MiniTool MovieMakerレビュー。初めての動画編集に!簡単操作の無料でも使えるソフト

動画編集は思い出を保存したり、クリエイティブな表現をしたり、チャレンジしてみたいという人は多いと思います。しかし、多くの人にとっては、技術的な複雑さが障壁となりがちです。この記事では、初心者でも容易に動画編集を始められる無料でも使えるソフトウェア、「MiniTool MovieMaker」を紹介します。

この「MiniTool MovieMaker」は、使いやすさを重視しながらも必要な機能を備えており、動画編集の世界への最初の一歩を踏み出すのに最適です。初心者でもわかりやすい編集画面、豊富なビデオテンプレート、基本的な編集機能の充実、多様なトランジションとエフェクト、そして動画の簡単なエクスポートとSNS共有機能を備えており、特にこれから初めて動画編集に挑戦する方におすすめの動画編集ソフトです。

MiniTool MovieMakerとは

MiniTool MovieMakerは初心者向けの無料動画編集ソフトウェアです。直感的で使いやすいインターフェースが特徴で、複雑な操作や技術知識は不要です。基本的な編集機能(カット、トリム、分割、音楽の追加)に加え、豊富なビデオテンプレートとトランジションが用意されており、手軽にプロフェッショナルな見た目の動画を作成できます。

MiniTool MovieMakerの特徴

主なメリット

MiniTool MovieMakerは、動画編集が初めての方にお勧めできる無料の動画編集ソフトです。その主な特徴について、メリットとデメリットに分けて紹介いたします。

わかりやすい編集画面

MiniTool MovieMakerは非常に直感的でわかりやすい編集画面になっていて、初心者でも簡単に扱うことができます。複雑な設定や操作が少なく、簡単なドラッグアンドドロップやクリックだけで、動画のカット、結合、編集が行えます。初めての方でも迷わずに作業を進められる点が大きな魅力です。

豊富なビデオテンプレート

このソフトには、さまざまなシーンに合わせた多数のビデオテンプレートが用意されています。これらのテンプレートを使用することで、ユーザーは簡単にプロのような動画を作成できます。初心者でも、すぐに高品質なビデオを制作することが可能です。

基本的な編集機能の充実

MiniTool MovieMakerには、トリミング、分割、結合、音楽追加、テキスト挿入など、動画編集に必要な基本的な機能が全て備わっています。これらの機能は直感的に操作でき、初心者でも素早く動画編集の基本を習得できます。

多様なトランジションとエフェクト

このソフトウェアには、動画の遷移をスムーズにするための多種多様なトランジションや、映像をより魅力的に見せるためのエフェクトが用意されています。これらを利用することで、動画にプロフェッショナルなタッチを加えることができます。

主なデメリット

日本語化されていない

2023年12月時点では、残念ながら日本語化されていません。今後のアップデートに期待しています!

Macで使えない

Windows専用ソフトです。Macユーザーの方は別のソフトを利用していただく必要があります。

無料版は一部制限がある

本来は有料のソフトなので、無料版ではエクスポートできるビデオが3本までとなっています。ただし、使える機能やエフェクトなどについては有料版と無料版での違いはありません。

ハイスペックなパソコンでなくても大丈夫

通常、動画編集を行おうとすると、どうしてもハイスペックなパソコンを用意しなければなりません。しかし、MiniTool MovieMakerを動作させるための必要スペックは下記の通りで、比較的低スペックのパソコンでも十分に動作します。

対応OS Windows 7
Windows 8
Windows 8.1
Windows 10
Windows 11
CPU Intel i5 以上
インテル第 6 世代以降を推奨
メモリ 8GB
ハードディスク 10 GB のハードディスク空き容量
SSD を推奨
GPU Intel HD グラフィックス 5000 以降
NVIDIA GeForce GTX 700 以降
AMD Radeon R5以降
《CPU・GPUは気にしなくて大丈夫》
上記の表のCPU,GPUについて、最近のパソコンであれば、この条件よりは高性能なことがほとんどなので、ノートパソコンでもデスクトップパソコンでも気にしなくて良いレベルです。※ CPUのIntelの第6世代Core i5プロセッサ(通称Skylake)は、2015年後半にリリースされました。2023年時点では第14世代まで進化しています。※ GPUについても同じです。例えば、Intel HD Graphics 5000は、主に2013年から2014年頃に発売された統合グラフィックスで、特に低電力を要するモバイルデバイスや超薄型のノートパソコンでよく使用されていました。

MiniTool MovieMakerのレビュー

それでは、実際にMiniTool MovieMakerを使ってみて、画面を紹介していきます。

起動後の画面

起動直後の画面は下記のようになっています。ここに動画ファイルを追加して、編集をしていくことになります。

 

実際に動画を編集している画面はこんな感じ。シンプルでわかりやすいです。

 

編集メニュー

続けて、メニューの説明です。

一番左「Media」は動画ファイルを読み込む場所です。

「Transition」は動画と動画の繋ぎ目に使うエフェクトです。様々な種類がありますが、マウスをtransitionの上に載せるとプレビューできるので直感的にわかります。

 

「Effect」は動画自体を加工する時(例えばグレースケールにしたり、鮮やかにしたり)に使います。

 

「Text」は動画に文字を追加する時に使います。ここにも様々な種類が用意されています。

 

 

「Motion」は動画に動きをつけたい時に使用します。

 

「Elements」は日本語訳すると「要素」です。スタンプやイラストなど、動画に追加したい要素(素材)がたくさんあります。

Newマークが付いているものは、クリックするとダウンロードして使用できるようになります。

 

動画の調整メニュー

読み込んだ動画自体の調整も可能です。「Basic」タブではコントラストや明るさなどを調整できます。

「Rotation」タブでは、拡大や回転ができます。

「Speed」タブはその名の通り動画の再生スピードを調整できます。

「Audio」タブでは、動画の音声の調整ができます。

 

動画の書き出し(エクスポート)

実際にサンプルで作成した動画を書き出し(エクスポート)してみました。下記の黄色い丸がエクスポートボタンになっています。

保存先やフォーマット、解像度やフレームレートなどを設定し、右下のExportボタンで書き出します。

よくわからない設定はそのまま変えずに一旦出力して確認してみると良いでしょう。

無事にエクスポートが完了しました。

エクスポートしたファイルは、パソコンの「ドキュメント」フォルダの中に、ソフト名のフォルダがあり、その下に「output」というフォルダが自動で生成されてその中に保存されていました。

エクスポートまで試してみましたが、画面がわかりやすくなっているので、特に戸惑うこともなく操作が完了できました。メニューが全て英語なので苦手な人はいるかもしれませんが、特別難しい訳でもないので、使っていくうちにだんだんわかってくると思います。

ダウンロードとインストール

ダウンロードとインストール方法についても紹介しておきます。

まずは下記の公式サイトに行って「無料ダウンロード」ボタンを押します。

 

exeファイル(ダウンロードとインストールの実行ファイル)の保存先を指定して、保存します。

 

ダウンロードしたexeファイルを実行します。

「Install Now」ボタンを押してインストールを開始します。

 

あとはインストールが終わるまで、しばらく待ちましょう。

 

インストールが無事に終了すると、「Start Now」の画面になりますので、ボタンを押して起動してください。

《ダウンロードは下記の公式サイトから》

MiniTool MovieMaker公式サイト

MiniTool MovieMakerと他ソフトの比較

MiniTool MovieMakerを、代表的な他の動画編集ソフトと比較してみます。

Adobe Premiere Proとの比較

まずは代表的な動画編集ソフトの一つであるAdobe Premiere Proと比較してみましょう。

使いやすいインターフェース

MiniTool MovieMakerは非常に直感的なインターフェースを持ち、Adobe Premiere Proに比べて初心者にとって敷居が低くとっつきやすいです。初めて動画編集を行う方でも、すぐに操作方法を理解し、編集を始めることができます。

無料でも使える

MiniTool MovieMakerは無料で使用できます。Adobe Premiere Proは高度な機能を提供しますが、サブスクリプションベースの料金体系を採用しています。予算に制限のある個人や初心者にとって、MiniTool MovieMakerの無料利用は大きな魅力です。

機能が限定的

MiniTool MovieMakerは基本的な編集機能には優れていますが、Adobe Premiere Proのような高度な編集機能や細かいカスタマイズオプションは提供していません。プロフェッショナルな編集を求めるユーザーには物足りないかもしれません。

DaVinci Resolveとの比較

続けてもう一つの代表的な動画編集ソフト、DaVinci Resolveと比較してみましょう。

初心者でもわかりやすい

MiniTool MovieMakerは非常にシンプルで直感的な操作性を持っているのに対して、DaVinci Resolveはプロフェッショナル向けに多くの高度な機能を持っているため、操作が非常に複雑なります。MiniTool MovieMakerは基本的な機能に絞り、使いやすさを重視しているので、DaVinci Resolveに比べて初心者が扱いやすいです。

シンプルな操作

DaVinci Resolveでは、高度な編集機能を駆使して細かく調整する必要がありますが、MiniTool MovieMakerには多数のテンプレートがあり、これを利用することで迅速にプロジェクトを完成させることが可能です。MiniTool MovieMakerは時間を節約し、簡単にプロジェクトを仕上げることができます。

プロ仕様の高度な編集ができない

MiniTool MovieMakerは基本的な編集機能には優れていますが、DaVinci Resolveのような高度なカラーグレーディングやオーディオ処理機能は提供していません。DaVinci Resolveは映画制作などのプロフェッショナルな環境で広く使用されていますが、MiniTool MovieMakerはそのような高い要求を満たす能力には欠けています。特に、映像の品質や細かな編集機能においては、DaVinci Resolveに劣ります。

まとめ

MiniTool MovieMakerは、動画編集を始めたいと考えている初心者に最適な無料の動画編集ソフトです。本記事で紹介したように、このソフトウェアは直感的で使いやすいインターフェースを持ち、初めての方でも迷わずに操作できます。さらに、プロフェッショナルなビデオテンプレートの豊富さが、初心者の方でも簡単に高品質な動画を作成できることを可能にしています。

また、基本的な編集機能が充実しているため、トリミングや分割、音楽の追加などの基本操作をスムーズに行うことができます。加えて、多様なトランジションとエフェクトを使用することで、動画に個性とプロのタッチを加えることが可能です。さらに、編集した動画のエクスポートも無料で3本までできるようになっています。

MiniTool MovieMakerは、これから動画編集を学びたいという方に最適なソフトです。無料版でも十分な機能を持ち、使いやすさと高い品質を兼ね備えています。動画編集の世界に足を踏み入れたい方は、是非このソフトを試してみてください。きっと、あなたのクリエイティブなアイデアを形にする強力なサポートをしてくれる動画編集ソフトになることでしょう。

《ダウンロードは下記の公式サイトから》

MiniTool MovieMaker公式サイト

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