Windows関連のエラーメッセージって、何だかよくわからないことも多いです。先日もExcelで関数を入れているときに、「いくつかの数式の計算中にリソース不足になりました。そのため、これらの数式を評価できません。」というメッセージが表示されました。その時の原因と対処法の備忘録です。
エラーではなくて警告メッセージ
「いくつかの数式の計算中にリソース不足になりました。そのため、これらの数式を評価できません。」って警告が出ました。別にエラーってわけでもないので、関数が間違っているわけでもなく、作業はできてしまうのでスルーしてもいいかなと思っていたんです。
ですが、結局何か作業をする度に、計算をするたびに表示されるので、いい加減スルーすることもできずに原因究明することにしました。
リソース不足になる原因
そもそもExcelの場合のリソースとは往々にしてメモリのことを指しているようです。と、言うことはメモリ不足ということが考えられるわけですが、今回作業しているExcelではシートがすごくたくさんあるわけでもなく、使っているパソコン自体の性能もそんなにヘッポコなわけでもないので、なかなか物理的にメモリ不足というのは考えにくい状態です。
ということで、Google検索で確認してみたところ、どうやら関数で使っている範囲指定の仕方に問題があるとのこと。
“列全体” ルール
Excel では非常に大きな配列を作成できますが、列全体または複数の列にまたがるセルを使用する配列を作成することはできません。列全体を使用する配列数式の再計算には時間がかかるので、Excel ではこの種の配列を数式内で作成することはできません。
関数を作り直して解決
今回のエクセルで使っていた関数を確認してみたところ、確かに列全体を範囲指定して関数を作っていました。ということで、あらためて必要な範囲を指定して、関数を作り直します。
すると、見事に警告メッセージは出なくなりました。
本当は、今回のファイルでは列の値がどんどん増えていく予定なので、できれば列全体にしたかったんですが、そういうことであればある程度の範囲を指定しておくことにしました。
メッセージはもう少しわかりやすくして欲しい
それにしても、この「いくつかの数式の計算中にリソース不足になりました。そのため、これらの数式を評価できません。」は優しくないですね。Excelやパソコンがあまり得意じゃない人がこのメッセージを見たら、赤丸に×印を見せられた日にはパニックになってしまいそうです。
この手のメッセージを見るたびに、「わかりにくいな」と感じます。なんかもう少し分かりやすいメッセージにしてくれたら、対応しやすいのになと感じます。