Windows&iPhoneユーザーのみなさま 、iPhoneの管理にはiTunesを使っているでしょうか。
ほとんどの場合はiTunesを使ってiPhoneを管理しているかと思いますが、いちいち同期させたり、しかも同期に時間がかかったり、さらに同期したつもりがファイルがどっかに消えてしまったりすることも。
iPhoneやiPadなどのApple製品は良くも悪くも使い方を指定されていて、ファイルやフォルダの管理を思うようにできません。例えば、パソコンにつなげてAndroidのようにフォルダで管理ができればいいのにと思っていました。
そこで今回は、そんな風に不満を感じている方にぜひ使ってみてほしいソフトを紹介します。iMobieの「AnyTrans」です。
AnyTransでできる事
AnyTransとは、iTunesをつかわずにiPhoneのデータ・アプリなどの管理やバックアップなどができる、「iPhoneの総合管理ソフト」です。このソフトでiPhoneに関してやりたい事が何でもできてしまいます。
ではまず、「AnyTrans」というソフトで何ができるのかという事を確認しておきます。
こちらは起動時の画面です。この画面をご覧いただくとわかりやすいかなと思いますが、iPhoneに関することがほとんど何でもできてしまいます。しかも、iTunesよりも簡単に、早く。
- 写真、音楽、ビデオなどの管理もできますし、iCloudの管理もiTunesのライブラリも管理できます。
- スマホを買い替えた時の移行もできれば、バックアップの管理もできます。
- アプリ管理、着信音管理、ミラーリングなどもできます。
- さらには、Youtubeなど動画共有サイトから動画をダウンロードできる機能まで付いています。
しかも、それぞれがすごく分かりやすい画面で構成されているので、直感的に操作ができます。
それぞれの操作方法もとても簡単。ドラッグアンドドロップを中心としたマウス操作がほとんどになりますので、パソコンに詳しくない人でも簡単に使えるのではないかと思います。
AnyTransを使ってみました
という事で、早速AnyTransをインストールして実際に使ってみました。(インストール方法は後述します)
最初はソフト(パソコン)とiPhoneを接続するため、認証画面が表示されました。
では、操作していきます。
起動画面はこんな感じです。読み込み(同期)に少し時間がかかりましたが、iTunesのそれと比べると、あっという間に同期が完了しました。
画面が分かりやすいので、特に迷うことなくやりたいことが出来ます。
まずは、写真から確認します。ちゃんと確認できています。右上にダウンロードやアップロードなどのアイコンがありますので、ここから操作も可能です。
続けてミュージックです。こちらもちゃんと表示されています。
次にビデオです。これも問題なく表示されています。
アプリも確認してみました。ちゃんと表示されています。ここからアプリのアンインストールも簡単に実行できるようです。
「デバイスを1Clickでコンピューターに転送する」というメニューがありますので、実行してみますと、転送する項目を選択する画面になりました。ここで必要な項目にチェックをいれて次へ進みます。
デフォルトの転送先は、「Cドライブ→Users→ユーザー名→Documents」になっています。特に変更せずにこのまま実行しました。私のiPhoneはそんなにファイル数が多くないのですが、それにしても転送されるまでの時間が短かったです。
指定したフォルダに「AnyTrans for iOS-エクスポート-日付」というフォルダが作成され、ファイルが転送されました。
本当に簡単にできますね。
この画面のiPhone上に画像などのファイルをドラッグアンドドロップすると、とても簡単にiPhoneにファイルを転送することができてしまいます。
この機能が、すごく便利でした!
データのバックアップも簡単にできる
データのバックアップも簡単にできます。
こんな感じでバックアップが進んでいきます。
SNSのデータ移行もできる
SNSのデータ移行もできます。
私たちに馴染み深いのはLINEだけかもしれませんが、この機能を使うと、スマホを機種変更した時に、受送信した写真や音声・動画・添付ファイルなども含めたトーク履歴を、簡単に新しいスマホに移行することができます。
スマホの移行も簡単にできる?
これは試していないのですが、スマホの引っ越しも簡単にできる仕組みがありました。今度買い替える時には使ってみようと思います。
ホーム画面の管理が便利
ホーム画面のアプリ配置をパソコンから変更できるのですが、これが実に良いです。iPhoneで画面を切り替えながらアプリの整理をするよりも、わかりやすく簡単にできます。
iPhoneをUSBメモリのように使える
iPhoneをUSBメモリのように使うことができる機能も備えています。
この機能を使うためには、iPhoneにAnyTransアプリをインストールする必要があります。
動画ダウンロードも簡単にできる
Youtube動画をダウンロードしてみました。Youtubeボタンを押すとブラウザが起動して、Youtubeが表示されました。(ここにアイコンがあるほかの動画サービスも同様の動きをしました)
ダウンロードしたい動画を開いて、URLをコピー、AnyTransの検索窓にペーストして検索します。
すると、動画の保存形式が選択できます(オーディオデータだけをダウンロードすることもできるようです)。保存先を指定して、下向きの矢印マークをクリックすればダウンロードが始まります。
サクサクとダウンロードすることができました。
お気に入りの動画を手元に保存しておけるのはとてもありがたいです。
画面のミラーリンクができる
画面のミラーリングと言って、同じネットワークにあるiOSとパソコンで画面の共有ができるようです。ただし残念ながら私の環境ではうまくミラーリングできませんでした。
有線で使えているので、どちらでも良いかなと思います。
AnyTransのインストール
それでは、AnyTransを使ってみようと思った方のために、インストール方法をご案内します。と、言っても特に難しい事はありませんでした。
まずは、こちらのAnyTrans公式サイトを開き、Windows版、またはMac版をダウンロードします。
インストーラーがダウンロードできますので、実行してインストールします。
開いたインストーラーで、一番上の「iPhone&iPadマネージャー」の右側のインストールボタンをクリックします。
Andoroid版もあります
AnyTransですが、実はiPhoneだけじゃなくて、Android版の「AnyTrans for Android」もあります。
Android端末のデータを簡単に管理できるのですが、Wi-Fi経由だけでデータの管理ができてしまいます。また、データ管理だけでなく、AndroidやiPhoneからAndroidへ機種変更時のデータ移行も簡単にできて、もちろん動画のダウンロードにも対応しています。
Android版を試してみたい方は、上の画像の「Androidデバイスマネージャー」をインストールしてください。
詳しくはこちらのAnyTrans for Androidのページをご覧ください。
デフォルトのインストール先は下記になっています。変更したい場合は、「カスタマイズのインストール」を開いて変更してください。
すぐにダウンロードとインストールが始まりますので、しばらく待ちます。
インストールが終わると言語選択の画面になるので、「日本語」を選択して「Getting Started」をクリックします。
場合によっては、こんな表示がでますので、その時は「はい」へ進めます。
左下の「この契約書を確認、同意する」を確認し、チェックが入っていることを確認したら「インストール」へ進みます。
あとは、必要なモジュールなどが自動的にインストールされます。ちなみに、画面の上半分は宣伝ですので気にしなくても大丈夫です。
以上でインストールは完了です。メッセージに従ってパソコンを再起動をしてください。
AnyTransをリリースしている会社
AnyTransをリリースしているのは「iMobie Inc.(アイモビーソフト有限会社)」という中国四川省成都市にある会社です。2011年に設立されているので、今年(2020年)で9年を迎えています。アメリカにも支社があるようです。
iMobieとは
iMobie Inc. は2011年に設立されました。iMobieという会社名は、私たちのチームメイトのキャラクターを表す、私は(I’M)、肯定的(Optimistic)で、聡明(Brainy)、自立していて(Independent)、効率的( Efficient)の頭文字から採用しました。
このAnyTransの他にも、iPhone/iPadを便利に使うためのソフトもいくつかリリースしています。
参考リンク:https://www.imobie.jp/company/
AnyTransは無料でも結構使える
AnyTransは無料体験版でもそれなりに便利に使うことができます。ただし、ファイル転送数や利用できる期間がだいぶ制限されてしまいます。やはり有料版のメリットは大きいですね。
という事で、今回はAnyTransを紹介しました。とりあえず、まずは無料体験版でいろいろ試してみてください。
AnyTransは、下記の公式サイトからダウンドロードができます。