Ankerの完全ワイヤレスイヤホンSoundcore Libety4とLibety4 NC。どちらのイヤホンもノイズキャンセリング機能を搭載した高音質なカナル型の完全ワイヤレスイヤホンです。
Bluetooth5.3に対応し接続安定性は抜群。ワイヤレス充電やマルチポイント対応、LDACでハイレゾ再生も可能で、防水性能はIPX4と、基本的な性能についてはコスパも高く、Anker史上最高音質といわれるノイキャン付きフラグシップTWSですので、購入しても失敗するようなことはありません。
それではこのSoundcore Libety4とLibety4 NCの2機種については、どのような違いがあるのでしょうか。この記事では、それぞれの特徴を確認しながら、この2機種の違いについて比較しレビューをまとめました。レビューの最後には、それぞれのイヤホンがどんな人にお勧めなのかも紹介しています。
\ノイキャンとバッテリーを重視する人はLiberty4 NC/
\音質と満足度を重視する人はLiberty4/
Soundcore Liberty 4とNC
AnkerのSoundcore Liberty 4は2022年に、Liberty4 NCは2023年に発売された完全ワイヤレスイヤホンです。どちらもSoundcoreブランドらしい圧倒的なコストパフォーマンスを備えつつ、素材感やデザイン性にもこだわった完全ワイヤレスイヤホンで、音楽ファンや通話重視のユーザーにおすすめの1本と言えるでしょう。
Ankerはどんな会社?
Ankerは2011年に中国で設立された電子機器アクセサリーのメーカーです。創業者は中国人の史蒂文・ヤンとフーカン・レイです。当初はモバイルバッテリーなどのモバイルアクセサリーを中心に製品を展開していましたが、現在ではワイヤレスイヤホン、スピーカー、電源タップ、データケーブルなど、さまざまなエレクトロニクス製品をラインナップしています。
Ankerの最大の特徴は、コストパフォーマンスに優れた製品を提供していることです。直接販売を行うことで流通コストを抑え、製品価格を抑えています。製品の品質管理にも力を入れており、「Anker Guarantee」という保証プログラムを実施するなど、顧客サービスにも力を入れています。
AnkerはKickstarterを活用して製品開発資金を調達するなど、積極的なマーケティングを行っています。また、Amazonなどの通販サイトを通じてグローバルに製品を販売しています。
Ankerは創業から10年余りで世界有数の電子機器アクセサリーブランドとして成長を遂げました。優れた製品開発力とユーザー目線でのサポートが評価され、今後のさらなる成長が期待される企業です。
Soundcoreワイヤレスイヤホンの特徴は?
SoundcoreシリーズはAnkerのオーディオブランドで、ワイヤレスイヤホンをはじめとして、ワイヤレスヘッドホン、ワイヤレススピーカーなどの製品をリリースしています。Soundcoreシリーズの完全ワイヤレスイヤホンには以下のような特徴があります。
コストパフォーマンスに優れている
Ankerの強みである価格競争力を生かし、同クラスのライバル製品と比べて安価に提供している。
音質にこだわっている
大口径ドライバーや高品質なドライバ、LDACハイレゾ対応など、音質にも妥協はありません。
デザイン性が高い
シンプルでスタイリッシュなデザインで、誰がどんなシーンで使っていても違和感はありません。
通話品質に優れる
マイク品質やノイズキャンセリング技術を高性能化し、通話の聞き取りやすさや日常の使いやすさを追求しています。
操作性に優れている
長時間再生ができるバッテリー、タッチセンサーの搭載など、実際の使用時の細かい操作性にも優れています。
Soundcore Liberty 4とNCの比較表
それでは、Soundcore Liberty 4とLiberty4 NCとの違いについて確認してみます。まずは、比較表にしてまとめましたので、この表に沿って、それぞれの違いについて確認してみます。
以下に、主な違いを順を追って説明していきます。
Soundcore Liberty4とNCで違うところ
搭載ドライバ
搭載しているドライバが大きな違いになりますが、ここは音質に直結するところなので、個人的にはもっとも気になるポイントです。
Liberty4 NCは「11mmダイナミックドライバ1基」を搭載しているのに対して、Liberty4は「9.2mmダイナミックドライバー+6.0mmダイナミックドライバーの2基構成」。Liberty4の方がサウンドがよりクリアになり、解像度が高く音質はより良いと言えます。
ノイズキャンセリング性能
もう一つの大きな違いがノイズキャンセリング性能です。
Liberty4 NCは「ウルトラノイズキャンセリング3.0」を搭載しています。この機能はイヤホンが外部の環境やノイズを検知・除去するだけでなく、耳の形を瞬時に計測し、これまで取りこぼしていたノイズまで除去します。使っている人に合わせたノイズキャンセリングの効き具合でより効果が高く、高音から低音までしっかりノイズを除去してくれます。
Liberty4は「ウルトラノイズキャンセリング2.0」を搭載しています。この機能では外部の環境やノイズに合わせてノイズを除去してくれるので、機能としては十分高いですが、Liberty4 NCと比較すると見劣りしてしまいます。
連続再生時間と急速充電
Liberty4 NCの連続再生時間は通常モードで10時間、ノイズキャンセリングを有効にした状態で8時間となり、Liberty4よりも連続再生時間が1時間長くなっています。Liberty4 NCを使う方はノイズキャンセリングを有効にしていることがほとんどだと思いますが、充電回数を減らすことができれば、それだけ本体も長く愛用することができそうです。
また、充電ケースを併用した場合は、Liberty4 NCは通常50時間、ノイズキャンセリング有効時にが40時間と、Liberty4の28時間、24時間よりも大幅に長く使用することが可能となっています。
充電ケース
充電ケースのフタがスライドするタイプのLiberty4。ボタンを押してパカっと開けるタイプのフタがLiberty4 NCです。素材感にも違いがあり、Liberty4 NCはプラスチックのような素材で、Liberty4と比較するとやや安っぽさがあります。
重量
イヤホン本体はLiberty4 NCが5.0g、Liberty4が5.8gと0.8gの差があります。搭載しているドライバー数に差がありますので、本体の大きさや重さに違いが出ていると考えられます。
一方の充電ケースは、Liberty4 NCが60gでLiberty4が55gと、5gの違いがあります。こちらは連続再生時間の差を考えると搭載しているバッテリー(容量など)の違いになりそうです。
タッチセンサー
Liberty4 NCは通常のタッチセンサーを搭載しているのに対して、Liberty4は感圧探知センサーを搭載しています。イヤホンの側面に軽く触れるだけで操作ができるのは共通ですが、Liberty4はSoundcoreアプリを使用することで感度の調整が可能となり、誤タッチを減らすことができます。
イヤーチップ
イヤーチップはカナル型の完全ワイヤレスイヤホンにとってとても重要です。耳との密着度を高めることで、ノイズキャンセリング効果も高まりますし、高音質にも効果を発揮します。
Liberty4は「CloudComfortイヤーチップ」が同梱されています。Ankerが独自に開発したもので、このイヤーチップ2層構造のやわらかな素材を使用し「雲に触れるような自然な装着感を目指した」というほど、快適なつけ心地となっています。
本体のカラー
Liberty4はブラック、ホワイト、ワインレッド、ブルー、最近シャンパンゴールドが加わって全5色。Liberty4 NCもブラック、ホワイト、ネイビー、ピンク、ライトブルーの5色展開です。
リッチなシャンパンゴールドが良いという場合はLiberty4を、可愛いピンクのイヤホンが欲しいという場合はLiberty4 NCと、好みのカラーで選ぶのも良さそうです。
価格
Liberty4が14,990円で、Liberty4 NCが12,990円とその差は2,000円。その価格差でノイズキャンセリングを優先するか、音質を優先するか、という判断になります。
Soundcore Liberty4 NCの口コミ・評判
まずはSoundcore Liberty4 NCの口コミ・評判からチェックします。やはりNC(ノイズキャンセリング)の名前がついているだけあって、ノイズキャンセリング機能の良さについての評価がとても高いです。
①商品は価格の割にとても良いと思います。僕はマニアじゃ無いのでNCも音質も満足です。普段使いはJRの通勤時。気動車の中でも快適に音楽が聴けます。雑音はそれなりに聞こえますが、列車内と思えば上等なノイズキャンセリングです。
②耳にピッタリフィットして、ノイズキャンセリング機能が凄く良いです。集中して聴けます。今後もこのタイプをこれから買おうと思います。
③ノイキャンイヤホンを初めて使ったので、他製品との比較は出来ませんが、コレはすごいと思いました。
ノイズキャンセルをオンにした途端、今まで聞こえていた扇風機や、エアコンの振動音が聞こえなくなります。④名前にNC(ノイズキャンセリング)と付いている通りノイズキャンセルの性能が素晴らしいです。高音のノイズキャンセルには弱いですが、カフェの雑音程度では気にならないくらいノイズを軽減してくれます。前作liberty4と比べてノイズキャンセル性能は、確かに向上していました。
修理中のソニーの1000xm4、3万越えなのに、臨時用に買ったliberty4ncの方がノイキャン機能強くてフィット感が良い…。
半額以下なのに😅
アンカーのliberty4nc買ったけどノイキャン性能かなりいいな(前の無印liberty4使ってるときからしばらくたってるから比較はできないけど)
ケースの充電が長持ちなのはかなり高評価!
中には、本体の大きさを気にする方もいるようでした。
Soundcore Liberty4の口コミ・評判
次にSoundcore Liberty4の口コミ・評判を確認します。こちらは音質の良さを挙げている口コミが多かったですが、デフォルトのままよりもアプリを使って好みの音質に変更している人が多いようです。ノイズキャンセリング機能も決して悪いというわけではありませんでした。
①初めは低音が弱いかな?と思いましたが、ジャストフィットのイヤーピースで解消しました。
高音も低音もバランス良く、フィット感もランニングに使用しても安定しています。音にこだわる方でも満足できると思います。②ノイズキャンセル、外音取込モードなども良いが、フィット感やアプリ連動の使いやすさ、音質など全てオススメ!
Ankerのsoundcore liberty4神すぎる
1万円台のノイキャン超えてるしアプリで音の調整とか出来るから買ってよかった
Anker信者なろかな
Liberty4 きたァ
音質違いすぎて感動してる🥺ノイキャンはじめて体感した、すごい。
これから使い倒すー!
ankerのsoundcore liberty4。ノイキャン性能めっちゃ効くし音もいい。1万ちょいするけど全然満足できる一品
アプリでイコライザーとか側面のタッチセンサー押した時の操作とかもいじれる
Soundcore Liberty4とNC、おすすめな人
Soundcore Liberty4とNC、その差額は2,000円です。そこでLiberty4とNCとどちらがいいか、それぞれのタイプ別に分けておすすめしたいと思います。
Soundcore Liberty4 NCがおすすめな人
Liberty4 NCの最大の特徴は、なんといってもノイズキャンセリング機能が強化されているところがポイントです。搭載ドライバがシングルタイプとはいっても対応コーデックは同じですし、決して音質が悪いというわけではありません。
毎日の通勤通学で地下鉄に乗っている方や周りの騒音をシャットアウトして音楽や動画、ゲームなどに集中したいという方は断然「Liberty4 NC」がおすすめです。
\ノイキャンとバッテリーを重視する人はLiberty4 NC/
Soundcore Liberty4がおすすめな人
Liberty4の最大の特徴は、Anker史上最高ともいわれるその音質です。完全ワイヤレスイヤホンでありながらデュアルドライバーを搭載し、低音から高音までバランスよくいい音を鳴らします。
ノイズキャンセリング機能も搭載されていて、Liberty4 NCよりは劣るとは言え、それでも十分なノイズキャンセリング性能ではないかと個人的には思います。
また、本体や充電ケースにも安っぽさを感じることはなく、作りの良さがわかります。持っている時の所有感というか満足度は断然Liberty4の方が上です。
\音質と満足度を重視する人はLiberty4/