エクセルを使って表などを作る時、よく「セルの結合」を使うことがあると思います。私もこの方法を知るまではよく使っていました。しかし、表をソートしたり並べ替えたりする時に、下記の様なエラーが出てやりたいことができなくなった経験があるのではないでしょうか。
しかし、今回紹介する方法を知っていれば「セルの結合」は基本的う必要がなく、こうしたエラーには遭遇しなくなります。
今回の画面はMac版のExcelですが、Windowsでも同様の操作ができます
セルの結合と同じ見た目なのに実は違う
下記の画面で、2行目と6行目、ぱっと見で違いはわかりますでしょうか?ほぼ同じに見えるのではないでしょうか。片方が「セルの結合」をした方、片方が「セルの結合」をしていない方です。
正解は、2行目が「セルの結合をしていない方」で、6行目が「セルの結合をした方」です。こんな感じで見た目は結合されているのに、実際は「結合されている様に見えるだけ」という違いがあります。
セルを結合している様に見える設定方法
それでは、セルの結合している様に見える設定方法の紹介です。
下記の様に結合しているように表示したいセルを選択して、右クリックして表示されるメニューから「セルの書式設定」を選択します。
Macの場合は「commnad」+「1(数字)」、Windowsの場合は「Ctrl」+「1(数字)」のショートカットキーでも、セルの書式設定ウィンドウを表示することができます。
セルの書式設定ウィンドウが表示されたら「配置」のタブを選択してください。続けて、「水平方向の配置」の選択項目をクリックして、「選択範囲内で中央」を選択します。
下記の画面のように設定できたら、画面右下の「OK」ボタンをクリックします。
すると、セルの結合をしていないくても、選択したセル内で、まるでセルの結合をした様に見えます。
これなら、その後の作業もセルの結合をしていることによる弊害は生まれませんので、スムーズです。