SEO検定1級に合格しました。ちまたでは「SEO検定には意味がない」なんていう声も聞かれますが、それは本当でしょうか?実際に3級・2級・1級と受験してきましたので、その経験を踏まえてまとめて記録しておきます。よかったら参考にしてください。
SEO検定は意味がない?問題点とは。
巷では「SEO検定は意味がない」という声もある様です。それについて考えてみます。
まず、SEO検定には(SEO検定に限らずこうした検定試験に総じて言えることですが)そもそもの問題点があります。それは、SEOの知識やスキルを本当に理解しているかどうかを正確に測ることが難しいことです。例えば、SEO検定を受けて合格したからといって、必ずしもSEOの専門家になれるわけではありません。
また、SEOの世界は常に変化しており、新しい技術やトレンドが生まれるたびにSEOの知識もアップデートが必要です。そのため、SEO検定の内容や問題が常に最新の情報に沿っているかどうかというところに関しては、少し疑問に感じるところがないわけではありません。
加えて、SEO検定によって測られる能力が、実際にSEOを実践する上で必要な技術や能力と、必ずしも一致しないこともあります。そのため、SEO検定だけでなく、実務経験や自己学習などを通じて、幅広いSEOの知識とスキルを身につけることが重要になることは間違いないでしょう。
そして、検定の結果が送られてくると「合否」と「得点」がわかりますが、どの問題で間違えたのかわからないままです。結果を受けて見直しや復習ができないという問題もあります。
SEO検定がもたらすメリットとは
「SEO検定には意味がない」と言っている人たちの多くは、上記の様なことからの発言ではないかと思います。しかし、誰だって最初からエキスパートなわけではありません。こうして一つ一つ勉強をしながらステップアップしていくのですし、資格を取得するための勉強は決して無駄にはなりません。自身の知識の整理やスキルアップにもつながります。さらには、対外的な評価も得やすくなるという意味で、私としてはSEO検定を取得するメリットは大きいと感じています。
メリット1:知識の整理ができる
なんだかんだ言ってもSEO検定に合格するためには、それなりに勉強が必要です。対策本やインターネットを通してSEOに関する知識や技術を体系的に学びますので、これまでなんとなくで覚えていた様なことも含めて、SEOに関する知識の整理ができます。
メリット2:自身のスキルの証明になる
SEO対策を行なっていく上では、確かに実務経験が必要であることは否めませんが、それでもSEOに関する知識やスキルを一定程度以上は有しているということを証明することができます。
そして、個人で活動されている方であれば案件の獲得時、会社勤めの方であれば上司や他社からの信頼獲得に、転職を考えいている方にとってもは求人案件の選択肢が広がる可能性にもつながるのではないでしょうか。
また、全日本SEO協会認定のマークが使用できるので、Webサイトやブログの集客力や検索エンジン上での表示順位を高めることができ、ビジネスチャンスを拡大することができるかもしれません。
メリット3:被リンクがもらえる
SEO検定に合格することで、全日本SEO協会から自身のサイトに被リンクをもらうことができます。これは特に自身でサイト運営をされている方にとっては結構大きなメリットになると思います。
これらのメリットがあるため、SEO検定を取得することは、自身のキャリアアップやビジネスチャンスの拡大につながる重要なステップとなると考えています。
SEO検定に合格するための勉強方法
SEO検定に合格するための勉強方法として、とにかく一番重要なことは「過去問をしっかり頭に叩き込んでおく」です。特に、2級までは過去問題とほとんど同じ問題が多数出題されます。公式に出版されている解説本ももちろん大切ですが、合わせて過去問題集も出版されていますので、そちらを何度も繰り返して勉強しておくことが大事です。
また、SEO検定の試験時間は60分で80問を解答しなければなりません。あまりグダグダと悩んでいるとあっという間に時間が過ぎてしまいます。ある程度考えないとわからない問題も含まれてくるとは思いますが、過去問と同じ様な問題が出題されたときには、問題文を読んで迷うことなく解答できるようにしておくことをお勧めします。
ただし、1級になると過去問だけではちょっと対応しきれないという問題がだいぶ増えてきます。実際に私が受験した時も、過去問だけでなく、これまで勉強した内容を理解しておく必要があると感じました。問題文もちょっとひっかけ的(「そう来たか!」って感じる)だったりもしますので、冷静にかつ迅速に対応していく必要がありました。
公式サイトを隅々まで確認する
SEO検定の公式サイトでは、各級の試験範囲や受験方法、出題形式などが解説されています。まずは公式サイトの解説資料を熟読し、検定の詳細を理解することが大切です。
書籍やオンライン講座を購入する
SEO検定対策としては、オンライン講座で学ぶか、公式の対策本を購入して勉強するか、いずれかの対策が必要になります。SEOの基礎知識や応用技術、トレンドなどを学ぶことができます。
可能であれば実践的な経験を積む
SEOに関する実践的な経験を積むことで、理論だけではなく実際の現場での対応力やアイデア力を養うことができます。ブログの運営やWebサイトの作成、SNSの運用などを通じて、自身で取り組んでみることがおすすめです。
継続的に勉強する
SEOは常に進化していく分野であり、新しいアルゴリズムの導入やトレンドの変化などに対応するためにも、継続的な勉強が必要です。電車の中などでSEOにかんするニュースに目を通し、情報収集に努めながら最新の情報にアンテナを張ることが大切です。
SEO検定の試験会場の様子
私は東京の会場で受験しました。試験会場は地下鉄内幸町駅近くのオフィスビルの7階です。ぱっと見ではわからないほど控えめな会場案内が貼ってありますが、正直よく見ながら歩いていないと気づかずに通り過ぎてしまうので気をつけてください。
実際の会場は、オフィスの半分が試験会場スペースとなっています。最大で15〜16名ほどが入れるぐらいの広さです。
当日持参した方がいいもの
鉛筆またはシャーペン…会場でも借りられますが、いつも使っているものがあったらそちらがお勧めです。
消しゴム…会場でも借りられますが、数が少ないので持って行った方が安心です。
時計(腕時計)…会場にも壁掛け時計や小さなデジタル時計がありますが、席の場所によっては時計が全く見えません。腕時計を自分のテーブルに置いておくことをお勧めします。(試験中、スマホは使用できません)
SEO検定に落ちた人が見落としていることとは?
基礎的な知識が不足していること
SEO検定は、SEOに関する基礎的な知識が問われる試験です。落ちてしまう原因として、基礎的な知識が不足していることが挙げられます。
実践的な経験が不足していること
SEOは実践的なスキルが求められるため、SEO検定も実践的な問題が多く出題されます。落ちてしまう原因として、実践的な経験が不足していることが挙げられます。
問題の読み間違い
SEO検定は文章を読んでから問題に取り組むことが多いため、問題の読み間違いが落ちる原因になることがあります。
過去問の対応不足
SEO検定に合格するためには、過去問を解いたり、模擬試験を受けたりと、練習が必要です。落ちてしまう原因として、過去問のやり方が不十分であることが挙げられます。
必要な情報をまとめていないこと
SEO検定に合格するためには、必要な情報をまとめておくことが大切です。落ちてしまう原因として、必要な情報をまとめていないことが挙げられます。勉強をしていく上で、わからなかったことや苦手なポイントはしっかり理解できるようにしておくことが必要です。
そもそもSEO検定はどんな試験?
SEO検定とは、インターネット上の検索エンジン(GoogleやYahoo!など)で、より多くの人に自分のサイトを見てもらうためのテクニックを学ぶための試験のことです。自分が作ったウェブサイトをたくさんの人に知ってもらうことができるように、検索エンジンで上位表示されるようにするための知識や技術を学ぶことができます。SEO検定に合格することで、自分のサイトを広く知ってもらうことができるだけでなく、検索エンジンの仕組みを理解し、ウェブマーケティングやビジネスにも役立てることができます。
SEO検定の難易度は?
SEO検定1級の難易度
SEO検定1級は、SEOに関する幅広い知識と実践的なスキルが必要とされるため、難易度は高いと言えます。一般的には、初級レベルのSEO知識を持っている人であっても、合格するためにはかなりの勉強や実践が必要となります。ただし、正確な難易度は個人差があるため、努力次第で合格することも可能です。また、合格後にはSEOの専門家としての信頼度が高まり、仕事の幅が広がるなど、多くのメリットがあるため、取得する価値は高いと言えます。
SEO検定2級の難易度
SEO検定2級は、SEOの基礎知識や技術を理解している程度の人が受験可能なレベルの検定です。1級に比べると難易度は低く、基本的なSEOの知識があれば合格することができます。ただし、2級でも幅広いSEOの分野を網羅しており、受験前には過去問や参考書をしっかりと勉強する必要があります。
SEO検定3級の難易度
SEO検定3級は、SEOの基礎的な知識や用語、手法を理解していることが求められる初級レベルの検定です。具体的には、キーワード選定やコンテンツ作成、内部リンク、外部リンクなどの基本的なSEO施策に関する知識が必要となります。
また、検定問題には具体的な事例が出題されるため、その事例に基づいて対策を立てることが求められます。一方で、3級においては、より高度なSEO技術やアルゴリズムの理解は必要ありません。
全体的には、初級者向けの内容であるため、専門的な知識がなくても理解しやすく、難易度は比較的低いと言えます。
SEO検定4級の難易度
SEO検定4級は初級者向けの資格とされており、SEOについて基本的な知識がある程度あれば合格することができます。一般的には比較的容易に合格することができるとされています。ただし、SEOの知識が全くない場合は、しっかりと学習を行わなければ合格が難しい場合もあります。
SEO検定の受験方法は?
SEO検定は会場に足を運んで行う筆記試験(マークシート方式)です。試験会場は東京や大阪などが中心です。試験時間は60分で80問に回答し、80%以上正解(64点以上)が合格となります。
- 公式サイトにアクセスし、試験会場の空き状況を確認し、受験申し込み+受験料を支払います。
- 受付完了メールが届き、このメールが当日の受験票にもなります。
- 受験当日に指定された試験会場に出向き、試験を受けます。
- 試験結果が到着するまで待ちます。到着には1〜2週間ほどかかります。
SEO検定についてまとめ
SEO検定は、ネット上の情報を調べるときに必要なスキルを身につけることができる資格です。SEO検定に合格することで、検索エンジンに良い評価をもらえるサイトを作るためのノウハウを学ぶことができます。
SEO検定に対して疑問を持つ人もいると思いますが、受験前に知っておくことが大切です。例えば、SEO検定に受かるにはどのような勉強が必要か、どの程度の難易度があるかなど、情報を収集することが大切です。
SEO検定に合格することで、就職や転職の際に有利になることがあります。また、自分でサイトを運営する場合にも役立ちます。SEO検定に合格することで、検索エンジンに良い評価をもらえるサイトを作ることができます。
一方で、SEO検定には受験費用がかかるため、単なる興味本位で受けるのはおすすめできません。また、SEO検定の合格だけで、SEO対策が完璧にできるわけではありません。SEO対策には日々の努力や経験が必要です。
SEO検定は、Web制作やWebマーケティングに携わる人や、自社サイトを運営するビジネスマンにとって、自己啓発やスキルアップのための有効な手段となるでしょう。ただし、SEO対策は常に変化するため、SEO検定で得た知識が古くならないよう、常に最新のトレンドを追いかける必要があります。