Mac版のマイクロソフトワード(Microsoft Word)を使っていると、初期設定の状態だと「F7」キーを押してもカタカナに変換されず、「文字校正」が行われてしまいます。しかし、このままでは使いづらいので、いつも使い慣れているように、「F7」キーでは一発でカタカナに変換できるようにしておきたいものです。
この記事では、Mac版のMicrosoft Wordで「F7」キーを押した時にカタカナに変換されるようにするための設定方法を紹介します。
システム設定でファンクションキーを有効化する
まずはMacの「システム設定」でファンクションキーを有効化します。
はじめに「システム設定」を開いて、左側のメニューから「キーボード」→「キーボードショートカット」と進みます。
「キーボードショートカット」を開くと、左側のメニューの中に「ファンクションキー」があるので選択し、右側の「F1、F2などのキーを標準のファンクションキーとして使用」のチェックをオンにして「完了」します。
WordでF7に設定されているショートカットを削除する
次に、すでにWordでF7に設定されているショートカットを削除していきます。
Wordのメニューの中の「ツール」から「ショートカットキーのユーザー設定…」を開きます。
「ショートカットキーの割り当て」ウィンドウが表示されるので、左の「分類:」の中から「すべてのコマンド」を選択します。続けて、右の「コマンド:」という検索窓(虫眼鏡)に「ToolsProofing」と入力します。
すると、下の「ショートカットキーの指定」という枠の中に「現在のキー」としてF7が表示されます。
「説明:」を見ると「作業中の文章の校正を行います。」となっていることがわかります。続けて「現在のキー」の中に表示されている「F7」を選択して「削除」ボタンをクリックします。
「現在のキー」から「F7」が削除されたことを確認したら、「OK」ボタンでウィンドウを閉じます。
以上で、作業は完了です。
よく使うF6、F7、F8、F9は以下の通り
その他によく使うであろう文字変換のショートカットキーを有効にするために、すでにWordに設定されているコマンドは下記の通りです。必要に応じて検索して、ヒットしたファンクションキーを削除すればOKです。
ひらがなに変換する「F6」→ OterPane
全角カタカナに変換する「F7」→ ToolsProofing
半角カタカナに変換する「F8」→ ExtendSelection
全角英数字に変換する「F9」→ UpdateFields