本記事では、これから高音質DAP(デジタルオーディオプレーヤー)を買おうと思っている方のために、10万円以下で購入できるおすすめのDAP10選を初心者の方にもわかりやすく紹介します。スマートフォンが普及した今でも、DAPはより良い音質で音楽を楽しみたいという方に根強い人気があり、各社が新製品もリリースしています。
ストリーミングサービスが使えるAndoroidOS搭載のDAPや、高音質を追求し操作を限定したDAPなど、用途に合わせて選べ、10万円未満で音楽をもっと楽しみたい方におすすめの10機種をご紹介します。
またこの記事では、DAPの選び方のポイントや注意点もお伝えします。ぜひ、DAPに興味のある方や初めてDAP購入を考えている方にとって役立つ情報をお届けすることができれば幸いです。
- 1 DAP(デジタルオーディオプレーヤー)とは
- 2 DAPの選び方
- 3 今回紹介するメーカー
- 4 10万円未満のDAPおすすめ10選
- 5 10万円以下のDAPおすすめ10選まとめ
DAP(デジタルオーディオプレーヤー)とは
まず、そもそもDAPとは何かということですが、デジタルオーディオプレーヤーの略で、音楽や音声を再生するためのポータブルなデバイスです。DAPは、小型で持ち運びやすいため、外出先や通勤・通学中などでも音楽を高音質で楽しむことができるので、音のクオリティを重視する方にも人気があり、さまざまなメーカーやモデルが存在しています。
DAP(デジタルオーディオプレーヤー)を選ぶ際には、自分の用途や予算に合わせて選ぶことが大切です。重要なポイントは、音質、サイズ、バッテリー持ちなどです。これらを踏まえた上で、自分に最適なDAPを見つける参考にしてください。
DAPの選び方
DAP(デジタルオーディオプレーヤー)を選ぶ際には、自分の用途や予算に合わせた選択が重要です。例えば、使用するイヤホンの種類(有線イヤホンかワイヤレスイヤホンか)、DAP(デジタルオーディオプレーヤー)本体に音楽を入れておくのかサブスクリプション(AmazonMusic、Spotifyなど)を利用するのか、はたまた予算はいくらぐらいまであるのかによって、選ぶDAPの範囲が変わってきます。
DAPはメーカー、種類、価格も本当に様々です。今回は特にはじめてDAPを買おうと思っている方、どれを選べばいいかわからないという方に選び方のポイントを7つご紹介します。
1.対応フォーマットで選ぶ
持ち運ぶ予定の音楽ファイルがどのフォーマットになっているかでDAPの選び方も変わってきます。せっかくDAPを手に入れても所有している音楽ファイルが非対応では意味がありません。非圧縮のデジタル音声データ「AIFF」「WAV」、圧縮ファイル形式の「MP3」「AAC」や、可逆圧縮方式「ALAC」「FLAC」、そして「DSD」等のハイレゾ音質など、購入するDAPがどのフォーマットに対応しているか確認しましょう。
MP3 | データサイズは原音の約10分の1、より多くの曲数を持ち運べる。 |
WMA | マイクロソフト社の独自形式で、MP3と同じ圧縮率でも高音質。 |
AAC | データサイズは、原音の約10分の1。MP3より若干データサイズが大きいが、音質は良い。 |
WAV | Windows用の音声ファイル形式。非圧縮ファイルのため、データサイズは重い大きいがCDとほぼ同じ音質 |
AIFF | Appleが開発したMac用の音声ファイル形式。一度圧縮(変換)すると、元に戻せない非可逆圧縮のファイル形式 |
ALAC | Appleが開発した可逆圧縮方式のオーディオコーデックで、音質の劣化なく70%から50%程圧縮する事が出来る音楽ファイル |
FLAC | データサイズは原音の約半分の可逆圧縮のファイル形式。ハイレゾ(高解像度)音源の1つで高音質。 |
DSD | ハイレゾ配信サイトなどで扱われている形式。上記のあげたような「PCM方式」とは根本的に原理が異なる。 |
2.出力端子で選ぶ
通常のDAPは3.5mmのステレオミニジャックの「アンバランス接続」が基本ですが、「バランス接続」に対応している製品もたくさんあります。バランス接続は左右独立したアンプから正相と逆相の音声信号を送ることで、ヘッドホン・イヤホンの駆動力を高めたり、クロストーク(左右の信号が混ざってしまう)現象が起こりにくくなり、音質がクリアになるなど利点が得られる接続方法です。
お持ちのイヤホン・ヘッドホンやお好みに合わせてチェックしましょう。
アンバランス接続 | 有線接続の基本となる接続方式。規格は3.5mmのステレオミニジャックが主流。バランス接続と比較すると音のクリアさが下がる傾向にある |
バランス接続 | 主な規格は4.4mm/2.5mmの2種類。クロストークが起こりにくくなるので、音の微妙な変化を感じられクリアになる |
3.本体サイズやバッテリーで選ぶ
通勤・通学の電車内など外に持ち出して音楽を楽しむ場合はスマホとの2台持ちになることがほとんどだと思いますので、本体のサイズや重量、バッテリーの持ちの良さなども重要なポイントになってきます。高音質な音楽をたくさん入れたい場合は、外部ストレージ(microSDカード)の最大容量にも注意しておきたいところです。
4.ワイヤレス(Bluetooth)機能で選ぶ
ワイヤレスイヤホン・ヘッドホンで音楽を楽しむなら、対応しているコーデック(音声圧縮変換方式)にも着目しましょう。Bluetoothオーディオの標準コーデック「SBC」、より音質にこだわりたい方向けのCD音質相当「aptX」、ハイレゾ音質なら「aptX HD」や「LDAC」、伝送による音声遅延をできるだけ少なくした「aptX LL (Low Latency)」など、お使いのワイヤレス製品に対応したBluetoothコーデックを搭載しているか確認してみましょう。
SBC | Bluetoothの標準コーデック。Bluetooth対応機器には必ず対応している。 |
AAC | SBCよりも高音質。iPhoneも対応している。 |
aptX | SBCよりも圧縮率が低く高音質。動画再生可能なDAPの場合、映像と音のずれ(遅延)が少なく快適。 |
aptX HD | 標準のaptXよりも高音質(ハイレゾ相当)なのが特長ですが、遅延については標準のaptXと同じ。 |
aptX LL(Low Latency) | LLとは、Low Latency(低遅延)の略称で低遅延が強み。aptXと音質は同等だが、遅延が0.04秒未満 |
LDAC | ハイレゾ音源に対応し、より精細な音質を実現。AptX HDよりさらに高音質。 |
5.音楽ストリーミング対応で選ぶ
Amazonのハイレゾストリーミング「Amazon Music HD」や「Apple Music」によるロスレス配信など、高音質なストリーミング音楽配信サービスが続々と登場しています。そうしたストリーミングサービスを使用するのであれば、Android OSを搭載しているDAPを選ぶ必要があります。
DAPの中には、本体(またはマイクロSDカード)に保存した音楽を純粋に楽しむためだけに設計されたOSを搭載しているものもありますが、スマートフォンと同じようにAndroid OSを搭載したDAPもあります。Android OSを搭載していれば、ユーザーがアプリをインストールすることでこうした音楽ストリーミングサービスに対応可能です。音楽ストリーミングを楽しむのであれば事前に対応をチェックしましょう。
6.音質(DACチップ)で選ぶ
音質を決めるDACチップの性能はDAPを選ぶ際に重要となる点のひとつです。DAC(Digital to Analog Converter/デジタルトゥアナログコンバーター)とは、音楽を再生する際にCD・音楽ファイルのデジタル信号をアナログ信号に変換する機能のことです。質が高い高級なDAPは必ずと言っていいほどDACチップの項目について記載がありますので、DACチップの種類や搭載されている数などを確認しておきましょう。
スペック詳細のDACチップの欄は、「AK」「ES」などのアルファベットから始まる型番が明記されています。頭の2〜3文字のアルファベットはDACチップを製造しているメーカーの略称です。代表的なDACメーカーとして挙げられるのは以下になります。
- 旭化成エレクトロニクス → AK
- ESS Technology → ES
- Cirrus Logic → CS
- Burr-Brown → PCM
上記の表のDACチップメーカーはいずれも質が高く、音質の良さを売りにしているDAPに採用されていることが多いです。
7.価格で選ぶ
最後に価格です。DAPは様々な価格帯で販売されていて1万円台からはじまり、10万円台、30万円、40万円、それ以上の価格のDAPもあります。予算の中からベストな選択をするようにしましょう。
~5万円
DAPの中では最も手頃な価格帯ではありますが、実際におすすめできる製品がそれほど多くないのも実情です。コンパクトな音楽再生機器が欲しい方であれば良いですが、スマートフォンからワンランクアップを考えている場合は、次の価格帯がおすすめです。
5~10万円
音質はもちろん、機能性にも優れた機種が多くあります。メーカーごとの特性なども色濃く出てくるため、音質に妥協したくない方や普段の音楽鑑賞をレベルアップさせたい方にお勧めの価格帯です。今回紹介するはこの価格帯の製品が中心で、10万円未満で購入できるDAPをラインナップしています。
10万円~
さらなる高音質を味わうことができ、自宅でゆっくり聴きたいときはもちろん、出先でも良質な音楽が楽しめるDAPがたくさんあります。高音質を極めていくためには30万、40万、それ以上の価格のものもありますが、それに伴って本体も大きくなっていく傾向があります。特にこだわりの一台が欲しい方へおすすめです。
以上のポイントを押さえながら、DAPを選ぶと良いでしょう。初めてDAPを購入する方にとって、選び方やポイントが分かりやすい記事になっていれば幸いです。
今回紹介するメーカー
DAPはさまざまなメーカーから発売されていますが、その中でも今回紹介する10万円未満でおすすめできるDAPの代表的なメーカーについて簡単に触れておきます。
SONY
言わずと知れた日本を代表するSONY。1946年に日本の東京で創業されました。DAPではエントリーモデルとなるNW-A100シリーズやNW-A300シリーズから、フラッグシップとなるNW-WM1ZM2など、高品質な製品をリリースしています。
HiBy
HiByMusic(ハイビーミュージック)は、2016年に中国の深圳市で設立されたオーディオ機器メーカーです。DAPでは、エントリーモデルのR3、ミドルモデルのR5、R6、フラッグシップモデルのR8などがあります。
FiiO
FiiO(フィーオ)は、2007年に中国の深圳市で設立されたオーディオ機器メーカーです。ブランド名「FiiO」は、Fi (Fidelity) と iO (1 and 0, Digital)に由来します。DAPではスタンダードなM11から、フラッグシップモデルのM17などがあります。
iBassoAudio
iBasso Audio(アイバッソオーディオ)は、2006年に中国の上海で設立されたオーディオ機器メーカーです。DAPではDXシリーズがあり、スタンダードなDX100シリーズからフラッグシップのDX320などがあります。
Shanling
Shanling(シャンリン)は、1988年に設立された中国のオーディオメーカーで30年以上の歴史があります。DAPでは、コンパクトなM0から、スタンダードモデルのM3、フラッグシップのM9などがあります。
COWON
COWON(コウォン)は、2014年に韓国で設立されたオーディオメーカーです。DAPではPLENUEシリーズが有名ですが、現在、日本では商品展開をしていないようです。
10万円未満のDAPおすすめ10選
それではこれから10万円未満のおすすめDAP10選を紹介します。
No.1:SONY NW-A307
概要
まず最初はソニーのNW-A307です。
ウォークマンA100シリーズの後継機種として、「NW-A300シリーズ」2機種が2023年1月に発売されました。ストレージ容量の違いで2種類あり、32GBの「NW-A306」が46,000円前後、64GBの「NW-A307」が57,000円前後となっています。A100シリーズからはUIも刷新されていて、音楽再生画面を中心に上下左右にスライドすることで、各メニューに素早くアクセス可能になりました。
バッテリー持続時間はW.ミュージックアプリ使用時は最大約36時間、それ以外の音楽サービスアプリ使用時で最大約26時間再生できます。
同時発売された上位機種のNW-ZX707同様にアルミ切削シャーシを採用。本体背面が波打つようなデザインになっていて、抵抗化と低域の音質向上に寄与しているほか、高い剛性も実現しています。併せて本体サイズが非常にコンパクトなことも特徴で(約56.5mm(W)×98.4mm(H)×11.8mm(D))手の小さい日本人でもすっぽりと収まるサイズです。
ヘッドフォンジャックにも、WM1AM2やZX707と同様の4極 3.5mm端子が搭載されていて、これによりさらなる高音質化がはかられています。今までのウォークマンから継続してフルデジタルアンプの「S-Master HX」を搭載。上位機種のWM1AM2やZX-707と同じく44.1kHz系と48kHz系のデュアルクロックも備えています。(DSDネイティブ再生は不可)
圧縮音源やCD音源をハイレゾ相当にアップスケーリングする「DSEE Ultimate」はロスレス音源にも対応し、44.1kHz/16bitの音楽を、最大192kHz/32bit相当までアップスケーリングすることが可能となっています。
スペック詳細
製品名 | SONY NW-A307 |
DACチップ | ー |
内部ストレージ | 【NW-A307】64GB 【NW-A306】32GB |
外部ストレージ | microSD microSDHC microSDXC |
出力端子 | 3.5mmジャック 4極3.5mmジャック |
対応フォーマット | ・MP3 ・WMA ・FLAC ・WAV ・AAC ・HE-AAC ・Apple Lossless ・AIFF ・DSD ・APE ・MQA |
Bluetooth対応コーデック | SBC, AAC, LDAC, aptX, aptX HD |
最大バッテリー稼働時間 | ●MP3 128kbps 約36時間 ●FLAC 96kHz/24bit 約32時間 ●FLAC 192kHz/24bit 約32時間 ●DSD 2.8224MHz/1bit 約28時間 ●DSD 5.6448MHz/1bit 約22時間 ●DSD 11.2896MHz/1bit 約14時間 |
本体サイズ | 約56.5mm(W)×98.4mm(H)×11.8mm(D) |
重さ | 約113 g |
ディスプレイ | 3.6型(9.1 cm) HD(1280×720ドット) |
OS | Android 12(ストリーミング対応) |
価格 | 57,000 |
口コミ
低域が元気な印象で、音がぼやける感じがなく、クリアでフレッシュな聴き心地を味わえます。音の分離感も良く、左右の広がりや空間の広がりが印象的です。
低音、空間、高音の質、これらは、フラッグシップと聴き比べをしなければサイズ、利便性、音質と最高の選択だと思う。軽さ、大きさは最大の武器です。この音質で、十分音楽を堪能できます。これ以上の音質は、オーバースペックで、気軽にどこでもと言ったウォークマンの商品価値を一番表現できている製品だと思います。ワイヤレスでも、有線でもいけるのか最高です
\迷ったら安心のSONY製NW-A307がおすすめ/
参考:SONY
No.2:HiBy R5 Gen2
概要
続いてのおすすめは、HiByのミドル級DAP「R5 Gen2」です。小さめのボディサイズやコスパの高さもあって人気を集めた「R5」の最新モデルで、DACはESS社製「ES9219C」をデュアルで搭載。DSD256、PCM768kHz/32bitまでの音楽ファイルに対応しています。
ワイヤレスはWi-FiとBluetoothの両方を搭載し、Wi-FiはDLNAに、BluetoothコーデックはLDACやUAT、aptX、aptX HDなどにも対応しているので、ワイヤレスでも良質なサウンドで楽しむことができます。
ちなみに、ディスクリート構成のA級動作ヘッドホンアンプ回路が採用されています。ポータブルオーディオながらA級動作、しかもバランス出力のヘッドホン回路を持つ製品はあまり多くはありません。
A級動作ヘッドホンアンプとは
アンプは増幅機の事です。A級アンプは音の歪が無く、原音に忠実に増幅します。シンプルな構造になっており、非常に繊細な音を出すのが得意で、A級アンプでしか表現できないような音があります。一方で、ずっと電流を流して動作させ続けなければならず、電力消費や発熱が多いというデメリットを抱えています。他にはAB級、B級などの種類があり、等級によって増幅の仕方が変わりますが、優劣がつくわけではありません。
スペック詳細
製品名 | HiBy R5Gen2 |
DACチップ | ES9219C x2 |
内部ストレージ | RAM 2GB ROM 16GB |
外部ストレージ | マイクロSD カード最大2TB |
出力端子 | 3.5mmステレオ出力 2.5mm/4.4mmバランス出力 |
対応フォーマット | ほぼ全て |
Bluetooth対応コーデック | UAT、LDAC、aptX、aptXHD、AAC、SBC |
最大バッテリー稼働時間 | エコノミーモード35時間以上 クラスAアンプモード10時間 |
本体サイズ | H123 × W71.3 × D15.5 mm |
重さ | 220g |
ディスプレイ | 4.7インチ(720 × 1280) |
OS | Android 8.1(ストリーミング対応) |
価格 | 66,000 |
口コミ
サウンドは中高音域寄りで、ボーカルの震え具合や細かなシンバルウォークの再現に長けており、クラスAアンプモードに切り替えることで低域に深みが生まれるオールラウンダーな構成です。
音の抜けも程よくあります。押し出し感につぶされること無く全体が見えるまとまりの良さもあるので、音数の多い楽曲を聴いてもごちゃつかない安心感があります。ClassAのアンプのおかげか、やわらかめでありつつ、程よいキレもあるんですよね。音のエッジが苦手なんだよねという方にはぜひ試してもらいたいです。
No.3:HiBy R6 iii
概要
「R6 iii」の最大の特徴は、Class A/ABアンプ切り替え機能を搭載したDAPということで、ボタンを押すだけでClass AアンプとClass ABアンプを切り替えられ、ポータブルと据え置きの使用場面に応じて、消費電力と音質を切り替えることができます。
DACチップは「ES9038Q2M」をデュアルで搭載、最大768kHz/32bitまでのPCMとDSD 512をネイティブサポートしています。バッテリー駆動時間はClass A使用時はシングルエンドで最大9時間、Class AB使用時はシングルエンド最大15時間。
ソフトウェア面での特徴としては、OSにAndroid 12を採用しています。HiByは長らくAndroid 8.1に独自拡張を施した「HiBy OS」を採用していましたが、2022年末登場のフラグシップ「RS8」からAndroid 12に切り替えていました。また、SoCに「Snapdragon 665」を採用し、複数のアプリやブラウジング、動作の重いオーディオ処理を同時に行うことができるようになりました。
スペック詳細
製品名 | HiBy R6 iii |
DACチップ | Dual ES9038Q2M |
内部ストレージ | RAM 4GB ROM 64GB |
外部ストレージ | マイクロSD カード最大2TB |
出力端子 | 3.5mmヘッドホンアウトとラインアウト 4.4mmヘッドホンアウトとラインアウト |
対応フォーマット | ほぼ全て |
Bluetooth対応コーデック | UAT、LDAC、aptX、aptX HD、AAC、SBC |
最大バッテリー稼働時間 | ・Class A使用時はシングルエンドで最大9時間、4.4mmバランスで6 時間 ・Class AB使用時はシングルエンドで最大15時間、4.4mmバランスで12時間 |
本体サイズ | H129.4×W73.1×D15.6mm |
重さ | 250g |
ディスプレイ | 5 インチ(720 × 1280) |
OS | Android 12(ストリーミング対応) |
価格 | 75,900 |
口コミ
キラキラした高音が特徴です。明るい楽曲はさらに明るくなった印象を受けました。高音の刺さりについては全く気になりませんでした。中音域は程よい量感で、ボーカルのある楽曲との相性が良く聴こえました。低音は、迫力とアタック感がしっかりと感じられます。量感が絶妙なため聴き疲れしづらく、長時間のリスニングでも楽しく聴いていられると思います。
全体にキレがあり、とても聴きやすく心地良いサウンドです。様々な楽曲を心地よく綺麗に鳴らしてくれる、そんな音に感じました。
No.4:Fiio M11S
概要
M11Sは、FiiOのDAPとして金字塔となる高い評価を獲得した大ベストセラーモデル「M11」をベースに、さらなる性能向上を果たした後継モデルです。
ESS Technology製ポータブル向けDACチップのハイパフォーマンスモデル「ES9038Q2M」を採用。これによりM11SはPCM384kHz、DSD256(USB入力のDoP再生時はDSD128まで)の再生に対応しています。FiiOの新世代アンプ回路と相まって、非常に高い出力を持たせながらも音楽再生のために生み出されたプレーヤーならではのピュアなオーディオ体験が可能。
M11Sではスマホでもお馴染みのQualcommの「Snapdragon 660」という強力なSoCを内蔵し、AndoroidベースのFiiOオリジナルOSを搭載していながらもスムーズに動作します。
底部にUSB-Cとイヤフォン出力を備えており、3.5mmアンバランス、2.5mmバランス、4.4mmバランスを備えています。このイヤフォン出力は、3.5mmアンバランスと4.4mmバランス出力でラインアウトとして使えるようになりました。
Bluetoothの高品位オーディオコーデックであるLDAC,aptX HDに対応するだけでなく、次世代ハイレゾ伝送規格であるLHDCコーデックによる送信機能が追加されました。LHDCに対応する機器を使用することで、低遅延かつ最大96kHz/24bitのワイヤレス伝送に対応します。
Androidモード、Pure musicモード、Bluetooth受信モード、USB DACモード、AirPlayモードの5つのモードを搭載し、Andoroidモードではサードパーティ製のアプリにも対応しています。
スペック詳細
製品名 | Fiio M11S |
DACチップ | ES9038Q2M×2 |
内部ストレージ | RAM 3GB/ROM 32GB |
外部ストレージ | microSDカード最大2TB |
出力端子 | 3.5mmシングルエンド・ヘッドホン出力と2.5mm/4.4mmのバランス・ヘッドホン出力 3.5㎜ライン出力機能、4.4mmバランスライン出力機能(4.4mmバランス・ヘッドホン出力端子兼用) |
対応フォーマット | ほぼ全て |
Bluetooth対応コーデック | 受信時:SBC/AAC/LDAC 送信時:SBC/AAC/aptX/aptX-HD/LDAC/LHDC |
最大バッテリー稼働時間 | 約15時間(シングルエンド) |
本体サイズ | 125.2 X74 X18.5mm |
重さ | 約271g |
ディスプレイ | 5.0インチIPSディスプレイ、720P |
OS | FiiOカスタム仕様のAndroid 10(ストリーミング対応) |
価格 | 72,800 |
口コミ
個々の音や楽器がはっきりシャープに聞こえるので、音の分離に優れていると実感します。一つ一つの音が主張するように響いてくる感じでしょうか。
原音忠実派で、静けさや落ち着きが心地よい、洗練された高音質です。本機は従来のFiio路線のサウンドを踏襲し、さらに低歪で静けさがアップ。刺激が少ないので短時間の試聴では分かり辛い部分もありますが、聞き込むほどにディテールの豊かさ、滑らかな心地よさを体感できると思います。パワフルで低域の安定感も、高級DAPと思える領域。実売価格を考えると、音質対コストパフォーマンスは高く感じます。
No.5:iBassoAudio DX170
概要
2021年に生産完了となった同ブランド「DX160」の後継となる新エントリーモデル。これまで上位モデルに搭載されていた技術を搭載することで、この価格帯としては非常にハイレベルな音質を実現していることが特徴です。
DACチップには同社DACアダプター「DC03」「DC04」にて採用実績のあるCirrus Logic社製「CS43131」をデュアル構成で搭載することで、130dBのダイナミックレンジ、-115のTHD+Nという高い性能を獲得しています。
搭載DACチップの性能を引き出すために、アンプ回路は「オペアンプ+バッファ」構成を採用。アンバランス接続・バランス接続に関わらず透明感の高さを感じさせ、録音時の臨場感や熱量をリアルに再現することができます。
また、SoCにはRockChip社製「RK3566」を搭載。OSはAndroid 11。従来機同様にAndroid SRCによる干渉を受けることなくオリジナルレートでのオーディオ再生が可能で最大384kHz/32bitまでのPCM、11.2MHzまでのDSD(同軸デジタル出力の場合5.6MHz/DoP)、MQA 8xデコードもサポートしています。
スペック詳細
製品名 | iBassoAudio DX170 |
DACチップ | Cirrus Logic社製 CS43131×2 |
内部ストレージ | RAM2GB ROM32GB |
外部ストレージ | microSDカード最大2TB |
出力端子 | 3.5mm ステレオ出力(ラインアウト兼用) 4.4mm バランス出力 3.5mm 同軸デジタル出力 USB オーディオ出力 |
対応フォーマット | MQA、APE、FLAC、WAV、WMA、 ACC、ALAC、AIFF、OGG、MP3 DFF、DSF、DXD、CUE、ISO |
Bluetooth対応コーデック | LDAC(送信のみ)、aptX(送信のみ)、AAC、SBC |
最大バッテリー稼働時間 | 11 時間前後 |
本体サイズ | 124.5 x 70 x 15 (mm) |
重さ | 165g |
ディスプレイ | 5 インチ、1920 x 1080 画素 |
OS | Android 11(ストリーミング対応) |
価格 | 59,620 |
口コミ
音に関しては、全体的に明瞭感の高い音でした。低音域や高音域はメリハリを感じるサウンドで、音の粒は細かめです。ボーカルに関しては耳の近くで歌っているような感覚で、存在感が際立っていていました。音の配置に関しては、中音域が比較的近めで、他の帯域は少しだけ離れた位置で鳴っていると感じました。
音質はとにかくノイズレスでした。迫力さよりも緻密さが主軸に感じます。グルーヴ感はちょっと弱めですが、レスポンスは良いです。立ち上がりがしっかり見える事でとてもクリアで気持ち良い。シャリつきは絶妙に抑えられているものの低音帯よりも高域の方が得意で、ボーカルはやや主張してきます。
No.6:Shanling M6 Ver21
概要
2019年12月に発売されたM6は2.5/4.4mmのバランス端子を両方とも搭載した”全部入りDAP”として話題となりましたが、主要パーツであるDACチップの工場が火災に見舞われるというアクシデントが発生して生産ストップ。そして、DACチップをESS社製「ES9038Q2M」に改め、さらに細部にも改良を加えたモデルがM6 Ver.21になります。
DACチップ「ES9038Q2M」は業界でも高い水準のスペックを備えると言われており、M6 Ver21ではそのDACチップをデュアルで搭載しています。このチップに内蔵されるASRC(=非同期サンプルレートコンバータ)機能によりクロックのジッターを大幅に除去、またTHD補正機能により局所的な歪みを効果的に低減しています。
アンプ回路のLPF部には、新たに2つの「OPA2211」オペアンプとELNA社製のオーディオ用コンデンサー、誤差0.1%の薄膜抵抗器が採用されています。この変更により新しいM6は歪みを抑えた更なる高出力化を達成しています。
出力端子が、3.5mmシングルエンド出力、2.5mmバランス出力、4.4mmバランス出力の3種類ものアナログ出力に対応しているので様々なイヤホンで音楽を楽しめます。
新しいM6はゲインレベルを「ロー/ミディアム/ハイ」の三段階からユーザーが自由に選択することが可能です。バランス接続時の出力レベルは570mw(32Ω負荷時)に達し、抵抗の大きいヘッドフォンでも手軽にドライブさせることができるようになりました。
スペック詳細
製品名 | Shanling M6 Ver21 |
DACチップ | ES9038Q2M x2 |
内部ストレージ | 64GB |
外部ストレージ | microSDカード最大2TB |
出力端子 | 3.5mm、4.4mmバランス |
対応フォーマット | DSF / DFF / DXD / APE / FLAC WAV / AIFF / AIF / DTS / MP3 WMA / AAC / OGG / ALAC / MP2 M4A / AC3 / M3U / M3U8 / OPUS ISO(DTSのものは非対応) |
Bluetooth対応コーデック | 送受信:LDAC / SBC 送信のみ:LHDC / aptX HD / aptX |
最大バッテリー稼働時間 | 11時間(シングルエンド) 8時間(バランス) |
本体サイズ | 133.5 x 71 x 17.5 mm |
重さ | 約 233g |
ディスプレイ | 4.7 inch 1280×720 HDスクリーン |
OS | Android 7.1(ストリーミング対応) |
価格 | 74,800 |
口コミ
サウンドの特徴としては、音場が広めで解像度が高い綺麗めなサウンドです。狭く迫力のあるサウンドが好きな方より、広く綺麗なサウンドを求められている方に相性が良い思います。
音質は、基本的にはニュートラルな印象ながら、他のDAPと比較するとややウォーミーな質感であるのが特徴です。聴いていて没入できます。ハイクラスのDACも使っているおかげか、音の解像感も非常に良いですね。ESS製のDACを使ったプレイヤーは0と1で描き分けるようなソリッドな方向性で特化した印象のものも多々ありますが、M6 Ver.21はグルーヴ感もしっかり感じられるサウンドです。
画像:MUSIN
No.7:Shanling M0 Pro
概要
まず一番の特徴はその超小型サイズ。約43.8mm×45mm×13.8mmという本体は手の中にすっぽりと隠れてしまうほど。スマホに繋げてUSB-DACとしての使用すればスティック型DACのようにも使用することができます。
もちろん本体のDAPとしての機能も充実。独自OS「MTouch OS」を搭載していて、超小型画面に最適化したタッチ操作インターフェース。変換ケーブルを使用することで4.4mmバランス駆動にも対応し、シングルエンド駆動であれば約14.5時間の連続再生(バランス駆動では10時間)が可能となっています。
コンパクトボディにも関わらず、限られた基板面積を余すことなく活用し、音質への妥協は一切ない設計を目指し「ES9219C DAC/AMP」に ESS ES9219Cをデュアルで採用されています。
また、Bluetoothの送信・受信はBluetooth Ver5.0で途切れにくい安定した接続が可能です。さらにAndroidスマートフォンへ「Eddict Player」をインストールすることでアプリケーション上でのリモートコントロールにも対応が可能。M0 Proの音楽ライブラリにアクセスし、スマートフォンから再生や楽曲の選択を行なうことができます。
そしてこれだけの機能をギュッと詰め込んでいながら、価格は19,800円とリーズナブルなこともポイントです。
スペック詳細
製品名 | Shanling M0Pro |
DACチップ | ES9219C×2 |
内部ストレージ | なし |
外部ストレージ | MicroSDカードスロット×1(最大2TB) |
出力端子 | 3.5mm / 別売りアダプタ使用で4.4mm |
対応フォーマット | DSD(“.iso”,”.dsf”,”.dff”) / DXD / APE FLAC / ALAC / WAV / AIFF / AIF / MP3 / WMA / AAC / OGG / MP2 M4A / AC3 / CUE / M3U |
Bluetooth対応コーデック | LDAC / aptX / AAC / SBC |
最大バッテリー稼働時間 | 最大:14.5時間(シングルエンド)、最大:10時間(バランス) |
本体サイズ | 約43.8mm×45mm×13.8mm |
重さ | 約36.8 g |
ディスプレイ | 1.54インチ 240×240 タッチスクリーン |
OS | MTouchOS(ストリーミング非対応) |
価格 | 19,800 |
※ストリーミング再生には対応していません。
口コミ
非バランス接続では、割とクリアな音を聴かせてくれます。それぞれの音は、どれもでしゃばることはありませんが、やや高音よりかなと感じました。ボーカルもほどよく聞こえ、耳に刺さる感じはありませんでした。バランス接続に変えると、明らかに音質が更にクリアになりました。細かい音の聞こえ方が変わり、ややドンシャリ系に聞こえなくもないですが、高音、ボーカル、低音ともに明確に聞こえます。
この大きさ、この値段でバランス出力やDSD128(5.6MHz)のネイティブ再生に対応しているなど、音については十分なのですが、U/I の使い勝手が悪いことや、1曲追加しただけでもライブラリの更新は全データについて行われるなど、使い勝手の悪さは否めません。
画像:MUSIN
No.8:COWON PLENUE R2
概要
COWON(コウォン)ブランドのハイレゾ対応ポータブルプレーヤー「PLENUEシリーズ」新モデルとして、CS43131 DACチップのデュアル搭載でDXD(352.8/384kHz)とDSD256(11.2MHz)のネイティブ再生に対応するなど機能強化したミドルレンジ機です。
DACチップはシーラス・ロジックの「CS43131」 を2基搭載したデュアルDAC構成。DSD 11.2MHz音源のネイティブ再生に対応したほか、PCMファイルも384kHz/32bitに対応しています。
イヤホン端子は3.5mmステレオミニと2.5mmバランス出力端子を装備。充電用端子はUSB Type-Cを採用していますが、充電およびPC等との楽曲データ転送用となり、USB-DACへのデジタル出力には対応していません。
低電力回路設計と高効率バッテリーの搭載によって、最大20時間駆動(有線イヤホン接続/MP3再生時)に対応。FLACファイル再生時は最大約18.5時間再生が行える。
内蔵メモリは従来から128GBで、256GBまでのmicroSD SDXCに対応。外形寸法は61.55W×112.9H×13.9Dmmで、質量が154gと小型で軽量なところもポイントです。
その音質の良さから日本でも人気がありましたが、残念ながら現在は日本での流通はしてません。購入される場合はオーディオ専門店で中古品をチェックしてみてください。
スペック詳細
製品名 | COWON PLENUE R2 |
DACチップ | CS43131x2(デュアルDAC) |
内部ストレージ | 128GB |
外部ストレージ | マイクロSDカード(256GB) |
出力端子 | 3.5mmイヤホン端子/光デジタル端子(3.5㎜) 2.5mmバランス端子 |
対応フォーマット | DXD / DSD(DFF, DSF, SACD-ISO) / FLAC / WAV / AIFF / ALAC / APE / MP3 / WMA / OGG / WV / TTA / DCF |
Bluetooth対応コーデック | SBC、aptX |
最大バッテリー稼働時間 | 約20時間 |
本体サイズ | 61.5mm×112.9mm×13.9mm |
重さ | 154g |
ディスプレイ | 3.7インチ |
OS | 独自OS(ストリーミング非対応) |
価格 | 69,800 |
※ストリーミング再生には対応していません。
口コミ
有線イヤホンで聴くと、バランス、アンバランス共に素晴らしく多彩なエフェクトと相まって、限りなく自分好みの音にアレンジ出来ます。音源で色が変化するLEDも、視覚的にサイコフレームみたいで面白いですし。有線イヤホン使用時の満足度は非常に高いです。使う程に賢くなるAI機能も他社には無い面白い試み。但し、Bluetooth使用時のダメダメっぷりは何ともなりません。
原音をそのまま再現しているかのような高解像度のクリアな音質ですね。イヤホン、ヘッドホン、スピーカーなど幅広い機材にも対応していてこれ1台あればどこでも高音質な音楽が聴けちゃいますね。
参考:COWON
No.9:HiBy RS2
概要
HiBy RS2は、RSシリーズのエントリーモデルとなるDAPです。無線LANもBluetoothも使えず、Androidアプリにも対応していないなど、かなり振り切ったコンセプトのDAPとなっています。独自のHiByOSを搭載し、システムレベルのオーディオ処理を最適化することでクリーンでピュアなオーディオ再生を実現しています。
RSシリーズの大きな特徴として、「ダーウィン・アーキテクチャ」と呼ばれるR2R-D/A変換技術を核として、包括的な信号処理を可能とする画期的な仕組みを搭載したDAPです。より音質の追求にフォーカスしており、このRS2はそんなRSシリーズのエントリー機種となります。
大きな特徴として、Linuxベースの独自OS「HiBy OS」を採用し、更にワイヤレス機能を排し純粋な音楽再生専用機としたことで、非常にコンパクトでありながら高い音楽再生能力を実現しています。
外部ストレージスロットを2つ搭載し、理論値で1つ2TBまで、最大4TBまでのストレージに対応しているので、高音質の音楽ファイルも大量にストックすることができます。出力は4.4mmバランス出力、3.5mmステレオ出力、3.5mmライン出力を装備し、加えてUSBポート経由でのデジタル入出力にも対応し、R2R方式の外付けDACとして使用することも可能です。
PCMは最大384kHzまで/DSDは最大DSD256までサポートします。本体サイズもコンパクトで、ポケットにもすんなり入ります。
スペック詳細
製品名 | HiBy RS2 |
DAC | Darwin |
内部ストレージ | なし |
外部ストレージ | 2枚のマイクロSDカードスロット(各最大2TB) |
出力端子 | 3.5mm ステレオ出力 4.4mmバランス出力 3.5mmライン出力 |
対応フォーマット | 音楽ファイルフォーマットをほぼすべてサポート |
Bluetooth対応コーデック | Bluetooth非対応 |
最大バッテリー稼働時間 | 最大10時間の連続再生(画面OFF時 44.1kHz/16bit WAV音源ループ再生時) |
本体サイズ | H90.3 × W64.8 × D18.8 mm |
重さ | 158g |
ディスプレイ | 2.45インチタッチスクリーン(480×360) |
OS | HiByOS(ストリーミング非対応) |
価格 | 76,980 |
※ストリーミング再生には対応していません。
口コミ
スタンダードなサウンドは美音系サウンドでボーカルは活き活きと歌ってくれます。バックが丁寧な描写なので、輪郭がしっかりとしていながら、単純に引き締めただけでは出ないドライな音色の楽器の表現が特に得意と感じました。R2Rの不思議なところで、クール寄りの美音だなと思っても、ふと楽曲に含まれるグルーブ成分と言うべきなのか、ドライな音色も的確に表現してくれます。
画像:MIX WAVE
No.10:Shanling M3 Ultra
概要
Shanling「M3 Ultra」は「M3X」の後継機で、CPUやRAMをアップデートし、パフォーマンス性能を向上させたモデルです。また、DACチップには「ESS製 ES9219C」をデュアル構成で採用。より原音に忠実で、豊かな情報量と暖かみのあるオールラウンドなサウンドになっています。
OSにはAndroid 10を採用しており、SoCには「Qualcomm Snapdragon665」を、RAMは「3GB」を搭載しスムーズなパフォーマンスとなっています。3.5mmシングルエンド:20.5時間、4.4mmバランス:14.5時間、Bluetooth:45.5時間という長時間再生が可能なバッテリーを搭載しています。
MQAファイルのフルデコード再生にも対応。bluetooth送受信ではLDACにも対応しているので、ストリーミングサービスのハイレゾ音源の再生も可能です。
さらに、ELNA製アルミ電解コンデンサやパナソニック製ポリマータンタルコンデンサなどを搭載し、高品質な音質を保っている。また、航空機グレードのマグネシウムとアルミニウムの合金を使用し、筐体の削り出しにより高い精度の筐体一体構造を採用している。
スペック詳細
製品名 | Shanling M6 Ver11 |
DACチップ | ESS製 ES9219C×2 |
内部ストレージ | RAM3GB ROM32GB |
外部ストレージ | MicroSDカードスロット×1(最大2TB) |
出力端子 | 3.5mm シングルエンド 4.4mm バランス出力 |
対応フォーマット | DSD(.iso 、.dsf 、.dff ) / ISO / DXD / APE FLAC / WAV / AIFF / AlF / DTS / MP3 / WMA / AAC OGG / ALAC / MP2 / M4A / AC3 / M3U / M3U8 / OPUS |
Bluetooth対応コーデック | LDAC / SBC (送受信) LHDC / aptX HD / aptX (送信のみ) |
最大バッテリー稼働時間 | 3.5mmシングルエンド:20.5時間 4.4mmバランス:14.5時間 Bluetooth:45.5時間 |
本体サイズ | 109 mm × 70.5 mm × 18 mm |
重さ | 199g |
ディスプレイ | 4.2インチ(768×1280) |
OS | Android 10(ストリーミング対応) |
価格 | 65,340 |
口コミ
音に関しては、癖がなく真っ直ぐでバランスの良いサウンドです。他の帯域と比べて中低域がやや前に出ている印象ですが、過度なアクセントや主張が激しいということはなく、いつまでも聴いていられるような飽きの来ない音のイメージです。
音の傾向としてはウォームかつマイルドで、なかでもボーカルが耳元に近く、細かな余韻などにもしっかりとフォーカスがあてられており、ぼやけることなく鼓膜に届きます。全体的に刺さりが少なく、優しい音づくりのため、ウッド系のイヤホンとの組み合わせも非常におすすめですね。
画像:MUSIN
10万円以下のDAPおすすめ10選まとめ
今回の記事では10万円未満で購入できるDAP(デジタルオーディオプレーヤー)おすすめ10選を紹介しました。こうしてピックアップしてみると日本メーカーはSONYのみ、それ以外は韓国のCOWWNとHiByやShanlingなどの中国メーカーとなりました。コスパがいいのはどうしても中国メーカーになってしまいますが、もしも日本メーカーにこだわるのであればSONY一択でいいかと思います。
DAPの選び方については、自分の用途や予算に合わせて選ぶことが重要です。DAPの重要なポイントとしては、音質のクオリティや再生時間、ストレージ容量などをチェックすることが挙げられます。
こうしたDAPについては、オーディオ専門店の「フジヤエービック」「e-earphone」などで購入されると、もしもの時のアフターサポートもしてもらえるので安心です。また、もしも抵抗がなければ中古品であれば価格を抑えて購入することができるのでオススメです。
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