ギターでかっこよくオルダードスケールが使いたい。音の並びと覚え方について

メジャースケール、マイナースケールはとりあえずわかったとして、その次に何を覚えればいいのでしょうか。

カッコいいフレーズをアドリブで自由に弾けるようになりたいですが、なにをやったら良いかなって考えていました。タブ譜見ながら弾くのはある程度できるようになったし、いい加減にアドリブ弾けるようになりたい。今まで覚えたフレーズも使いながら弾きたいけど、ただフレーズが弾けても、その使い方がわからないので、宝の持ち腐れ状態です。

オルタードスケールが使いたい

ジャズな人たちがよく使うスケールの一つにオルタードスケールがあります。ジャズに限った話ではありませんが。このスケールの音が出てくると、聞いていて「お!?」って思う瞬間があります。

どうしてかっこよく感じるのでしょうか。それは使っている音がわかればわかるはず。ということで勉強してみました。

オルダードスケールの音の並び

ここで実際に音の並びを書き出してみます。

オルタードスケール 音の間隔:半全半全全全全
root ♭9 #9 M3 #11 ♭13 m7
メジャースケール 音の間隔:全全半全全全半
root 9 M3 11 p5 13 M7

 

すると、3度以外はメジャースケールと音が一致しないことがわかります。これがいわゆるアウト感というものなのでしょう。

特に注目すべきは、rootからM3までの音(♭9と#9)でしょう。この響きがやっぱりオルダードっぽい雰囲気を醸し出していると思います。なので、とりあえずこの音の並びを組み合わせてフレーズを弾けばなんとなくそれっぽく聞こえるんじゃないか!?と思いました。

オルタードスケールを覚えやすい方法

ギター講師やネット上で解説しているサイトなどを見ていると、こんな覚え方をお勧めしているサイトがいくつかありました。

  • ルート半音上のメジャースケールのルートだけ半音上
  • ルート半音上のメロディックマイナー

いずれにしても、そもそもの前提条件があるので、それをマスターしていない場合は、なかなか厳しくなってしまいます。私も「なんとなくイメージできるけと、マスターしているとはいいがたい」と言った状況です。

なので今回は、スケールそのものの特性などからちゃんと覚えようと思います。

手書きという覚え方も

実際にギターを弾きながら”音”を感じることが一番大事なことには変わりないと思いますが、そのほかに大切なことは”手で書いてみる”ことだと思います(アナログですみません。)。

一度書くだけでも随分と記憶の定着具合が変わりますので、”弾く”と”書く”の組み合わせで覚えていけるんじゃないかと思います。

こうして一度書いて目で見ることで、音だけではなかなか捉えることができなかった”音の並び”を視覚的に捉えて覚えることができました。

ギタースケールの覚え方って、結局近道がないから、一つづつコツコツとやっていくしかないんですね。でも遠回りはしたくないですが。

あとは、何と言っても繰り返し”弾く”ことでしょうか。何度もなんども弾いて音を感じることができるようになるといいですね。

手書きスケール譜
手書きスケール譜

オルタードスケールを使うときの注意点

オルダードスケールを使う時の注意点は、ドミナントコードの時(Cコードで例えるなら、C7の時)に使えるということです。そう考えると使えるシーンって意外と多く、使い勝手も広がりそうな気がします。

とは言っても、フレーズのつなぎ(コードのつなぎ)などで、たまにちらっと顔を見せるのが良いスケールであることも事実です。あんまり”オルタード!”なフレーズをずっと弾いてしまうのはちょっとよろしくないかもしれません。やりすぎ注意です。

おまけ・チャーチモードは?

チャーチモード(教会旋律)についても確認しておきます。私の場合は、とりあえず「ア・ド・フ・リ・ミ・エ・ロ」と、各スケールの頭の1文字を並べて覚えました。チャーチモードの各スケール名は下記の通りです。

  • アイオニアン(イオニアン)→いわゆるメジャースケール
  • ドリアン
  • フリジアン
  • リディアン
  • ミクソリディアン
  • エオニアン→いわゆるマイナースケール
  • ロクリアン

チャーチモードの使い方はまだまだ勉強中です。

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