QCY H3レビュー!ノイキャン付きで6,980円のコスパが高いワイヤレスヘッドホン

アクティブノイズキャンセリング機能を搭載したQCYのワイヤレス(Bluetooth)ヘッドホン「H3」は40mmドライバーを搭載した高音質が特徴で、最大で60時間もの連続再生時間を誇っています。また、アクティブノイズキャンセリング機能では使うシーンに合わせて4つのモードがあります。さらに、有線接続も可能でハイレゾ音源再生にも対応しています。

「H3」はこのように様々な機能を搭載していながらも定価6,980円という低価格が大きな魅力になっている、コストパフォーマンスのとても高いワイヤレスヘッドホンです。今回は、QCY「H3」についてその特徴をまとめ、使用感や音質についてレビューをします。

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製品提供:QCY

QCY H3の特徴とスペック

それではまず、QCY H3の特徴とスペックの詳細について確認します。

QCY H3の特徴

4つのノイキャンモード

43dbのノイズをブロックするハイブリッドアクティブノイズキャンセリング機能を搭載。さらに使用シーンに合わせて4つのノイズキャンセリングモードの切り替えが可能となっています。

  • 会社や図書館、カフェなどに最適な「インドアモード」
  • ショッピングモールや駅などに最適な「アウトドアモード」
  • 乗り物乗っている時やアウトドアに最適な「アンチウィンドノイズモード」
  • 地下鉄やバス、飛行機などに最適な「コミューティングモード」

さらに周囲の音をはっきりと聞き取ることができる外音取り込み機能「透明モード」も搭載しています。

68ms低遅延ゲームモード

ゲームモードでは「68ms(0.068秒)」という低遅延で再生されるので、音ズレがほぼない状態でゲームに集中できます。

ハイレゾ対応の高音質

チタンメッキを施した「40mmのダイナミックドライバー」を搭載し、パンチのある低音と透明な高音を兼ね備えた高音質再生が可能です。また、3.5mmのステレオケーブルを使用し有線接続することで、ハイレゾ認定の高解像度オーディオ再生が可能となり、CD品質のクオリティで再生することが可能になります。

マルチポイント

H3は、スマホとPCなど、同時に2つのデバイスに接続できます。PCで動画を視聴しているときに電話がかかってきたときは、いつでもヘッドセットをダブルタッチして切り替えて応答することができます。

高品質なマイク

また、搭載しているマイクも高品質。コンボルショナルニューラルネットワーク (vdcnn) テクノロジーを搭載した3つの内蔵マイクは、さまざまな環境を検知し、それに応じてノイズキャンセリングレベルを自動調整できるため、様々なシーンにおいて安定した通話が楽しむことができます。

最大60時間の再生時間

ANCをOffにすれば、最大で60時間もの長時間の連続再生が可能です。ANCをOnにしても約35時間の連続再生ができます。日々の通勤通学での使用が中心であれば、週に一度の充電でも大丈夫です。

アダプティブANC+アダプティブオーディオ補正

アダプティブアクティブノイズキャンセリングとアダプティブオーディオ補正の2つが機能を搭載していて、周囲の環境に合わせてANCやオーディオを自動的に調整します。

最新のバイモーダル外耳道適応オーディオ補正 (becaac) を搭載しているため、家やオフィスなど静かな場所から、街中やカフェ、電車などにぎやかな場所に移動したときには、周囲の環境やノイズレベルに合わせてANCやオーディオ補正が働き、ストレスなく音楽を楽しむことができます。

QCY H3のスペック

製品名 QCY H3 (BH23H3A)
ドライバーサイズ 40mm
音圧感度 102db
再生周波数 20Hz〜20KHz
Bluetoothバージョン 5.3
対応プロファイル HFP/AVRCP/A2DP
対応コーデック SBC/AAC
連続再生時間 ANC On 約35時間
ANC Off 約60時間
充電時間 約2時間
充電ポート USB Type-C
本体重量 260g
同梱物 充電用Type-Cケーブル(0.5m)
オーディオケーブル(1.2m)
取扱説明書
価格 6980円

QCYはどんな会社?

QCYは2009年に中国広東省深セン市で設立されたワイヤレスイヤホンメーカーです。True Wireless Stereo(TWS)イヤホンが主力商品で、低価格帯の製品が特徴です。中国国内ではTWSシェアNo.1のブランドとなっています。海外70か国以上でも販売しており、日本にも進出しています。製品のデザイン性と音質に強みがあり、コストパフォーマンスが高いのが魅力です。TWS技術の革新を推進する企業を目指しています。低価格ながらクオリティーが高いイヤホンを提供することで、世界的に人気を集めているメーカーです。

参考:QCY公式ページ

QCY H3のレビュー

それではQCY H3のレビューになります。

まずはパッケージの写真から。今回はホワイトモデルです。

同梱物は、3.5mmステレオケーブル(1.2m)、充電用USB Type-Cケーブル(0.5m)、日本語取扱説明書の3つです。

ステレオケーブルと充電用ケーブル

ヘッドホン本体はこのような形状です。

本体内側です。

小さく折りたたむことができます。ただしポーチなどは付属していないので自分で用意する必要があります。

ボタン、ケーブル接続部分などのコントロール系統は右側に集約されています。全て物理ボタンになっているので、ヘッドホンを外さなくても手触りだけで操作ができます。

本体側面にはマイクも付いています。

ヘッドバンド部分が伸縮します。

9段階まで長さが調節できるようになっています。

ヘッドバンド部分のクッション素材がとても柔らかいです。

イヤーパッドのクッションもとても柔らかいです。低反発素材のようで、押し込むとゆっくりと元の形状に戻っていきます。

有線接続することでハイレゾ音源が再生できます。

装着した様子がこちらです。イヤーパッド部分が比較的大きく耳をすっぽりと覆っています。イヤーパッド部分がとても柔らかいので痛くなったりキツかったりという感覚はありません。

QCY H3の音質について

QCY H3の音質は、リーズナブルな価格のイヤホンとは思えないほどクリアで精密です。低音は迫力があり、キックドラムやベースの音が前に出てくるので、低音が重要なジャンルの楽しみ方が格段に上がります。

中高音は細やかで繊細です。ボーカルの声質が伝えられ、楽器の音色や耳障りな高音のノイズも最小限に抑えられています。音の広がもあるのでストリングスやピアノ、アコースティックギターの自然な響きを楽しむことができます。

ノイズキャンセリングもボタンひとつでオンオフを切り替えられて便利です。オンにすれば外出時でも周囲の音に惑わされることなく音楽に集中できます。

さらにBluetooth 5.3に対応しているので、安定したワイヤレス接続が可能。途切れることなく音楽を楽しめることもあって、この価格帯のイヤホンの中では良い音質だと言えます。リーズナブルさとクオリティのバランスがいい製品です。

アプリでさらに便利に

QCYのスマホアプリを使用すると、バッテリー残量の目視、音質のイコライジング、ノイズキャンセリングモードの切り替えなどができるようになり、さらに便利になります。

QCY H3とSENNHEISER HD450の比較

それでは、私が日常で使用している「SENNHEISER HD450SE」と「QCY H3」を比較をしてみたいと思います。下記の写真は左が「SENNHEISER HD450SE」で右が「QCY H3」です。

まずは装着感ですが、HD450のイヤーパッド部分はH3に比べるとやや小さく、耳全体をイヤーパッドで押し付けるような形になっていますが、H3はイヤーパッドが一回り大きく耳全体を覆うようにフィットします。

HD450は新品の状態だと、やや側圧が強いヘッドホンで、長時間の使用では耳(や頭)が痛くなってしまうことがあるのですが、H3の方は圧迫感はそれほど強くなく装着感は良好で、長時間使用していても耳が痛くなることはありません。

音質についてですが、HD450は低音がしっかりと締まっていて、低音寄りではありますが全体のバランスが整えられているように感じます(機械的な感じもありますが)が、H3はやや低音がボヤけてしまっているような印象があります。

ただし、H3もやや大きめのボリュームにすると低音のボヤけが緩和されて全体のバランスが整えられ、高音域までしっかりと鳴り、ヌケもよくなって行きます。実はライブ音源などを聴いているとH3の方が臨場感が楽しめる場合もあり、どちらのヘッドホンにも良いところがあるなと感じました。

HD450は定価で20,000円ほどするのに対して、H3は6,980円です。その価格から考えると十分に高音質で、コストパフォーマンスが高いヘッドホンだと言えます。

どちらのヘッドホンも折りたたんでコンパクトに持ち運びできるようになっているのですが、HD450は持ち運び用のポーチが付属しています。H3にはポーチが付属していないので、自分で用意する必要があります。

QYCワイヤレスヘッドホンH3のまとめ

今回は、QYCのワイヤレスヘッドホンH3についての特徴をまとめ、使用感や音質についてレビューしました。総合的にH3はコスパの高いワイヤレスヘッドホンであると思います。

H3の大きな特徴は非常にリーズナブルな価格設定ながら、価格以上の高音質を備えているところです。また、ヘッドホン本体は軽く耳全体を覆う形になっているので、装着感が良く長時間の使用でも疲れにくい設計になっています。さらに、そのシンプルなデザインは、通勤や通学などの移動時間をはじめとして、様々なシーンで使用しても違和感がありません。

Bluetoothバージョンは5.3で接続も安定し、ペアリングも簡単ですし、操作用の物理ボタンがついているので、スマートフォンを取り出さずにヘッドホン本体だけでも音楽の操作ができるところも魅力的です。

このように、QCYのワイヤレスヘッドホンH3は、その価格からは想像できないほどクオリティが高く、手軽に購入できるワイヤレスヘッドホンとしておすすめできます。

\コスパ最強クラスのヘッドホン/

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