最近、久しぶりにメルカリで出品したら、「タイムセール」がなくなっていることに気づきました。そう、このタイムセール機能は、2025年7月3日をもって正式に終了していたのです。
一方で、代わりに登場したのが「オークション形式」という新しい販売スタイル。出品者と購入者が入札で価格を決める仕組みで、タイムセールのような割引とは違った面白さがあります。
とはいえ、「オークションって難しそう」「トラブルはないの?」と不安を感じる方も多いはずです。
この記事では、
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タイムセール終了の背景と公式発表内容
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新機能「オークション形式」の概要
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利用時に注意したいデメリット
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これからのメルカリをお得に使うコツ
を分かりやすく解説します。

メルカリのタイムセールは終了!公式発表の内容まとめ
メルカリでは長年、多くのユーザーに親しまれてきた「タイムセール」機能が、2025年7月3日(木)をもって正式に終了しました。これはメルカリ公式が発表した内容で、サービス改善の一環として実施されたものです。
今後は新たにタイムセールを設定することができず、繰り返し設定をONにしていた場合でも提供終了日以降は自動的に実行されなくなります。セールを利用して売上アップを狙っていた出品者や、お得に買い物していたユーザーにとっては大きな変化といえるでしょう。

タイムセール終了日はいつ?
メルカリのタイムセール機能は2025年7月3日(木)に提供が終了しました。この日をもって、出品者は新たにタイムセールを設定することができなくなり、既存の繰り返し設定もすべて無効化されています。
以前のタイムセールでは、出品者が商品価格を一定期間自動で割引し、購入者に「タイムセール中」と表示される仕組みでした。多くの利用者が短期間の割引を活用して購入を促進していたため、終了を惜しむ声もSNS上で多く見られました。
「あの赤文字の“タイムセール中”がなくなると、ちょっと寂しい」
「売れやすくなる機能だったのに残念」
こうした声に対して、メルカリ運営は「より快適な売買体験のための機能改善」を進めていると説明しています。
終了の背景と目的
メルカリがタイムセールを終了した理由は、機能の利用状況の変化と新しい販売形式の導入にあります。タイムセールは一時的な価格変動を促すシンプルな仕組みでしたが、出品者の一部にとっては「設定が面倒」「効果が薄い」と感じるケースも増えていました。
メルカリは近年、出品体験と購入体験の“効率化”を重視しており、システム全体の最適化を進めています。その流れの中で、ユーザー行動データをもとに「タイムセールよりも多様な販売方式を導入した方が、より活発な取引につながる」と判断されたと考えられます。
実際、タイムセール終了とほぼ同時期に、新機能「オークション形式」が追加されており、これが今後のメルカリの目玉機能となる可能性が高いです。
利用者の反応とメルカリの今後の方針
SNSやコミュニティ上では、「タイムセール終了は残念」「でもオークションの方がワクワクする」というように、賛否両論の声が見られます。一方で、メルカリ公式は「出品や購入体験をさらに快適にするための改善」と明言しており、今後もユーザーが安心して取引できる仕組みを拡充していくとしています。
特にオークション機能では、従来の“値下げ待ち文化”から“リアルタイムでの競り合い”へと移行することが期待され、メルカリ全体の活性化につながると注目されています。
新しく追加された「オークション機能」とは?
メルカリがタイムセール機能を終了させた直後に導入したのが、「オークション機能」です。これは2025年夏ごろから順次提供が始まった新サービスで、出品者と購入希望者がリアルタイムで価格を競り合う形式。
これまでの「即決価格販売」だけでなく、「入札式で最も高い価格を提示した人に商品が落札される」という、ヤフオクのような仕組みがメルカリ内でも利用可能になりました。この新機能は、タイムセールに代わる“売れやすさアップ機能”として注目を集めています。
オークション機能の仕組みと使い方
メルカリのオークションは、これまでのフリマ形式と共存するかたちで運用されています。出品時に「販売形式を選択」する画面で、「通常出品」または「オークション出品」を選べる仕様になっており、オークションを選ぶと開始価格や終了日時を設定できます。
入札者(購入希望者)は、出品ページ上で希望価格を入力し、競争相手が現れた場合は通知が届く仕組み。終了時刻までに最も高い価格を入札した人が商品を落札できます。
たとえば:
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開始価格:1,000円
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終了日時:3日後
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現在価格:2,800円(複数入札あり)
というように、値上がりの様子がリアルタイムで反映され、参加者に“ライブ感”を提供します。出品者側は、販売価格の上昇を見込めるうえに、値下げ交渉や価格変更の手間を省けるのが大きなメリットです。
これまでのタイムセールとの違い
タイムセールは「出品者があらかじめ設定した一定割合の値引きを期間限定で行う」仕組みでしたが、オークションは価格を下げるのではなく“上げる”方向に働くという大きな違いがあります。
| 比較項目 | タイムセール | オークション |
|---|---|---|
| 価格の動き | 一定期間だけ自動で値下げ | 入札に応じて価格が上昇 |
| 購入者心理 | 「早い者勝ち」 | 「競り勝ちたい」 |
| 出品者の意図 | 在庫整理や販売促進 | 高値売却のチャンス |
| 販売期間 | 数時間〜数日 | 設定した終了日時まで |
つまり、タイムセールが“安く早く売る”機能だったのに対し、オークションは“価値ある商品を適正価格で売る”機能へと進化した形です。特にブランド品や限定グッズなど、市場価値の変動が大きい商品ではオークション形式のほうが高く売れる傾向があります。
出品者・購入者それぞれのメリット
出品者のメリット
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開始価格を低く設定すれば入札が集まりやすく、競争で価格が上昇しやすい
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値下げ交渉のやり取りが不要で、手間を減らせる
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出品終了時刻が明確なので、在庫管理がしやすい
購入者のメリット
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希望価格を提示するだけで入札でき、競り合いのドキドキ感がある
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タイムセール終了後も、お得に買えるチャンスがある
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相場より安く落札できる可能性もある
オークション機能のデメリットと注意点(リライト版)
メルカリのオークション機能は、リアルタイムで価格が変動する新しい仕組みとして注目されていますが、一方で利用前に理解しておきたいデメリットも存在します。うっかりトラブルを避けるために、主な注意点を整理しておきましょう。
1. 入札後の取り消しや変更ができない
一度入札すると金額の変更やキャンセルは不可能です。勢いで高値を入札してしまった場合でも取り消せず、落札後に購入しないとアカウント制限のリスクもあります。入札は「確実に支払える金額だけ」に絞ることが大切です。
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相場を事前に調べてから入札する
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上限金額を自分で決めておく
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焦って終了間際に入札しない
2. 落札後の購入期限が短い
落札後は24時間以内に購入手続きを完了する必要があります。支払いが間に合わない場合、他のユーザーにも購入権が移り、利用制限を受ける可能性も。外出中や夜間にオークションが終了する場合は特に注意が必要です。
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終了予定時刻を事前に確認しておく
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通知設定をONにしておく
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クレカ・残高など支払い手段をあらかじめ準備
3. 価格が思ったより上がりやすい
人気商品では入札が集中し、相場より高値で落札してしまうことがあります。冷静さを欠くと、定価を上回るケースも。特にブランド品・ゲーム機などは要注意です。
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通常出品の即決価格と比較して判断
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早めに自分の上限を決める
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競り合いに熱くなりすぎない
4. 出品者側も途中で修正ができない
入札が入ると、出品情報の変更や削除が一切できません。誤記や価格設定ミスがあっても修正できないため、出品時の確認が非常に重要です。
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出品前に説明文・価格を入念にチェック
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クーポン設定中の商品は変更不可に注意
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不安ならまず通常販売で試す
5. 終了時間や延長仕様がやや複雑
オークションは「最初の入札が入った翌日の20時台」に終了しますが、終了5分前に入札があると5分延長されます。さらに2025年11月以降は“残り時間に応じた延長方式”に変わるため、正確な終了時刻が読みにくくなる点にも注意が必要です。
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終了予定時間を常に確認
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延長を想定して余裕を持って入札
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夜20時前後はアクセス集中に注意
まとめ
メルカリのタイムセール終了は、単なる機能削除ではなく、新しい取引体験への進化です。オークション形式の登場により、出品者は高値売却を狙え、購入者は納得感のある価格で落札できるようになりました。
ただし、入札後の取り消し不可や購入期限の短さなど、使い方を誤ると不利になる点も存在します。オークションを利用する際は、ルールを理解し、上限金額や終了時間をしっかり管理することが大切です。
一方で、クーポン活用や「いいね!値下げ通知」、まとめ買いなどを組み合わせれば、タイムセールがなくてもお得に楽しむことが可能です。こうした新機能を上手に取り入れれば、もっと安心でスマートな買い物体験ができるでしょう。