かねてから、このブログでもゲキ推ししてきたメタル系アイドルBroken By The Scream(BBTS)待望のファーストアルバム「AN ALIEN’S PORTRAIT」が2018/8/22にリリースされました!もうチェックしましたか!?
かくいう私はタワーレコートでCDを予約して購入してしまいました。予約購入なんて、いつ以来かわからないほど久しぶりでしたが、それだけ楽しみにしていたアルバムでした。最近はデジタル配信がメインになっているのですが、やっぱりCDの所有感もいいですね。ちなみに、今回CDを予約購入すると特典で生写真が一枚ついてきました(私はヤエ氏の写真でした)が、他にはアイドルでありながら、CDアートワークはおろか、歌詞カードにも可愛い写真が一切ありません…
肝心の内容はといえば、、、本気で激アツです!彼女たちのメタル魂(メタル好き)が伝わってくる渾身の作品に仕上がっていると思います。そこらへんの作られたメタルアイドルとは一線を画す内容に、もう興奮がおさまりませんw
リピートが止まらずひたすら聴き続けているここ数日間、今の気持ちを早速レビューをしてみたいと思います。あ、一部ネタバレというか曲の細かいポイントなんかも記事には出てきますので、前情報なしでピュアな気持ちでアルバムを楽しみたいと思ったら、この記事を読む前にぜひアルバムを聞いてみてくださいねw
メンバー情報などはこちらの記事をご覧ください。
公式サイトも含めたアルバム基本情報
収録曲は全12曲です。
2. ジャッジメント!!
3. Looking for
4. 繋いだ星座のラブレター
5. 裸の太陽
6. I wish…
7. Do・Do・N・Pa!!
8. oh!my!ME・GA・MIに恋してる!
9. 泣いて泣いて泣きまくれ
10. Message
11. サヨナラバースデー
12. 空駆ける風のように
ラウド系音楽シーン、海外でも話題沸騰中のメタル系スクリーミングアイドル「Broken By The Scream」がついに待望の1st FULL ALBUMを発売!!世界でも珍しい低音グロウルと高音スクリームの二枚看板を擁し、一聴すると相反するようなPOPメロディのクリーンヴォイスが絶妙で前作以上に実験的で革新的な作品となっている。ジャケットデザインには前作「SCREAMING RHAPSODY」に引き続きSiMなど有名アーティストを手掛ける横田瑞貴-mzk-が担当。Youtubeなどでも話題となった「恋は乙女の泣きどころ」や恐らくアイドル史上初であろうオールデスヴォイス楽曲「Do・Do・N・Pa」他、人気未発表曲を含む全12曲で送るBroken By The Scream渾身のフルアルバム。
トレーラー映像はこちら
このトレーラー映像を見るだけで、かなり期待が膨らみますね!
アルバム全曲レビュー
MVにもなっていた「恋は乙女の泣きどころ」で幕を開けます。おそらく出だしの25秒でメタルファンのハートをがっちり掴んで、そのあとクリーンパートで恋に落とすという、これぞBBTSな展開に思わずニヤケますw
「ジャッジメント!!」ではグロウルとスクリーミングの「ジャッ!ジャッ!ジャッ!ジャッ!」の狂宴がリズミカルに繰り広げられます。デスボパートからの、クセになるダモい(←勝手に考えた「ダサくてエモい」の略。ダモ鈴木とは一切関係ない)転調のつなぎのパートを挟んでクリーンパートへ。続くブラストビートな展開にドキドキw
「Looking for」では、デスボイス組だけじゃなく、クリーンパート組もリズムに合わせてリリックをのせています。
70〜80年代っぽいシンセサウンドで幕を開けるミドルテンポの「繋いだ星座のラブレター」はクリーンパートの見せ場が多めなラブソング?
サビのメロが覚えやすい「裸の太陽」から、中盤「I wish…」では若干の清涼感?というか、少しペースを落としてバラード調に(かと言ってずっとバラードしていないところがBBTSらしい)。穏やかに曲のエンディングを迎えます…が、一瞬の静寂のあと「Do・Do・N・Pa!!」では、カグラ氏のフライング気味スクリーミングのブレス(←多分ここがこのアルバムのハイライト!)にハッとさせられたまま、一気に最高潮!
アイドルの枠を完全に振り切ったオールデスボイスのこの神曲では、今か今かと待っていても、クリーンパートはやってきません(ほんの一瞬「語り」が入りますが)。事前に公開されたMVを見たときにも「振り切ったなー!」と思っていましたが、アルバムで聞いていると振り切り感が際立ちます。
正統派HMなギターリフな「泣いて泣いて泣きまくれ」、四つ打ちでキャッチーなノリの良い「Message」を挟んで、彼女たちのファーストシングル「oh!my!ME・GA・MIに恋してる!」へ。多分、これがある意味BBTSの王道とも言えるメタルアイドルソングになんだろうなと思います。アルバムの中で聞くと、Aメロの歌謡曲感がなんともダモくて(←「ダサくてエモい」の略。ダモ鈴木とは一切関係ない)、シンセのピコピコ感がチープで面白いですが、やっぱりこれなんだなっていう雰囲気があります。
「サヨナラバースデー」は変拍子も入り、BBTSらしさも残しながらもかなり良い感じに変態具合が増しています。正直、この曲が1曲目でも良かったんじゃないかっていうぐらいの勢いがありますが、この曲を終盤に持って来るあたりが、BBTSの今後の展開にも繋がってきそうな雰囲気もあって、それもまたいい感じです。変態度が増してくるあたり、個人的には好感アップですw
最後はクリーンパートがしっとりと歌い上げる「空駆ける風のように」で幕を閉じます。
とにかく、全体を通して「普通じゃない」し「只者ではない」アイドルという枠を超えたアーティストになっていっている事が感じられるとても素晴らしい作品になっています。できればヘッドホンで聞くと随所にこだわりが感じられて、より楽しめるかもしれません。そして、デスボイスの2人の歌詞は歌詞カードを見ないとわからないというw
メタル好きには激しくおすすめ
いたるところに「作られたなんちゃってメタルっぽいアイドル」とか、いわゆる「キラキラアイドル」とは違う「好きな音楽に本気で向き合っている」感があって素晴らしい!
それと合わせてメンバー4人にどことなく漂う闇(というか、カゲ?)を感じるのですが、そんなところにまたなんとも言えない魅力があるんだと思います。
そして、何と言ってもまだ小さなライブハウスで地道に頑張ってるので、凄く近い距離でその魅力に触れることが出来るってところも良いですね!生のBBTSライブを見ると、きっともっとファンになると思います!
ライブレポートはこちら
このゴリゴリメタルスタイルでどこまで大きくなれるか、今後の活躍に期待して陰ながら応援しています!とにかく、メタルファンは一聴の価値、大アリです!