Macで作成した画像をiPhoneにAirDropで転送しようとした時、何回試してみても「AirDropが実行できませんでした」と表示されてしまい、転送できないことがありました。
AirDropは全ての人から受け付ける設定にしていますし、同じWi-Fiに接続しているし、iPhoneからMacには転送できるし、でもなぜかMacからiPhoneにAirDropしようとすると、「コピーがキャンセルされました」となり、転送ができませんでした。
この記事では、その時の解決方法を紹介しています。
AirDropで転送できない理由はファイル名
今回の解決法ですが、今回MacからiPhoneへAirDropが実行できなかった理由は、この記事のタイトル通りファイル名にありました。
ファイル名が日本語(全角文字)になっている場合、AirDropの実行ができないケースが多く発生するようです。
今回の場合も、ファイル名が「全部日本語.jpg」という感じだったので、とりあえず半角英数で「photo.jpg」と変更してから再度AirDropを実行したところ、無事にファイルを転送することができました。
その他のAirDropが実行できない原因と対策
その他に、AirDropが実行できないケースについて、いくつかの一般的な原因と対策について下記に記載しておきます。
AirDropの設定が適切でない
AirDropの受信設定が「受信しない」や「連絡先のみ」になっている可能性があります。
「設定」アプリを開く
「一般」→「AirDrop」を選択
受信設定を「すべての人」に変更する

Wi-FiとBluetoothの問題
AirDropにはWi-FiとBluetoothの両方が必要です。
コントロールセンターを開き、Wi-FiとBluetoothがオンになっていることを確認
オフの場合はオンにする
デバイス間の距離
AirDropは近距離通信のため、デバイス同士が離れすぎていると機能しません。
デバイス同士を9メートル以内に近づける
iCloudへのサインイン状態
iCloudにサインインしていないとAirDropが機能しない場合があります。
「設定」アプリでiCloudアカウントにサインインしていることを確認
サインアウトしている場合は再度サインインする
インターネット共有の干渉
インターネット共有(テザリング)がオンになっているとAirDropと競合する可能性があります。
「設定」→「個人用ホットスポット」でインターネット共有をオフにする
システムの不具合
iOSやiPadOSの不具合がAirDropの問題を引き起こしている可能性があります。
デバイスを再起動する
最新のOSバージョンにアップデートする
その他の対策
その他にも以下の設定を見直すことで、AirDropが実行できるようになる可能性があります。
- ネットワーク設定をリセットする
- 「コンテンツとプライバシーの制限」設定でAirDropが許可されているか確認する
- デバイスの空き容量を確認し、必要に応じて容量を確保する
これらの対策を試してもAirDropの問題が解決しない場合は、デバイスの故障の可能性もあります。その場合はAppleサポートや正規の修理店に相談してみてください。