QCYから発売になった最新ワイヤレスヘッドホン「AilyBuds Pro+」をレビューします。
「AilyBuds Pro+」は、名前に「Pro」とついていますが、AirPods(Proではない方)と同じインナーイヤー型のワイヤレスイヤホンです。カナル型(イヤーピースを使って耳の穴の奥まで押し込むタイプ)のワイヤレスイヤホンの圧迫感が苦手という方におすすめです。
インナーイヤー型ではありますが、LDACに対応し、ハイレゾ認定の高音質仕様。AIアダプティブオーディオ+アクティブノイズキャンセリング機能もついていて、定価7,480円というコスパの高さが大きな特徴。普段使いに最適な完全ワイヤレスイヤホンです。
今回は記事後半でAirPodsとスペック比較もしてみたいと思います。
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製品提供:QCY
QCY AilyBuds Pro+の特徴
まず「QCY AilyBuds Pro+」は、どんな特徴があるワイヤレスイヤホンなのかについてまとめます。
インナーイヤー型でも高音質を追求
LDAC対応&ハイレゾ認定の高解像度
再生コーデックLDACに対応し、高解像度で音楽を再生することができます(再生する側の機器が対応していることが必要です)。また、ハイレゾ認定も受けているので、CDを超える音質での再生が可能です。
ソニーが開発した高解像度オーディオコーデックで、Bluetoothを介して高品質なオーディオをストリーミングするための技術です。LDACは最大990kbpsのビットレートで24ビット/96kHzのオーディオをサポートし、他のBluetoothコーデック(例えばaptX HD)に比べてより多くのデータを転送できます。
日本オーディオ協会(Japan Audio Society, JAS)によって定義されるオーディオ品質の基準です。この認定を受けた製品は、標準的なCD音質(16ビット/44.1kHz)を超える高解像度オーディオを再生できることが保証されます。
AIアダプティブオーディオ
人間の耳の形は全く同じではありません。イヤホンの装着感も種類によって良かったりイマイチだったりがありますが、QCY AilyBuds Pro+は搭載されたAIアダプティブオーディオがあなたの耳の形を自動的に認識し、最適な音質バランスに整えてくれます。
人工知能を活用して音響環境やリスナーの好み、周囲の騒音レベルなどに応じて音質や音量を自動調整する技術です。具体的には、AIがリアルタイムで環境音を分析し、その分析結果に基づいて音楽や通話のオーディオプロファイルを調整します。
13mmダイナミックドライバー
大口径の13mmダイナミックドライバーを搭載し、クリアで明瞭な高音域と、どっしりとした低音域をどちらも再生することができます。
ノイズキャンセリング機能搭載
インナーイヤー型でありながら、AIを利用したアクティブノイズキャンセリング機能を搭載しています。人間の耳は左右で形が異なるため、左右で同じノイズキャンセリングをしてしまうと違和感を感じることがありますが、QCY AilyBuds Pro+は左右の耳の形や周囲の音をAIが判断し自動的に最適な再生環境を作ってくれます。
マイクも高音質でオンライン会議でも便利
6のマイクが内蔵され、ENCノイズキャンセリング機能が様々な騒がしいシーンでノイズを低減するので、自分の声をクリアな状態で相手に伝えることができます。また、イズキャンセリングをオンにすると、マイクは自動的に風切り音を低減し、大きな風切り音を検知すると弱いノイズキャンセリングパラメーターに切り替わるため、走行中やランニング中に耳元で聞こえる風切り音が気にならなくなります。
普段使いに便利な機能
2台の機器に接続できるマルチポイント対応
スマホとパソコン、iPhoneとAndoroidスマホなど、2台の再生デバイスと同時接続が可能。簡単に切り替えて使うことができます。
接続が安定するBluetooth5.3
イヤホンとの接続する時のBluetoothバージョンは最新の5.3。再生デバイス側が対応していることが条件になりますが、スマホなどのデバイスと瞬時に接続され、安定して接続します。
バッテリー切れの心配が少ない最長28時間
ノイズキャンセリング機能がオフの時は最長で28時間(イヤホン単体で5時間)の再生が可能。ノイズキャンセリングがオンの時でも23時間(イヤホン単体で4時間)もの長時間再生が可能で、バッテリー切れの心配が少なくなります。
アプリでカスタマイズも可能
アプリを使うことで、バッテリー状態の確認、様々な設定の確認と変更をすることができます。
低遅延の80㎳ゲームモード搭載
アプリないでは、ゲームモードに切り替えて、低遅延でゲームも楽しむことができます。
サウンドのカスタマイズも可能
また、カスタムサウンドという項目があり、プリセットされているイコライザーを使ったり、自分好みにカスタマイズしてみたりと、好みのサウンドに変更することも可能です。
QCY AilyBuds Pro+のレビュー
それでは、QCY AilyBuds Pro+を実際に使ってみたのでレビューしていきます。
外観など
パッケージはこのようになっています。蓋を開けるとコーティングされた本体が綺麗におさまっています。
充電ケースとイヤホン本体
イヤホン本体のアップ。
インナーイヤー型なので、イヤーチップはありません。本体をそのまま耳穴にそっと入れる感じで装着します。
充電ケース
充電ケースは幅51×高さ51×28.2mmと、とてもコンパクトです。バックの中はもちろん、ワイシャツの胸ポケットにもすっぽりと入り、邪魔になりません。
充電ケース裏面です。
充電ケース底面には、充電用ケーブルの差し込み口とリセットボタンがあります。
インナーイヤー型でありながら高音質
QCY AilyBuds Pro+はインナーイヤー型の弱点である低音域がしっかりと前に出てきます。ノイズキャンセリングとAIオーディオの両方をオンにした時には、ずっしりとした心地よい低音域と、抜けの良い高音域の両方を実現しています。カナル型イヤホンやヘッドホンと並べて比較するとどうしても不利ではありますが、下手な安物のカナル型イヤホンよりは遥かに高音質です。
音漏れもほとんどない
インナーイヤー型だからある程度の音漏れはやむを得ないかなと思っていましたが、いざ使ってみたらよっぽどの爆音にしない限り、ちょっと大きめの音量にしても、音漏れが気になるようなことはありませんでした。
ノイズキャンセリングも優秀
カナル型イヤホンと違い、インナーイヤー型イヤホンのQCY AilyBuds Pro+は耳に奥まで押し込んで密閉するわけではなく、耳穴の入り口に軽くはめるように装着します。密閉していないにも関わらず、ノイズキャンセリング機能もしっかりと働いていて、周囲の音をシャットアウトしてくれます。なのに締め付けもない装着感で快適です。
軽くて小さくて持ち運びに便利
本体がわずか4gと軽く、インナーイヤー型独特の軽い装着感も相まって、とても装着感が良いです。長時間装着していても窮屈な感じがなく、痛くなることはありません。
使いはじめは慣れが必要かも
カナル型イヤホンに慣れている人が、初めてインナーイヤー型イヤホンを使うと緩く(スカスカ)感じてしまうので、装着感があまり良いと感じないかもしれません。耳穴に入れた時も少し本体を動かしながら、ベストなポジションが見つかるまで少し時間がかかるかもしれません。しかし、一回ベストポジションにハマればしっくりくることでしょう。
キツすぎない装着感なのに結構ノイズキャンセリングしてくれるのはすごいですね。
QCY AilyBuds Pro+のスペック
QCY AilyBuds Pro+の詳細のスペック情報を下記に記載します。
商品名 | AilyBuds Pro+ |
タイプ | インナーイヤー型 |
本体操作 | タッチ操作 |
ドライバー | 13mmダイナミックドライバー |
ハイレゾ | 対応 |
再生周波数帯域 | 20Hz〜20KHz |
Bluetoothバージョン | 5.3 |
最大持続時間 | ケース込み: 約23時間(ANCオン)、約28時間(ANCオフ) イヤホン単体: 約4時間(ANCオン)、約5時間(ANCオフ) |
重量 | イヤホン片耳 約4g 充電ケース込 36.8g |
サイズ | 19.9×18.4×33.7mm 51×51×28.2mm |
ANCノイズキャンセリング | ◯ |
通話用(ENC)ノイズキャンセリング | ◯ |
マルチポイント | ◯ |
ゲームモード | ◯ |
専用アプリ | QCYアプリ |
付属品 | 取扱説明書 Type-C充電ケーブル |
カラー | ブラック/ホワイト |
同梱品は取扱説明書(日本語)と充電用ケーブルです。ケーブルはかなり短いので、ほかに持っている方はそちらを使った方が便利かもしれません。
QCY AilyBuds Pro+とAirPodsの違い
QCY AilyBuds Pro+とAirPodsのスペックの違いについて、比較してみました。本体サイズ、重量、再生時間などはほとんど同じという結果になりました。防水性能はAilyBuds Pro+が確認できなかったので正確にはわかりませんが、AirPodsの方が良さそうです。しかし一方でAilyBuds Pro+には搭載されているアダプティブノイズキャンセリングがAirPodsには無いことも大きな違いです。
そして何よりもこの価格差は、比較検討する価値が十二分にあるのではと思います。
AilyBuds Pro+ | AirPods(第3世代) | |
---|---|---|
値段 | 7,480円 | 26,800円 |
イヤホンタイプ | インナーイヤー型 | インナーイヤー型 |
イヤホンサイズ (高さ×幅×厚さ) |
19.9×18.4×33.7mm | 19.21×18.26×30.79mm |
ケースサイズ (高さ×幅×厚さ) |
51×51×28.2mm | 46.40×54.40×21.38mm |
ケースの重さ | 36.8g | 37.91g |
最大使用時間 イヤホンのみ |
5時間 | 6時間 |
最大使用時間 ケース併用 |
28時間 | 30時間 |
イヤホン操作 | タッチセンサー | 感圧センサー |
アクティブノイズキャンセリング | ◯ | × |
耐汗耐水性能 | 不明 | IPX4 |
QCY AilyBuds Pro+のまとめ
今回は、QCYのインナーイヤー型ワイヤレスイヤホン「AilyBuds Pro+」をレビューしました。インナーイヤー型なのにノイズキャンセリング機能がついていて、AIによる自動判定で色んな人の耳にとって最適な再生環境が構築されます。これだけの機能を兼ね備えていながら7,480円というコスパの高さも特徴。本体も軽く装着感が良好で魂魄な充電ケースなど、普段使いに便利な機能を兼ね備えた完全ワイヤレスイヤホンです。
QCY AilyBuds Pro+がおすすめな人
一万円未満でなるべく高音質なワイヤレスイヤホンが欲しい!
通勤・通学時など周りの騒音をシャットアウトできるノイズキャンセリングは必須!
スマホとPCどちらでも使うので、マルチポイントにも対応していて欲しい!
毎日使用するので、長時間使用できるバッテリーが欲しい!
カナル型の窮屈感が苦手!
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