Windows10のデスクトップパソコンで、「このアプリケーションのサイドバイサイド構成が正しくないため、アプリケーションを開始できませんでした。詳細については、アプリケーションのイベントログを参照するか、コマンドラインツール sxstrace.exe を使用してください」と言うエラーが出て、officeを始めほとんどのアプリが動かなくなってしまいました。
イベントログを確認してみると、確かにエラーが鬼のように並んでいます。
『System Default Context” のアクティブ化コンテキストの生成に失敗しました。マニフェストまたはポリシー ファイル “C:\\WINDOWS\\〜manifest” 行 0 のエラーです。 無効な XML 構文です。』
サイドバイサイドってなんだ?、無効なXML構文ってどういうこと?などと思いながら、仕方がないからとにかく対策を調べたところ、たくさん同じような現象の方がいるようでした。いくつかの解決策がありましたので、ありがたく一つづつ試してみることました。
ちなみに先に結論を言ってしまうと、「とりあえず復旧は、できた」なんですが、スッキリ快晴!ではなく、うやむやな感じの解決になっています。申し訳ありません。
対策その1:visual studioの再インストール
とりあえず、一番最初にヒットしたvisual studioの再インストールという方法に着手しました。「OSに合わせて」「アプリによってバージョンが。。。」などなど色々と制約(?)がありますが、とにかく必要そうなvisual studio、というか既に PCに入っているバージョンを再インストールしてみます。
結果変わらず。
参考にしたサイト「「このアプリケーションのサイドバイサイド構成が正しくないため、アプリケーションを開始できませんでした。」というエラーが出て起動できない
対策その2:復元
早々に「困った時の復元頼み」。そう、復元すればきっと大丈夫のはず。
復元自体はなんの問題もなく終了し、リスタート。「さて、治ったかな」って期待を込めて(ちょっとワクワクしながら)アプリをダブルクリック。
結果変わらず。
対策その3:システムファイルチェッカー
復元してもダメだったので、さらに別の方法を探ることに。
システムファイルチェッカーを試します。慣れないコマンドプロンプトの操作をしてみました。
残念ながら、エラーで止まってしまいます。
結果変わらず。
参考にしたサイト2つ
その1「Windows 8 / 8.1でシステムファイルチェッカーを実行する方法」
その2「Windows Update がエラーで失敗する(1)(80073712)
対策その4:Windows Update
なんだかもう、リカバリするしかないのかという気持ちがだいぶ強くなって来たところで、ふと「Windows Update」が途中で止まっていたことを思い出し、もう一度確認してみようと思いつく。
すると、ここでもエラーが。
必要な変更を完了できませんでした。
コンポーネントストアが壊れています。
エラーコード:0x80073712
そこで気がついたことがあります。もしかして、今回の一件は変なupdateが原因で起きているのかも!?と言うことで、一旦「サイドバイサイド〜」から離れて、このエラーコードで対策を調べてみることにしました。
対策その5:DISMツール
「エラーコード:0x80073712」で調べてみると、「DISMツール」なるものを使うと治るらしいという情報がありました。ということで早速トライしてみます。
おぉ!今回の一件で、初めてまともに完了しました!これは期待できるかも!?
さらに続けて、
を実行してみましたが、今度はエラー87が出て完了しません。
やっぱりダメなのでしょうか。
参考にしたサイト「Windows Update がエラーで失敗する(2)(80073712)」
対策その6:WIMファイルで修復
さらに色々と調べてみると、「Windows10のISOイメージやインストールメディアにあるWIMファイルで修復できる」という情報がありました。
とりあえずここまで来たらできそうなことは全部やってみようと思い、トライしてみましたが、途中で止まってしまいます。
なんとなく、これは違うなという気がしたので、まあそうなるかなという、ある意味で予想通りの結果でした。
参考にしたサイト「エラー0x800f081f でDISMが完了しない (Windows 10)」
とりあえず復旧しました
始めてからどれくらい時間が経ったのでしょうか。もう疲れました。やっぱりリカバリするしかないかなと思いつつ、とりあえず再起動してみました。
実は治っていたり!?なんて淡い期待も抱きつつ。
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再起動は問題なし。
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再起動後、アプリを立ち上げてみたところ、なんと普通に使えます!!
結局理由がよく分からないのですが、多分DISMツールでWindows Updateのクリーンアップ自体は完了していたあたりがよかったんじゃないかという仮説で、とりあえず落ち着きました。良かった良かった。
もう、言われるがままにWindows Updateを適用するのはやめにしよう!それにしてもマイクロソフトさんがもうちょっとユーザー目線になって対応してくれたらな。なんて改めて思った一日でした。
そして、たくさん情報を載せてくれていた皆さん、本当にありがとうございます。助かりました。