Windows11では、OSをインストール(システム回復などの再インストールも含めて)するときには、マイクロソフトのアカウント(アカウントを持っていない場合は新規に作成)がなければ、インストール(セットアップ)が完了せず、途中で進めなくなっています。
しかし、マイクロソフトアカウントを作らずにインストール(セットアップ)を終わらせて、Windows11をローカルアカウントで使える様にする方法があるので紹介します。
【今回の記事で使用しているパソコン情報】
- OS:Windows 11 Pro
- バージョン:22H2
- ビルド:22621.963
マイクロソフトのアカウントなしでWindows11をインストールする方法
マイクロソフトのアカウントなしでWindows11をインストールする方法、それはインストール中にコマンドを打ち込んで、ネット接続をしていなくてもインストールができる様に変更します。これからその手順を紹介します。
Windowsのインストールが始まったら「国または地域はこちらでよろしいですか?」の画面まで進めていきます。
そうしたらその画面では操作せずにキーボードで「Shift」+「F10」を押下します。するとコマンドプロンプトが管理者権限で起動します。
そのコマンドプロンプト画面に
oobe¥BypassNRO.cmd
と入力(または上記をコピペ)してエンターキーを押します。
すると勝手にパソコンが再起動されます。
再起動後にもう一度インストールが始まるので画面通りに進めていくと、「ネットワークに接続しましょう」の画面で「次へ」ボタンの隣に「インターネットに接続していません」という項目が出てくるので、そこをクリックします。
続いての画面では、「次へ」ボタンの隣に「制限された設定で続行」という項目が出てくるのでそこをクリックします。
その後はローカルアカウントの作成画面に遷移していきますので、画面の指示に従ってセットアップを進めていけば完了します。
ちなみに、デバイスのプライバシー設定の選択のところは、選択肢を全部「いいえ」にしてもインストールは特に問題なく完了しました。
ウービー【OOBE】とは《out-of-box experience》パソコンやスマートホンなどの製品を購入したあと、箱から取り出して利用可能な状態にするまでの作業のこと。 ケーブルや付属品の接続、電源投入、設定画面での各種入力などの一連の過程を指す。引用元:goo辞書
微妙に古いであろう情報も広がっていた
今回、色々と調べている中では、おそらく今回のOSバージョン(ビルド)になる前は出来ていたであろう方法がさまざま検索でヒットしました。
失敗した方法1:ネットを切断する
「インストール中にネット接続を切れば良い」という情報があったので、機内モードでネットを切断してみましたが、今のWindows11ではそもそもネットに接続されていないとインストールが途中から進めなくなっていました。
失敗した方法2:オフラインアカウントを選択する
インストール中、マイクロソフトのアカウント作成画面になったら、「サインインオプションを選択して、オフラインアカウントの作成に進む」という記事もありましたが、サインインオプションで「オフラインアカウント」という項目が見当たりませんでした。
ということで、今回はマイクロソフトのアカウントを作らずに、ローカルアカウントでWindows11のインストールを完了する方法についてまとめました。