Windows7より前のOSからパソコンを使っていた人間としては、USBメモリを抜く時は、タスクバーのUSBメモリアイコンをクリックして、「安全な取り出し」をすることが通常でした。
Windows10になった今でもその通例にならって、同じようにUSBメモリを抜く時にひと手間かけている人は多いのではないでしょうか。
でも実は、Windows10の既定ではUSBメモリはそのまま抜いて良いってことは知っていましたか?

windows7以前は安全な取り外し
Windows7以前は、タスクバーのUSBアイコンをクリックして、メニューを表示させて「安全な取り外し」を行います。
これをやらないと、中のデータが破損したり、最悪USBメモリ自体が使えなくなるという恐れがありました。。。
Windows10はクイック取り外し
Windows10の場合、下の画像のように、クイック取り外しという機能が既定になっていて、USBメモリはそのまま抜いて良い仕様になっています。

Windows10の既定の確認方法
左下スタートを右クリックして表示されるメニューの中に、「コンピューターの管理」がありますので、開きます。
コンピューターの管理画面が表示されたら、「記憶域」⇒「ディスクの管理」と進みます。すると、現在コンピューターに接続されているハードディスクやUSBなどが表示されます。
USBメモリを右クリックしてプロパティを選択します。
USBのプロパティの中の「ハードウェア」タブで、USBを選択して「プロパティ」を開きます。
表示されたプロパティの「ポリシー」タブを開くと、【クイック取り外し(既定)】という項目があって、チェックが入っていれば有効になっています。
これを「高パフォーマンス」にすると、キャッシュが有効になってパフォーマンスは向上しますが、USBを外す際には「安全な取り外し」をしなければならなくなります。
という事で、Windows10では、USBメモリはそのまま抜いて良いっていうお話でした。だからと言ってくれぐれも、ファイルやフォルダの使用中に無理やり抜かないように注意してくださいね。