フラットで癖がない音質で定評のあるヤマハのワイヤレスイヤホン。完全ワイヤレスイヤホン6機種、ネックバンド型ワイヤレスイヤホン3機種のうちおすすめはどのイヤホンでしょうか。今回は、人気のあるヤマハのワイヤレスイヤホン9機種を比較し、それぞれのイヤホンがどんな人におすすめできるのか、レビューしたいと思います。
ヤマハのワイヤレスイヤホンの選び方
ワイヤレスイヤホンには選ぶ時のポイントがいくつかありますが、その中でも今回はポイントを5つにまとめます。
ポイント1.音質
音質は、ワイヤレスイヤホンの重要な要素です。音楽や動画を楽しむ際には、クリアでバランスの取れた音を提供するイヤホンを選ぶことが重要です。レビューや評価を参考にし、音質の評判が良い製品を選びましょう。主にチェックするところは、ドライバーの数やタイプなどです。
ポイント2.フィット感と快適性
長時間使用する場合、イヤホンが快適でしっかりとフィットすることが重要です。耳の形やサイズに合わせて調整できるイヤーチップや、軽量で柔軟性のあるデザインを持つ製品を探しましょう。また、ワイヤレスイヤホンには完全分離型と一体型(ネックバンド型)があり、それぞれ快適性に違いがあります(後述)。
ポイント3.バッテリー寿命
ワイヤレスイヤホンは、バッテリーで動作するため、バッテリー寿命も重要な要素です。長時間使用する場合や、外出先での使用を考慮する場合には、長時間持続するバッテリー寿命を持つ製品を選ぶことが望ましいです。
ポイント4.ワイヤレス接続の安定性
ワイヤレスイヤホンは、スマートフォンや他のデバイスとの接続を通じて音声や音楽を受信します。安定したワイヤレス接続を提供する製品を選ぶことで、音声の遅延や接続の切断などの問題を最小限に抑えることができます。Bluetoothのバージョンが新しい方が接続の安定性が増します。
ポイント5.操作性と機能
イヤホンの操作性や機能も重要な要素です。使いやすいコントロールボタンやタッチ操作、ノイズキャンセリングや環境音取り込み機能など、自分のニーズに合った機能を持つ製品を選ぶことが大切です。
完全分離型と一体型のメリットとデメリット
ワイヤレスイヤホンには、完全分離型と一体型(ネックバンド型)があり、それぞれにメリットデメリットがありますが、快適性に影響するポイントです。
完全分離型(True Wireless)イヤホンのメリット
無線性と自由度
完全分離型イヤホンは、左右のイヤホンが独立しており、ワイヤレスで接続されています。これにより、ケーブルやネックバンドがないため、完全なワイヤレス性と移動の自由度があります。
コンパクトなデザイン
完全分離型イヤホンは非常に小型でコンパクトなデザインです。イヤホンを耳に装着するだけで使用でき、ポケットやバッグに簡単に収納できます。
個別の充電ケース
完全分離型イヤホンは、通常、充電ケースを使用して充電します。充電ケースは小型で携帯性に優れており、イヤホンを収納するだけでなく、イヤホンを充電することもできます。
完全分離型(True Wireless)イヤホンのデメリット
紛失のリスク
完全分離型イヤホンは非常に小さく、イヤホン自体が独立しているため、紛失のリスクがあります。特に、イヤホンを保管するケースや充電ケースをなくしてしまった場合には、使用できなくなる可能性があります。
バッテリー寿命の制約
完全分離型イヤホンは、イヤホン自体にバッテリーが搭載されていますが、その容量は限られています。長時間の使用や連続再生には、充電ケースや充電機能が必要です。
一体型(ネックバンド型)イヤホンのメリット
安定性と快適性
ネックバンドが首にかけられるため、イヤホンの安定性が高まります。特に激しい運動やアクティブな使用時に、イヤホンが外れる心配が少なくなります。また、長時間の装着でも快適な使用感が得られます。
バッテリー寿命
一体型のネックバンドには、大容量のバッテリーが搭載されています。これにより、連続再生時間が長くなります。長時間の使用や長距離の移動時に特に便利です。
操作性
ネックバンドには、イヤホンの操作やコントロールを行うためのボタンやタッチパネルが搭載されている場合があります。これにより、音楽の再生/停止、曲送り/曲戻し、音量調節などの操作が簡単に行えます。
通話品質
一体型のネックバンドには、マイクが内蔵されており、通話品質が向上します。通話中にハンズフリーで使用する場合に特に便利です。
一体型(ネックバンド型)イヤホンのデメリット
ポータビリティの制約
ネックバンドが首にかけられるため、完全分離型のイヤホンほどのコンパクトさやポータビリティはありません。持ち運びや収納の際に一手間が必要です。
耳への配線
イヤホンとネックバンドを接続するケーブルが耳の周りに通るため、一部のユーザーにとっては気になることがあります。
スタイリングの制約
ネックバンドが首に装着されるため、外見やスタイリングにおいて制約が生じる場合があります。
ヤマハの完全分離型ワイヤレスイヤホンのおすすめランキング
それでは完全分離型ワイヤレスイヤホンのおすすめランキングです。
1:完全ワイヤレスイヤホン TW-E7B
1機種目はヤマハの完全ワイヤレスイヤホン TW-E7Bです。音質にこだわったモデルです。ヤマハ独自の音響技術「リスニングケア」を搭載し、長時間聴いても疲れない自然な音質を実現しています。また、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載し、周囲のノイズを遮断して音楽に集中することができます。
TW-E7Bは、音質にこだわりたい人、アクティブノイズキャンセリング機能が欲しい人におすすめのイヤホンです。また、IPX5相当の防水性能を備えているので、雨や汗に濡れても安心して使用することができます。
TW-E7Bの主な特徴
TW-E7Bの主な特徴は以下の通りです。
- ヤマハ独自の音響技術「リスニングケア」を搭載
- アクティブノイズキャンセリング機能搭載
- IPX5相当の防水性能
- 最大22時間の連続再生
- 快適な装着感
TW-E7Bは、音質、機能、装着感のすべてにおいて高い評価を得ているイヤホンです。音質にこだわりたい人、アクティブノイズキャンセリング機能が欲しい人におすすめのイヤホンです。
2:完全ワイヤレスイヤホン TW-E5B
2機種目はTW-E5Bです。こちらは「TW-E5A」の後継に位置づけられるモデルとなっていますが、イヤホン本体のデザインがリニューアルされ、専用ケースも独自デザインのものを採用。ドライバーも新開発の7mm口径ユニットが搭載されるなど、全てにおいて新しいモデルに生まれ変わっています。
ヤマハの音響技術を結集した、高音質な完全ワイヤレスイヤホンです。独自の音響技術「True Sound」により、原音に忠実で臨場感のある音を実現しています。また、外音取り込み機能「HearThrough」搭載で、周囲の音を聞きながら音楽を楽しむことができるので、ランニングやサイクリングなどのスポーツや、街中で使用しても安心です。
TW-E5Bの主な特徴
特徴は以下の通りです。
- 独自の音響技術「True Sound」を搭載し、高音質な音を実現。
- 外音取り込み機能「HearThrough」搭載で、周囲の音を聞きながら音楽を楽しむことができる。
- 最大6時間の連続再生が可能。
- タッチ操作に対応。
- IPX5相当の防水性能を備えている。
このイヤホンは、高音質な音を楽しみながら、周囲の音も聞き取りたい方におすすめです。また、外出先で長時間音楽を聴く方にもおすすめです。
TW-E5Aは、最大6時間の連続再生が可能で、タッチ操作にも対応しています。また、IPX5相当の防水性能を備えているので、雨や汗に濡れても安心です。
3:ヤマハ 完全ワイヤレスイヤホン TW-E3B
TW-E3Bは、音質や装着感にこだわる方、長時間のリスニングでも快適に音楽を楽しみたい方におすすめです。また、生活防水仕様なので、運動やアウトドアでも使用できます。
TW-E3Bの主な特徴
TW-E3Bの特徴は、以下のとおりです。
- ヤマハ独自のリスニングケア機能により、長時間のリスニングでも耳への負担を軽減。
- 6mm径のドライバーを搭載し、クリアでバランスの良い音質を実現。
- 生活防水仕様(IPX5相当)で、雨や汗に濡れても安心。
- 専用アプリ「Headphones Controller」に対応し、音質やタッチ操作のカスタマイズが可能。
TW-E3Bは次に紹介するTW-E3Aの後継機としてリリースされました。比較的購入しやすい価格でコスパに優れた完全ワイヤレスイヤホンです。高音質と快適な装着感で手頃な価格を実現しているので、初めて完全ワイヤレスイヤホンを購入する方にもおすすめです。
4:完全ワイヤレスイヤホン TW-E3C
TW-E3Cは、1万円前後で購入できるコスパに優れた完全ワイヤレスイヤホンです。高音質と快適な装着感を実現しているので、初めて完全ワイヤレスイヤホンを購入する方にもおすすめです。
TW-E3Cの主な特徴
TW-E3Cの特徴は、以下のとおりです。
- ヤマハ独自のリスニングケア機能により、長時間のリスニングでも耳への負担を軽減。
- 6mm径のドライバーを搭載し、クリアでバランスの良い音質を実現。
- 生活防水仕様(IPX5相当)で、雨や汗に濡れても安心。
- 専用アプリ「Headphones Controller」に対応し、音質やタッチ操作のカスタマイズが可能。
- ゲーミングモードを搭載し、低遅延でゲームをプレイ可能。
TW-E3Cは、音質や装着感にこだわる方、長時間のリスニングでも快適に音楽を楽しみたい方におすすめです。また、生活防水仕様なので、運動やアウトドアでも使用できます。ゲーミングモードを搭載しているので、ゲームをプレイする方にもおすすめです。
5:完全ワイヤレスイヤホン TW-E3A
TW-E3AはTW-E5Bの元となっているワイヤレスイヤホンで、スペック(基本性能)はTW-E3Bとほぼ同じになります。
このTW-E3AはTW-E5Bの2機種については、こちらの記事で比較していますので、詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
2019年12月に発売されたヤマハの完全ワイヤレスイヤホン「TW-E3A」の後継モデル「TW-E3B」が発売されます。TW-E3Aは、ヤマハならではの音質や装着感で10,000円以下で買える完全ワイヤレスイヤホンとしては人気があります。 […]
6:完全ワイヤレスイヤホン TW-E5A
TW-E5Aは、2019年に発売されました。現在のTW-E5Bの前身となるモデルです。
現時点でもAmazonで販売されていますが、これから購入するのであれば、後継機種となる先ほど紹介した「TW-E5B」がおすすめです。
ヤマハの一体型(ネックバンド型)ワイヤレスイヤホンのおすすめランキング
それでは続いて、一体型(ネックバンド型)ワイヤレスイヤホンのランキングです。
1:ワイヤレスイヤホン EP-E70A
まずは「EP-E70A」です。「EP-E70A」は、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載したイヤホンです。また、EP-E70Aは、9.2mmのダイナミックドライバーを搭載し、クリアで力強いサウンドを再生します。さらに、リスニングケア機能やアンビエントサウンド機能を搭載し、長時間のリスニングでも疲れにくい快適な装着感を実現しています。
EP-E70Aは、アクティブノイズキャンセリング機能や高音質サウンドを重視する方におすすめのイヤホンです。また、長時間のリスニングでも疲れにくい快適な装着感を重視する方におすすめです。
EP-E70Aの主な特徴
以下、EP-E70Aの特徴をまとめます。
- アクティブノイズキャンセリング機能搭載
- 9.2mmのダイナミックドライバー搭載
- リスニングケア機能搭載
- アンビエントサウンド機能搭載
- 長時間のリスニングでも疲れにくい快適な装着感
EP-E70Aは、アクティブノイズキャンセリング機能や高音質サウンド、快適な装着感を重視する方におすすめのイヤホンです。
2:ワイヤレスイヤホン EP-E50A
「EP-E50A」は、ヤマハ独自のリスニングケアをはじめ、Qualcomm®社のオーディオSoC(System-on-a-Chip)採用のアクティブノイズキャンセリング機能を搭載したBluetooth®イヤホンです。
締りのある低域再生、躍動感あふれる音でアーティストの想いまで再現。クリアで力強いサウンドを再生し、長時間のリスニングでも疲れにくい快適な装着感を実現しています。
EP-E50Aの主な特徴
以下、EP-E50Aの特徴をまとめます。
- アクティブノイズキャンセリング機能搭載
- ダイナミックドライバー搭載
- リスニングケア機能搭載
- アンビエントサウンド機能搭載
- 長時間のリスニングでも疲れにくい快適な装着感
EP-E50Aは、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載し、クリアで力強いサウンドを再生し、長時間のリスニングでも疲れにくい快適な装着感を実現しているイヤホンを探している方におすすめです。
3:ワイヤレスイヤホン EP-E30A
EP-E30Aは、耳に優しい音質と快適な装着感を実現したモデルです。ヤマハ独自の音質技術「リスニングケア」を搭載し、長時間のリスニングでも耳への負担を軽減します。また、約2時間の充電で14時間使用することができ、通勤や通学など毎日のリスニングに便利です。
EP-E30Aの主な特徴
EP-E30Aは、通勤や通学、スポーツなど、様々なシーンで活躍します。長時間快適に音楽を聴きたい人、そして防水性能が必要な人におすすめです。
EP-E30Aの主な特徴は以下の通りです。
- ヤマハ独自の音質技術「リスニングケア」搭載
- イヤーピースの形状やサイズが豊富
- IPX4相当の防水性能
- 連続再生時間最大14時間
- マイク搭載
EP-E30Aは、耳に優しい音質で長時間音楽を楽しみたい人や、価格の安いワイヤレスイヤホンを探している人、快適な装着感でイヤホンを使いたい人におすすめです。
ヤマハのワイヤレスイヤホンおすすめ比較表
以上、ヤマハの9機種のワイヤレスイヤホンから、それぞれどんな人におすすめなのか紹介しました。それでは、最後に簡易比較表にまとめました。
まずは完全ワイヤレスイヤホンタイプ。アクティブノイズキャンセリング機能を搭載しているイヤホンはTW-E7Bのみとなっています。また、すべてのイヤホンがIPX5防水となっているため、スポーツをしながらの使用でも問題はありません。
TW-E7B | TW-E5B | TW-E3B | TW-E3C |
ANC搭載 | ANC非搭載 | ANC非搭載 | ANC非搭載 |
IPX5防水 | IPX5防水 | IPX5防水 | IPX5防水 |
SBC AAC aptX Adaptive |
SBC AAC aptX Adaptive |
SBC AAC aptX |
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次に、ネックバンド型のワイヤレスイヤホン比較表です。こちらは2機種でアクティブノイズキャンセリング機能を搭載しています。本体がやや大きいですが、性能も音質もEP-07Aがもっとも良いイヤホンです。
EP-E70A | EP-E50A | EP-E30A |
ANC搭載 | ANC搭載 | ANC非搭載 |
防水なし | 防水なし | 防水なし |
SBC AAC aptX Adaptive |
SBC AAC aptX |
SBC AAC |
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