WORD(オフィスのワード)で数値の合計を簡単に計算する方法と使える関数一覧

WORD(マイクロソフトオフィスのワード)は文書作成のソフトですが、レポートなど様々な資料を作るときには、数字を入れた表などを使う事がよくあります。

そんな、難しい事がしたいわけではなく「ちょっと合計を出したい」なんて時があると思います。その計算のためにいちいち電卓出していませんか?

WORDの表内であれば簡単に合計を計算する事ができます。

WORDで簡単に合計を計算する方法

それでは早速、簡単に合計を計算する方法です。その方法は表内で関数を使います。

と言う事で、表を作成します。表内でないと今回の関数が使えるようになりません。

表を作成して選択した状態になると、新しく「表メニュー」が出てきます。

「レイアウト」タブに切り替えると「計算式」というメニューが出てきます。

合計を出したいセルにカーソルを合わせて、「計算式」を押すとポップアップウィンドウが開きます。

計算式に「=SUM(ABOVE)」と表示されています。これで「OK」すれば、選択しているセルに、上の列の合計が表示されます。

カッコ()の中で使える4つの値

今回は、上の列の合計を算出しましたが、もちろんそれ以外にも対応しています。

「=SUM(ABOVE)」の()の中を変更する事で横の行や、下の列にも変更する事ができます。

=SUM(ABOVE) 選択セルの上の列を合計
=SUM(BELOW) 選択セルの下の列を合計
=SUM(LEFT) 選択セルの左の行を合計
=SUM(RIGHT) 選択セルの右の行を合計

例えば、『=SUM(LEFT)』とすれば、挿入したセルの左の行の数値の合計を算出してくれます。

ちなみに、数値を変更した場合、合計を選択してF9キーを押せば結果が再計算されます。
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WORDで使う事ができる関数一覧

最後におまけで、WORDで使う事ができる関数の一覧です。

ABS 数値の絶対値を返す
AND 2つ以上の条件の全てに当てはまればTrueを返す
AVERAGE 平均を返す
COUNT 入力されているセルの数をカウントする
DEFINED 式有効な場合はTrue、式が計算できなかった場合はFalseを返す
FALSE 0を返す
IF 条件によってTrueの場合、Falseの場合の値を返す
INT 数値または式の整数部を返す
MAX 最大値を返す
MIN 最小値を返す
MOD 割り算の剰余を返す
NOT 論理式が False の場合にTrueを返す
OR 論理式のどちらかがTrueの場合Trueを返す
PRODUCT 値の積(掛け算)を返す
ROUND 四捨五入し指定された桁数を返す
SIGN 正/負の判定をする
SUM 合計値を返す
TURE 引数がtrueの場合は 1 をfalseの場合は 0 を返す

全部を使うことはあまり無いかもしれませんが、AVERAGE、MAX、MIN、そしてSUMぐらいは、パッとすぐに使えるようになると、書類作成の時間短縮にもなるので覚えておきたいですね。

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