ASUS ExpertBook B9実機レビュー|14インチ液晶でわずか870g!持ち運びに最適なコンパクトノートパソコン

ASUS ExpertBook B9の実機レビューです。14インチディスプレイを搭載しながらもコンパクト。しかもたった870gと超軽量でありながら、MIL規格(MIL-STD-810)に準拠した剛性の高い、持ち運びに最適なコンパクトなノートパソコンです。

ASUS ExpertBook B9の特に良いところ3つ

薄い・軽い・小さいの3拍子揃ったノートパソコン

薄くて、軽くて、小さいです!

幅320mm×奥行き203mm×高さ14.9mmで、重さはたった約870g。14インチ液晶でありながら、このコンパクトさ、軽さはすごいです。

本体は、片手で軽々持ち上げられますし、どこへでも持ち運んでつかいたくなります。

テンキーが現れるタッチパッドがワクワクする

NumberPad 2.0という機能を搭載したタッチパッドは、ご覧のようにタッチパッドにテンキーが現れ、入力ができるようになります。キーボード上部の数字キーで入力するよりはるかに楽です。

テンキーがあれば使い勝手が向上するだけではなく、タッチパッドにテンキーが浮かび上がる仕様は、なんだか楽しくて、無駄に切り替えて遊びたくなります。

MIL-STD-810規格に準拠した剛性の高い本体

MIL-STD-810規格に準拠しています。薄くて小さくて軽量なのに、下記のようなたくさんの項目をクリアしているので、安心して日常の持ち運びもできます。

  • ヒンジテスト
  • ポート耐久性テスト
  • パネル圧力テスト
  • キーボード耐久性テスト
  • 高度テスト
  • 衝撃テスト
  • 落下テスト
  • 振動テスト
  • 湿度テスト
  • 高温テスト
MIL-STD-810とは?
MIL-STD-810は、米国防衛装備品のための温度、湿度、高度、振動、衝撃、耐水などの過酷な環境条件に即した実験室による試験規格です。
株式会社ナセルより引用

ASUS ExpertBook B9のちょっと残念なところ

グラフィック性能が物足りない

intel製CPUで、intel UHDグラフィックです。外部グラフィックも搭載していませんので、グラフィック性能を考慮すると少し物足りません。ゲームでなくても画像編集や動画編集などを多用する場合には厳しいかもしれません。

この記事の後半でベンチマークの結果を掲載していますので、参考にしてください。

電源アダプターが一体型ではない

電源アダプターが一体型ではなく、通常のノートパソコンのようにコードを接続するタイプですので、これを持ち運ぶには本体のスタイリッシュ感を考慮すると、ちょっと邪魔です。

ただ、最長16時間という超長持ちバッテリーを搭載しているので電源を持ち歩く必要がないとも言えますし、USB-PDタイプなのでこのアダプターではなくても代用できます。

ASUS ExpertBook B9スペック詳細

それではあらためて、今回レビューするASUS ExpertBook B9のスペック詳細です。

CPU インテル Corei5-10210U
メモリ 8GB
ストレージ 512GB (PCI Express 3.0 x2接続)
ディスプレイ 14.0型ワイドTFTカラー液晶
ノングレア
1,920×1,080ドット (フルHD)
キーボード 86キー日本語キーボード (イルミネートキーボード)
ポインティングデバイス マルチタッチ・タッチパッド (NumberPad 2.0)
WEBカメラ 92万画素赤外線(IR)カメラ内蔵
入出力端子 HDMI ×1
Thunderbolt 3 (Type-C)×2
USB3.1 (Type-A/Gen2)×1
マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1
サイズ 幅320mm×奥行き203mm×高さ14.9mm
重さ 約870g
カラー スターブラック
無線LAN 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T (RJ45)
IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
バッテリー 約16時間
その他 指紋認証搭載
microHDMIイーサネットアダプター付属

CPU-Zで確認した画像はこちらです。

 

ASUS ExpertBook B9の外観など

それではASUS ExpertBook B9の外観を確認してみましょう。

天板は非常にシックにまとまっています。中央にASUSのロゴがありますが、本体の色味と相まってあまり目立ちません。(写真ではしっかり見えていますが、実際は控えめです)

 

裏面です。すべり止めのゴム足が4つ角についています。

 

横長16:9の14インチの非光沢タイプ液晶です。

 

キーボードの打ち心地は結構軽いです。好みが分かれるところですが、タイピングに向いていると思います。キーサイズやキーピッチがしっかり確保されているところもポイントです。

ENTERキー回りのキーが小さめなので注意が必要です。また、右上に電源ボタンがあるので、慣れるまではDeleteやBackspaceキーと打ち間違えてしまわないように気を付けてください。

斜めから見たキーボードのアップです。英語表記がやや大きく印字されたフォントです。

 

キーボードにはバックライトを搭載していますので、暗いところでも視認性は高いです。

 

ウェブカメラはディスプレイ上部に搭載されていて、物理シャッターがついています。普段はカメラをオフにしておてい、必要な時だけオンにするとセキュリティ的にも安心ですね。

シャッターを閉じて、カメラをオフにした状態。

 

カメラがオンになっている状態。

ASUS ExpertBook B9の入出力ポート

続いて、入出力ポートです。

本体右側面はセキュリティスロット、USB-TypeA、オーディオ端子です。

 

本体左側側面は、USB-TypeC×2個、HDMI、MicroHDMIです。MicroHDMI端子は専用の有線LANに変換するコネクタが付属しています。

 

こちらが有線LANの変換コネクタです。有線にすれば安定した通信をすることも可能ですし、USBポートをふさがないのは地味に助かりますね。

 

ASUS ExpertBook B9のサイズと重さ

本体サイズは、

  • 横幅320mm
  • 奥行き203 mm
  • 高さ14.9 mm

です。A4サイズの用紙が297mm✕210mmなので、奥行きはA4サイズより小さく、横幅がA4サイズよりやや大きめになります。

本体重量は約870kgということで、手に持つと本当にその軽さを実感します。これならカバンに入れて持ち運んでも全く苦にならないのではないでしょうか。

 

以下は主なベンチマークテストの結果です。

ASUS ExpertBook B9のベンチマークテストの結果

PC MARK10

パソコンの総合的な性能をチェックするためのベンチマークテスト「PCMARK 10」を実行したところ、総合スコアは「3274」でした。

 

PCMARK 10のスコアの詳細をみると、基本性能を示すEssentialsが7358、ビジネス系アプリのパフォーマンスを示すProductivityが5806と高いスコアになっている一方で、クリエイティブ系アプリのパフォーマンスを示すDigital Content Creationは2231という結果になりました。基本的なスペックは非常に高いのですが、グラフィック性能は少し物足りないような印象です。

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23では、マルチコア2154pts、シングルコア962pts、MP Raito2.24という結果となりました。

マルチコア → CPU全体の性能
シングルコア → CPU内の1コアあたりの性能
MP Raito → CPU全体の数値をシングルコア性能で割った数値

ドラゴンクエストX ベンチマーク

ドラゴンクエストXのベンチマークテストを実行してみました。解像度フルHD1920×1080、グラフィック設定「最高品質」、フルスクリーンモードでスコアは3632で「普通」となりました。設定を落とせばそれなりに遊ぶことはできそうです。。。

 

ファイナルファンタジーXIV ベンチマーク

ファイナルファンタジーXIVのベンチマークテスト結果です。解像度フルHD1920×1080、グラフィック設定「標準品質(ノートPC)」モードでスコアは1855で「設定変更を推奨」となりました。この後、もう一度画質を落としてテストしてみましたがやはり厳しい結果となりました。

 

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Markでストレージ速度を測定してみたところ、read2293.72、write1210.24というとても高い結果となりました。ストレージへのアクセスはとても速いです。

 

ASUS ExpertBook B9実機レビューのまとめ

と言う事で、今回はASUSのノートパソコン「ExpertBook B9」の実機をレビューしました。

とにかく薄くて、小さくて、軽いっていう、3拍子揃っている、持ち運びにお勧めのノートパソコンです。WEBカメラのセキュリティ対策や指紋認証などの基本機能も充実しているので、仕事で使っていくことができるコンパクトなモバイルノートパソコンです。

CPUが第10世代Corei5という事で、普段使うアプリ(マイクロソフトオフィスやグーグルクロームなど)は支障なくサクサクと動きます。一方で、グラフィック性能がやや弱く、ゲームはもとより、画像や動画の編集をバリバリにやっていきたいという方には向かないと思います。

 

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