iPhone12でソフトバンクが3Gになる時の解決方法|格安SIM(IIJmio)からMNPした時

先日、格安SIMのIIJmioから、ソフトバンクへMNP(ナンバーポータビリティ)しました。新しいソフトバンクのSIMをそれまでJJImioでも使っていたiPhone12に差してみたのですが、3G表示になってしまいネット接続ができなくなってしまいました。その時の解決方法を備忘録として残しておきます。

APN(構成プロファイル)の削除が必要

格安SIMをiPhoneで使用するときには、格安SIMごとにAPN(Access Point Name)設定をしなければなりませんでした。一方で、ソフトバンク(ドコモ、auを含めた3大キャリア)のSIMをiPhoneで使用するときには、APN設定は必要がありません。

今まで格安SIMを使用していたiPhoneでソフトバンク(ドコモ、auを含めた3大キャリア)で使用する場合は、設定したAPNを削除する必要がありますので、早速APN(構成プロファイル)の削除方法をお伝えします。

APN(構成プロファイル)の削除方法

それではAPN(構成プロファイル)を削除します。

まずは、iPhoneの「設定」を開き、「一般」→「VPNとデバイス管理」へと進みます。

すると、それまで格安SIMで使用していた構成プロファイルが表示されるので、削除します。

以上でAPN(構成プロファイル)の削除は完了です。念のためiPhone本体を再起動しておくと良いでしょう。

そもそもAPNとは何?

APN(Access Point Name)は、iPhoneでインターネットに接続するための設定のことです。APNは、モバイルネットワークの通信ルートを指定するもので、通信事業者が提供するインターネットサービスにアクセスするために必要です。

ドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリアの端末にはあらかじめAPNが設定されているので、特別な設定をしなくてもインターネット接続ができるようになっています。

しかし、格安SIMでは大手キャリアの回線を借りてサービスを提供しているため、SIMカードを差し込んだ時点でAPN設定(各社のネットワークサーバー経由でインターネット接続できる状態)にしなければなりません。

そこでiPhoneでAPN設定するときに「構成プロファイル〜携帯電話回線でモバイルデータ通信を行うためXML形式の設定ファイル」が必要となり、格安SIMの各社ではそれぞれのホームページに構成プロファイルの設定方法や構成プロファイル自体を設置しています。

APNの設定には、いくつかの情報が必要です。通信事業者から提供されたAPN名やユーザー名、パスワードなどが含まれます。これらの情報を正しく入力することで、iPhoneは通信事業者のネットワークにアクセスし、インターネットに接続することができます。

正しいAPN設定を行うことで、iPhoneはモバイルデータ通信を利用してウェブサイトの閲覧やメールの送受信、アプリの使用など、インターネットに関連するさまざまな活動を行うことができます。しかし、APN設定が正しくない場合や入力ミスがある場合は、インターネットに接続できないなどの問題が生じる可能性があります。

この記事のまとめ

今回は、iPhoneユーザーが格安SIMから3大キャリアにMNPした時は、APN(構成プロファイル)を削除する必要があると言うことをお伝えしました。

逆に、iPhoneユーザーが3大キャリアから格安SIMにMNPした時は、APN(構成プロファイル)の設定が必須になり、そのままではインターネットを使うことはできません。

めんどくさく感じてしまいますが、APN(構成プロファイル)の設定も削除も、どちらも手順は簡単ですので安心してMNPしください。

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