【レビュー】SOUNDPEATS Air5 Pro+「MEMS×ダイナミックの“ハイブリッド構成”が描く音の未来」

「MEMS×ダイナミックのハイブリッド構成で、想像を超える音へ。イヤホンを装着した瞬間、空気の中に音が浮かぶような立体感に驚かされる。」

今回レビューする完全ワイヤレスイヤホンは、SOUNDPEATS最新の「Air5 Pro+」です。

「Air5 Pro+」は革新的なMEMSドライバーと10mmダイナミックドライバーを組み合わせたハイブリッド構成。ハイレゾ認証、Snapdragon Sound対応、LDAC/aptX Losslessなど高音質に対するこだわりが詰まったワイヤレスイヤホンです。

さらに、AIアダプティブノイズキャンセリング、6マイクAI通話補正、マルチポイント接続、10分急速充電など機能面も充実したSOUNDPEATSのプレミアムモデルとなっています。

実際に1週間ほど使ってみて感じたのは、AIノイズキャンセリングが作り出す穏やかな静寂の中で「聴き疲れない高解像サウンド」という感覚でした。この記事では、その音質だけでなく、ANC性能・デザイン・アプリ機能まで、リアルな使用感をレビューします。

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製品提供:SOUNDPEATS

Air5 Pro+はハイブリッドドライバーの高音質

Air5 Pro+の最大の特徴は、なんといってもMEMSドライバーの採用し、ダイナミックドライバーとのハイブリット構成になっていること。

実際に音を聴いてみると、その違いはすぐに分かります。ボーカルの息づかいや楽器の余韻が驚くほどクリアで、空気の粒子まで描き出すような感覚。まるで“音が目の前に立体的に浮かび上がる”ような体験でした。

これまでのSOUNDPEATS製品と比べても、音の分離感と解像度がワンランク、ツーランクも上。それでいて、硬さや金属的な響きがなく、耳に優しい“シルキーな音”が印象的です。

MEMS(Micro-Electro-Mechanical Systems)とは、半導体技術を応用した超精密なドライバーで、一般的なダイナミック型やBA(バランスド・アーマチュア)型よりも振動のコントロールが圧倒的に正確です。

SOUNDPEATSならではの「気持ちいい音」

MEMSドライバーは高精度な分、調整が難しいとも言われています。しかしAir5 Pro+では、ハイブリッド構成で中低域の厚みを自然に補い、単にシャープな音ではなく“聴き心地の良い高解像サウンド”に仕上げています。

SOUNDPEATSらしいナチュラルチューニングはそのままに、細部の描写力とボーカルの温かみが共存するイヤホンです。スペック上のすごさだけでなく、実際に聴いた時に「気持ちいい」と思えるよう設計されているのが分かります。

Air5 Pro+のデザインと装着感

Air5 Pro+を手に取ってまず感じたのは、無駄のないデザインの美しさ。ケースはマットな仕上げで指紋が付きにくく、質感はまるで高級ガジェットのよう。光沢のない落ち着いたトーンなので、デスクに置いても安っぽさがありません。

イヤホン本体も小ぶりで、角が丸く処理されているため指に吸い付くような触感。最近のSOUNDPEATSはデザインの完成度が高いですが、Air5 Pro+はその中でも特に上品さと実用性のバランスが絶妙だと感じました。

ケースのヒンジ部分もカチッと開閉し、安っぽさゼロ。持ち歩くたびに「この価格でこの質感?」と少し驚かされます。

プレミアムモデルだけあってパッケージにも高級感があります

装着感:軽い・痛くない・ズレにくい

装着してまず感じるのは、片耳5gというその軽さとフィット感の良さ。スッと耳におさまって、長時間つけても耳の中が痛くなりにくく、イヤーピースの形状がうまく圧を逃がしてくれます。

私はMサイズのイヤーチップ(購入時に装着されているサイズ)で使っていますが、Air5 Pro+はサイズ感がちょうどよく、歩いたり軽く頭を振ったりしてもズレませんでした。毎日の片道1時間の通勤時間だけでなく、カフェで2時間ほど記事執筆中につけっぱなしでも、違和感がなく快適な装着感です。

Air5 Pro+の音質レビュー

最初の一音で、「あ、違う」と感じました。Air5 Pro+のMEMSドライバーは、音の輪郭が極めて繊細。一つひとつの楽器が独立して存在しているような空間の広がりがあり、音の“粒”が見えるような感覚になります。

特に驚いたのが、ボーカルの透明感と距離感の自然さ。それでいて息づかいや残響がしっかり奥行きを持って届いてきます。

従来のBA型にありがちな“硬さ”や“金属的な響き”が完全に消えており、代わりに、柔らかく空気を震わせるようなシルキーな音が耳に馴染みます。長時間聴いていても全く疲れないのは、このナチュラルな音質のおかげでしょう。

ポップス・ボーカル系

AimerやYOASOBIのような女性ボーカル曲では、高音の伸びが非常にスムーズで、サ行の刺さりが少ないのが好印象。声の艶感がしっかり出て、バックの楽器とのバランスも絶妙です。

ジャズ・アコースティック

ピアノのタッチ音やベースの弦の震えがリアル。音場が広く、リスニング空間がふっと開けるような感覚があります。小音量でも立体感が維持されるのは、MEMSならではの精密さだと感じました。

ロック・エレクトロ系

中低域のキックやベースラインがしっかりとした存在感を持ちながらも、決してブーミーにならず、ドラムのアタックが鮮やかに立ち上がる。ハイブリッド構成の恩恵で、厚みと分離感が高次元で両立しています。

波形を測定した結果

自宅の環境で、このイヤホンの波形を測定してみました。

まずはANCオンの状態から。1KHzを超えたあたりにピークが来ていることがわかります。この辺りがボーカルの明瞭さや音の空気感に繋がるところではないでしょうか。

続いてANCオフの状態です。ピークは2kHzあたりにありますが、ANCオンの時よりもピークへの盛り上がり方がなだらかで、よりフラットな音質に近い傾向です。

音質の傾向を簡単にまとめると、

  • 高音域はキラキラと伸びやか、
  • 中音域は人肌のように温かく、
  • 低音域は必要なときだけ深く沈み込む

そんな風に感じられます。比較的どんなジャンルの曲でも自然体で楽しめると思いますが、特にボーカルを好んで聞く方に特にお勧めできると言えそうです。とは言っても全体に完成度の高い音作りだと思います。

個人での測定になりますので、参考程度にご覧ください。

Air5 Pro+のノイズキャンセリング性能

通勤電車でAir5 Pro+のANCをオンにした瞬間、あの「ゴォォ…」というモーター音がまるでフェードアウトするように静かになりました。完全に無音になるわけではありませんが、不快な低音ノイズが柔らかく溶けて消える感じです。

カフェのように環境音が多い場所では、Air5 Pro+のANCが自然さを保ちながらノイズを整える印象。完全に遮断するのではなく、「必要な音だけを残してくれる」ような聴こえ方をします。

曲を再生しても無理やり外音を遮断している感覚がないので使っていて違和感がありません。私はカフェ作業中によくJAZZを聴くのですが、ANCをオンにすると音の立体感が際立ち、音楽が環境の一部になる感覚がありました。

シーン 効果 印象
電車 低音ノイズが消えて没入感が高い
カフェ 人の声を自然に残すバランス型
在宅ワーク 通話時のノイズリダクションが優秀

外音取り込みモードに切り替えると、家のチャイムや家族の声も自然に聴こえるので、イヤホンを外さず作業を続けられるのも便利。この“使い分けのスムーズさ”が、日常使いで地味に効いてきます。

通話時のノイズキャンセリング精度も高いです。エアコンの風音やキーボードのタイピング音がかなり抑えられ、相手側にもクリアな音声を届けられていました。

PeatsAudioアプリで“自分好みの音”を作る

Air5 Pro+は、専用アプリ「PeatsAudio」で音のカスタマイズや、タッチ操作の割り当て変更、ANC・外音取り込み・標準をモードの切替などさまざまな設定が可能です。アプリの操作もシンプルでわかりやすく、EQ(イコライザー)やANC設定など、欲しい機能がトップ画面にすぐ出てくるので、初めて使う人でも安心です。

イヤホンのバッテリー残量も表示され、左右独立で確認することができます。

EQカスタマイズでも楽しめる

もともとプリセットが入っているのでそれを使ってももちろんいい音で聞けますし、こだわりの強い方はオリジナルのイコライザー設定も可能。10バンドで細かく調整でき、「低音を強調したい」「ボーカルの聞こえ方を重視したい」など好みに合わせて設定できます。

スライダーをちょっといじるだけでも印象が変わるので、色々と動かしてみるのも楽しいです。自分好みにカスタムした設定を保存しておいて、「今日は静かにBGM」「今日は爆音でノリノリに」といった使い分けもできます。

Air5 Pro+のバッテリー・接続性・操作性

Air5 Pro+の公称バッテリーは、イヤホン単体で約6.5時間/ケース込みで最大30時間の連続使用が可能となっています。実際にANCをオンにして、通勤+作業で使い続けてみたところ、スマホの音量50〜60%でおよそ6時間以上持続しました。

充電ケースを併用すれば、1日2〜3時間の使用なら10日程度は持ちます。さらに、急速充電にも対応しており、10分の充電で約2時間再生できるのも便利。朝の準備中に少し充電するだけで、出勤中ずっと音楽が聴けます。

マルチポイント対応

Air5 Pro+はマルチポイント接続(2台同時接続)に対応しています。例えば、iPhoneとPCを同時接続しておいて、PCで動画を見ている途中でスマホに着信があっても問題ありません。また、接続も安定していて屋外でカバンにスマホを入れて歩いても音の途切れがなく、混雑した駅構内でも安定して接続していました。

ちょっと気になったポイント

Air5 Pro+はSOUNDPEATSのフラッグシップとして、総合的にはとても素晴らしいワイヤレスイヤホンではありますが、個人的にちょっと気になった点をお伝えしておきます。

音質について

基本的にはどなたにでもお勧めできるナチュラルな傾向の高音質ですが、ズシズシと内臓に響く低音が欲しい方にはあまり向いていないかもしれません

また、インピーダンスがやや高めになっているようで、他のイヤホンに比べると少し音量が取りづらく、スマホのボリュームをいつもよりちょっとだけ大きめにしておくことがお勧めです。

使用感について

ほぼ完璧な装着感ですが、強いて言えばタッチ操作が少し敏感すぎることがあります。耳の位置を直そうとした時に誤操作して再生が止まってしまうことがありました。とはいえ、慣れれば問題ないレベルですし、操作レスポンス自体はかなり良好です。

また、ケースが少し丸みを帯びていてさらされとした手触りのため、滑って落としてしまったりする可能性があります。逆に言えばポケットなどにはスッとおさまって使いやすいとも言えます。

デザインについて

ブラック+ゴールドのデザインは高級感がありますが、装着時にゴールドの部分が目立つので人によっては派手すぎるように感じてしまうかもしれません。このデザインはSOUNDPEATSらしいとも言えますね。

Air5 Pro+のスペック表

製品名 SOUNDPEATS Air5 Pro+(サウンドピーツ・エア ファイブ プロ プラス)
カラーバリエーション ブラック
タイプ ワイヤレス(カナル型)
本体操作 タッチセンサー式

主な特徴

  • MEMSドライバー「Cowell」+10mmダイナミックドライバー
  • Qualcomm製「QCC3091」チップ採用
  • aptX Lossless/LDAC/LC3対応、ハイレゾ認証済み
  • 「Snapdragon Sound」および「LE Audio」対応
  • -55dB AI適応型(アダプティブ)ノイズキャンセリング
  • マルチポイント接続対応

仕様

ハイレゾ認証 認証済み
パワーアンプチップ XAA-2000 Aptos 搭載
Snapdragon Sound 対応
LE Audio 対応
再生周波数帯域 20Hz〜40KHz
対応コーデック SBC/AAC/LC3/LDAC/aptX/aptX Adaptive/aptX Lossless
Bluetoothチップ Qualcomm QCC3091
Bluetoothバージョン Bluetooth 5.4
Bluetoothプロファイル HSP、HFP、A2DP、AVRCP

バッテリー・充電

最大再生時間(イヤホン単体) 約6時間(AAC/音量40%/通常モード)
最大再生時間(ケース込み) 約30時間(AAC/音量40%/通常モード)
急速充電 対応(10分充電で約2時間再生)
充電時間(イヤホン) 約1時間
充電時間(ケース) 約2時間
充電端子 USB Type-C
ケース底面は充電用端子とリセットボタン。ケース背面のヒンジ部分にSOUNDPEATSのロゴが付いています。

サイズ・重量

イヤホン単体サイズ 34.60 × 19.87 × 23.50 mm
ケースサイズ 66.88 × 48.33 × 26.92 mm
重量(イヤホン単体) 約5g
重量(ケース+本体) 約51.1g
Air5Pro+の同梱物はこちら。ユーザーガイドとステッカー、イヤーチップ(全3種類)、充電用USB-Cケーブルとなっています。充電用ケーブルは短めです。

SOUNDPEATS Air5 Pro vs Air5 Pro+ 比較

旧モデルであるSOUNDPEATS Air5 Proと、新製品Air5 Pro+の主な違いを比較してみました。

比較項目 Air5 Pro(旧モデル) Air5 Pro+(新モデル) 改良ポイント
ドライバー構成 10mmダイナミックドライバー(PU+PEEK) MEMSドライバー+10mmダイナミック(ハイブリッド) MEMS追加で解像度・定位感が大幅向上
サウンド傾向 明るくクリアでパンチのある音 より立体的・滑らかで高精細な音像 高域の硬さを抑え、自然で疲れない音質へ進化
再生時間 イヤホン単体7.5h/ケース込み37h イヤホン単体6h/ケース込み30h 新構成で音質重視チューニングのためやや短縮
デザイン・質感 光沢系ブラック マットブラック(上質感UP) 手触り・指紋耐性を改善
価格帯(参考) 約9,000円前後 約15,000円前後 音質強化に伴うプレミアムモデル化

スペック上での一番大きな違いは、やはりドライバーにあります。MEMS+ダイナミックというハイブリッド構成になったことにより、音質はワンランクもツーランクもアップしています。

その一方で、連続使用時間が少し短くなってしまったり、価格も上がったりしています。どちらも素晴らしいワイヤレスイヤホンではありますが強いて言うなら、「コスパ重視」か「音質重視」かで選ぶのが良いでしょう。

\コスパ重視の人はAir5 Pro/

 

\最新機能と高音質重視の人はAir5 Pro+/

まとめ

SOUNDPEATS Air5 Pro+は、革新的なMEMSドライバーとAI適応型ノイズキャンセリングを融合させた、まさに“静寂と高解像度の両立”を実現したワイヤレスイヤホンです。

MEMSドライバーによる音の描写力は圧倒的で、ボーカルの息づかいや楽器の余韻までリアルに再現。そこにハイブリッド構成の温かみが加わり、繊細でありながらも人肌のような柔らかさを感じさせます。

また、ANCは単にノイズを消すのではなく、不要な音を自然に整えてくれるチューニングで、音楽が静寂の中に浮かび上がるような心地よさ。軽量で耳への負担が少ない装着感や、安定した

Bluetooth接続、アプリによるEQカスタマイズなど、使い勝手の面でも非常に完成度が高いです。Air5 Pro+は、日常の中に小さな“音の贅沢”をもたらす一台です。

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