HTMLの表がスマホの画面からはみ出てしまう問題を解決するための具体的な設定

ワードプレスでいつも通り表(テーブル)を作成した時、スマホで見ると表が画面からはみ出してしまうことがあります。この記事では、HTMLの表がスマホの画面の枠からはみ出してしまう問題を解決するためのCSSの具体的な設定をいくつか紹介いたします。

解決方法

HTMLやCSSを修正すると、表そのもののレイアウトが崩れてしまう場合があるので、必ずバックアップをとってから修正をするようにしてください。

セル内に長い単語を含めない

表の幅を100%に設定することは基本ですが、その上でセル内に長い単語が含まれている(英語で途中の改行ができない)場合、折り返しが行われずにはみ出すことがあります。まずは、長い単語が含まれていないか確認をしておきましょう。

どうしても長い単語を含めなければならない場合は、以下のCSS設定によって解決することができます。

table {
width: 100%;
word-break: break-all; /* 単語の途中でも折り返す */
overflow-x: auto; /* 横スクロールを可能にする */
}

横スクロールバーの表示

表がはみ出す場合、横スクロールバーを表示させることも一つの方法です。これにより、ユーザーは表を左右にスクロールして内容を確認できます。以下のように設定します。

.table-wrapper {
overflow-x: auto; /* 横スクロールを有効にする */
}

そして、HTMLでは以下のようにラップします。

<div class="table-wrapper">
<table>
<!-- 表の内容 -->
</table>
</div>

レスポンシブデザインの適用

表の列数が多い場合、各列の幅を調整することも考慮すべきです。特に、列の幅を固定するのではなく、相対的な単位(%やrem)を使用することで、画面サイズに応じた柔軟なデザインが可能になります。

CSSのボックスモデルを理解する

子要素が親要素をはみ出す原因として、ボーダーやパディングが含まれることがあります。これを解決するためには、子要素の幅を`auto`に設定することが効果的です。

.child {
width: auto; /* ボーダーとパディングを含めて調整 */
}

まとめ

ワードプレスやHTML等で作成した表が、スマホではみ出してしまう時の解決方法を紹介しました。

いくつかの対応が考えられますが、まずは長い単語が含まれていないこと、もしも長い単語を含めなければならない場合は、`word-break: break-all;`を利用して折り返しを強制することも重要です

また、`overflow-x: auto;`を使用することで、ユーザーにとって使いやすいインターフェースにすることも良い選択と言えるでしょう。

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