【比較レビュー】ロジクールのワイヤレスマウスSignature M650とM650Lの違い

ロジクールのワイヤレスマウスM650とM650L、実機を2種類とも使ってみましたのでそのサイズ感の違いを中心にレビューします。この2種類のワイヤレスマウスはどちらも基本的な機能・性能は同じで、クリック音が静かな静音タイプのマウスですが、主な違いは「手の大きさに合わせて選べる」というところです。

Signature M650とM650Lの違い

まずは、公式サイトに掲載されているサイズの違いと照らし合わせながら確認してみます。

今回のレビュー機のカラーはローズです。

Signature M650とM650Lのサイズ

M650 M650 L
高さ 107.19mm 118.19 mm
61.80mm 65.63 mm
奥行き 37.8mm 41.52mm
重量 101.2g 111.2g

実際に2つのマウスを並べて測ってみました。上の表の高さがマウスの長さに当てはまります。M650は約11cm、M650Lは約12cmと公式サイトの情報通りおおよそ1cmの違いがありました。

幅は61.80mmと65.63 mm、約4mm弱の違いです。

また、上の表で言う奥行きというのが、マウスの高さに当てはまります。37.8mmと41.52mm、こちらも約4mm弱の違いです。

裏面です。

マウスをスムーズに滑らせるために白いシール?がありますが、手首側のサイズに違いがあります。M650Lはグルっと覆うようにレイアウトされています。マウスの大きさに合わせて細かな調整されているようです。

裏面の電池カバーを外した状態です。電池の横にBluetoothレシーバーがあります。

電池に書いてある文字からも、サイズの違いを見て取れます。

親指側です。配置は同じですが、スクロールホイールと戻る・進むボタンの位置関係が調整されています。

反対側です。特にボタンなどはありません。

マウスにしては珍しい色「ローズ」は、小動物っぽくて可愛いですね。

Signature M650とM650Lに手を乗せた時の違い

では実際に私の手を乗せてその大きさ(感覚)を確かめてみます。

公式サイトに目安となるサイズの選び方がイラストで載っています。

私の手は成人男性の中でも恐らく大きい方で、中指の先端まで測ると約20cmあります。

大サイズに当てはまりますので、Lサイズが良さそうです。

Signature M650に手を乗せた時

まずはM650に手を乗せてみます。

手のひらが完全にマウスに乗るようにしてみると、少し指先がマウスからはみ出してしまいます。私には小さくて少し使いづらいです。

指のクリックがしやすい位置に合わせて手を乗せると、手のひらとマウスの間に少し空洞ができてしまいました。

Signature M650Lに手を置いた時

今度はM650Lに手をフィットさせるように乗せてみると、クリックボタンの位置がすごくいいポジションに収まりました。高さもあるので手を楽に乗せておける感覚です。

マウスの横にある親指で操作する「戻る・進む」ボタンも良いポジションです。

わずか1cmほどの違いですが、マウスを使う時間が長ければ長いほど、この違いは快適さや使い心地に大きく関わってくるでしょう。

手が小ぶりの方はSignature M650がおすすめ

手が大きめの方はSignature M650Lがおすすめ

Signature M650とM650Lのレビュー

ではあらためて、Signature M650とM650Lの特徴についてレビューします。

静かなクリック音

ロジクール独自のSilentTouchと言う技術によって、クリック音が90%も軽減されているそうです。確かにカチカチと言うクリック音はほとんどしませんでした。

左右のクリック音が小さいので、側面の親指で操作する2つのボタンのやや音が大きく感じました。

ボタンのカスタマイズができる

専用のアプリ「Logicool Options+」をインストールすることで、サイドボタンをお気に入りのショートカット(戻る/進む、コピー/貼り付けなど)にカスタマイズする事ができます。

電池寿命は最長2年

単三形乾電池が1本で最長2年間使用することができるそうです。実際の使い方によって変わるんだとは思いますが、普通に使っていれば、一年に一回電池交換すれば十分でしょう。

精密で高速なスクロールができる

SmartWheelというスクロールホイールが快適で、スクロールの精度をあげたり、高速スクロールさせたりと言う切り替えも、指ではじくだけで自動的にスクロールモードを切り替えることができます。

スクロールホイールの側面に小さく「SmartWheel」と印字されています。

共通の特徴一覧表

Signature M650とM650Lの、共通の特徴を一覧表にしました。

センサーテクノロジー ロジクール アドバンス オプティカル トラッキング
ボタン数: 5個 左/右クリック、戻る/進む、ミドルクリック付きスクロールホイール
電池タイプ 単三形乾電池x1(同梱)
電池寿命 (Logi Bolt USBレシーバー使用時): 最長24ヶ月
(Bluetooth使用時): 最長20ヶ月
接続タイプ Logi Bolt USBレシーバー
Bluetooth low energyテクノロジー
オプション ソフトウェア Logicool Options+(macOS 10.14以降、およびWindows® 10、11以降)に対応
保証情報 2年間無償保証
カラー オフホワイト、グラファイト、ローズ
対応OS Windows 10, 11 以降
macOS 10.15 以降
Linux 6Chrome OSおよびほとんどの一般的なLinuxシステム
Chrome OS 7Chrome OSおよびほとんどの一般的なLinuxシステム
iPadOS 13.4 以降(Bluetooth)
Android™ 5.0 以降(Bluetooth)
同梱物 ワイヤレス マウス
USBレシーバー
単三形乾電池x1
保証書、保証規定

今回レビューしたカラーは「ローズ」ですが、他にオフホワイト(白)とグラファイト(黒)の3色あります。

パッケージの外側に保証書が貼ってありますので、間違って捨ててしまったり、無くしたりしないように気をつけてください。

Signature M650とM650Lのまとめ

今回はロジクールからまもなく発売される2種類のワイヤレスマウス「M650」と「M650L」を一足先に比較レビューをしてみました。

どちらもベースとなる特徴は同じで、クリック音が静かで、ロジクールらしい機能もあり、しっかり使えるワイヤレスマウスです。価格も税込で4,290円で高級過ぎず、でも安すぎない、バランスの良いワイヤレスマウスだと思いました。マウスにしては珍しい「ローズ」という色も可愛くて良いですね。

手が小ぶりの方はSignature M650がおすすめ

手が大きめの方はSignature M650Lがおすすめ

 

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