがレビューします。
そこで今回は MOMENTUM True Wireless2のレビュー、 MOMENTUM True Wireless3との違いについて確認し、どちらの方がおすすめなのかチェックしていきたいと思います。
- 1 MOMENTUM True Wireless2のレビュー
- 2 MOMENTUM True Wireless2と3の違いについて
- 2.1 MOMENTUM True Wireless2と3の価格(Amazonでの価格)
- 2.2 MOMENTUM True Wireless2と3のノイズキャンセリング機能
- 2.3 MOMENTUM True Wireless2と3のイヤホンのデザイン
- 2.4 MOMENTUM True Wireless2と3のブルートゥースのバージョン
- 2.5 MOMENTUM True Wireless2と3の対応コーデック
- 2.6 MOMENTUM True Wireless2と3のバッテリー時間
- 2.7 MOMENTUM True Wireless2と3の防水防塵
- 2.8 MOMENTUM True Wireless2と3の重さ
- 2.9 MOMENTUM True Wireless2と3の充電方式
- 3 MOMENTUM True Wireless2と3どちらがおすすめか
MOMENTUM True Wireless2のレビュー
まずは、 MOMENTUM True Wireless2ユーザーとして、感想をレビューします。
イヤホン本体のデザインや機能について。
センサーボタンも兼ねているゼンハイザーのロゴがあしらわれた本体。鏡面のように綺麗なので良くも悪くも目立ちます。
また、イヤホン本体でタップで操作ができるのですが、この感度が良すぎるようで誤操作が結構多いです。地味にストレスだったので、私はアプリからタッチ操作を無効にしています。
結構大きめの本体なのですが、重量は軽く、私の耳にはとてもよくフィットします。
ノイズキャンセリング機能もついていますが、ソニーやBoseなどの完全に外音をシャットアウトできるほどの性能ではありません。ノイズキャンセリング機能を重視する場合は、後継の第3世代や他の機種を選んだ方が良いでしょう。
次に充電ケースです。
天面にゼンハイザーのロゴがデザインされた充電ケース。布のようなマットな質感で傷や汚れが目立ちにくいというメリットがありますが、やや大きめで、実寸で横70mm/奥行き45mm/高さ33mmです。ポケットに入れておくには大きすぎて厳しいのではないでしょうか。
充電ケースの裏面はバッテリー残量確認用のLED、USB-Cのコネクタ、丸ボタンと並んでいます。
この丸ボタンはバッテリーの残量を確認するためのボタンなのですが、イヤホンのバッテリー残量と充電ケースの残量それぞれを表示するLEDを切り替える為のボタンになっています。正直ちょっと分かりにくいです。
最後に同梱物はこちらです。イヤーピースは本体装着済みのものも含めて4サイズ入っていました。
MOMENTUM True Wireless2のまとめ
イヤホンの最も重要なところ「音質」に関してはとても良いと思います。低音から高音までバランス良く鳴らしていますし、偏ったバランスではありませんので、聞き疲れするようなこともありません。
専用アプリがあるので、連携することでタッチ操作の変更やイコライジングによる音質調整などが可能です。
また、耳へのフィット感も良好です。イヤホンを装着する際、少しイヤホンを左右に回しながら耳にフォットさせていくのですが、耳側のアーチが耳に「スッ」とフィットするポイントがあり、そのポイントにハマるとすごく良い感じです。
不満点としては、ケースの大きさとタッチの誤操作があげられます。
MOMENTUM True Wireless2と3の違いについて
それでは、MOMENTUM True Wireless2と3の違いについて確認してみたいと思います。
MOMENTUM True Wireless2と3の価格(Amazonでの価格)
2:22,000円
3:36,300円
定価では、1万円以上の価格差があります。最近では2は中古市場にも比較的多く流通していて、オーディオショップなどでは12,000円前後で販売されているので、より手が届きやすいです。
MOMENTUM True Wireless2と3のノイズキャンセリング機能
2:アクティブノイズキャンセリング
3:ハイブリッド&アダプティブノイズキャンセリング
ノイズキャンセリング機能は圧倒的に3に軍配が上がります。2は実際に使ってみてもそれほどノイズキャンセリングの効果を感じることもなく、期待するほどの性能ではないかもしれません。一方の3は、周囲の騒音レベルに合わせてノイズキャンセルの度合いを自動で調整するアダプティブノイズキャンセリングとハイブリッド型のノイズキャンセリングとなっていて、より効果的です。
MOMENTUM True Wireless2と3のイヤホンのデザイン
2:丸いシルバーのアクセント
3:四角いシンプルなデザイン
見た目が派手で所有感がある2と、四角くてシックな色合いで目立たない3、ここは好みが大きく別れるところではないでしょうか。
MOMENTUM True Wireless2と3のブルートゥースのバージョン
2:5.1
3:5.2
ブルートゥースのバージョンは3の方がより新しいVer5.2に対応しています。ただし、2を使っていて接続が不安定になるようなことはほとんどありません。5.1と5.2にそれ程インパクトのある違いもありませんので、そこまでこだわるポイントではないかなという印象です。
MOMENTUM True Wireless2と3の対応コーデック
2:SBC、AAC、aptX
3:SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive
2より3の方が、高音質のコーデックに対応していますので、より良い音で聴くことができます。ただし、iPhoneはaptX以降のコーデックにはそもそも対応していません。Androidユーザーか、ポータブルプレーヤーを使っている音楽ファンでない限り、実はあまり関係がなかったりします。
MOMENTUM True Wireless2と3のバッテリー時間
2:最大7時間の連続再生/充電ケースを併用すると28時間
3:最大7時間の連続再生/充電ケースを併用すると28時間
カタログスペック上では、バッテリー時間に違いはありませんでした。
MOMENTUM True Wireless2と3の防水防塵
2:IPX4
3:IPX4
カタログスペック上では違いはありませんでした。
MOMENTUM True Wireless2と3の重さ
2:イヤホン本体6g/充電ケース58g
3:イヤホン本体5.8g/充電ケース66.4g
充電ケースがやや重くなっていますが、それほど大きな違いはありません。
MOMENTUM True Wireless2と3の充電方式
2:USB-C
3:USB-C/Qiワイヤレス充電対応
3がワイヤレス充電に対応しました。2はUSB-Cの有線接続のみでしたので、これは嬉しいバージョンアップではないでしょうか。
MOMENTUM True Wireless2と3どちらがおすすめか
それでは最後にMOMENTUM True Wireless2とMOMENTUM True Wireless3、それぞれどんな方におすすめなのかまとめてみました。
こんな方は第2世代がおすすめ
- 価格を安く抑えたい
- 高音質で音楽を楽しみたい(iPhoneユーザー)
- ノイズキャンセリングはそれほど重視していない
- シルバーが好き
こんな方は第3世代がおすすめ
- ノイズキャンセリング機能を重視している
- 音質にはとことんこだわりたいAndroidユーザー(またはDAP派)
- Qiワイヤレス充電が使いたい
- 目立たないシックな色が好き
それぞれに性能の違いはありますが、どちらを購入しても失敗することはない素晴らしいイヤホンだと思います。大きなポイントは「音質」と「ノイズキャンセリング機能」。実際の価格差を考慮しながら、より好みに合う方を選んでみてください。