BEELINK SER5レビュー。中国製ミニデスクトップPCは普段使いには十分すぎる性能でほぼ無音

中国のパソコンメーカーBeelinkのミニPC「SER5」を購入しましたのでレビューします。スペックはCPUにAMD Ryzen 5 5560U(ノートパソコン用の省電力版)、メモリは16GB(8GB×2)、ストレージはNVMe SSD 500GBという、普段使いには十分すぎる性能を備えていながら6万円台で購入できるという、恐ろしくコストパフォーマンスの高いミニデスクトップPCです。

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Beelink SER5主なスペック

  • OS:Windows 11 Pro
  • CPU:AMD Ryzen 5 5560U(最大4.0GHz)
  • メモリ:RAM DDR4 16GB
  • ストレージ:NVMe SSD 500GB
  • グラフィック:Radeon Graphics 6コア(1600MHz)
  • その他:Wi-Fi 6E、HDMIx2、Bluetooth 5.2、USB、Type-c

Beelink SER5をCPU-Zで確認

CPU-Zで確認した結果はこちらです。

 

Beelink SER5の特徴

私が実際に使ってみて、良かったと思う特徴をピックアップしてみます。

コンパクトな本体でもノンストレスでサクサク動く

冒頭でもお伝えした通り、CPU:AMD Ryzen 5 5560U、メモリ:RAM DDR4 16GB(8GB×2)、ストレージ:NVMe SSD 500GBという基本スペックで、日常的にインターネット、動画視聴などをしていてもストレスを感じるような事は全くありません。GoogleChromeでタブをたくさん開いて作業していても、全然問題ありませんでした。

そして、やはりこの小ささは正義です。ほんとに場所を取りませんし、ディスプレイの裏面にも取り付ける事ができます。

ファンが回っていても静か

本体がアルミ製で全体がメッシュになっているので、コンパクトな本体ですが、空気の通り道(冷却)についても考慮されているようです。起動時以外、普段はほとんどファンが回らないので無音に近いです。負荷のかかる作業をするとファンが回り始めますが、耳障りな音ではなく、私はあまり気になりません。

2.5インチのSSD(HDD)を追加できる

本体裏蓋のビス4本を外すと簡単に開けられます。裏蓋の裏側(ややこしい?)に2.5インチのSSD(HDD)を追加するためのスペースが設けられています。

メーカー性パーツで安心

搭載されているメモリ・SSDがCrucial製でした。個体によって違いがあるのかはわかりませんが、少なくとも私の購入した端末ではメーカー性パーツが搭載されているので安心して使用することができます。

Beelink SER5の外観と注意点

外箱はティッシュペーパーの箱と大体同じくらいの大きさです。

本体の天板はメッシュになっています。

前面はUSB×2、USB-C×1、ヘッドフォンジャック、電源ボタンです。向かって左端にはCMOSクリアスイッチ(細いピンで差し込むタイプ)も付いていて、万が一の時に簡単にCMOSクリアができます。

背面は排気口、LANコネクタ、USB×2、HDMI×2、電源ケーブルです。マルチディスプレイも可能です。

本体裏は両サイドがゴム足で滑り止めになっています。4本のビスで止まっていますが、簡単に開ける事もできます。

本体側面はどちらもメッシュになっています。

キーボードの設定が英語モードになっているかも

私が購入したパソコンは、最初は手持ちのキーボードを接続しても、主に記号が正しく入力できず、ちょっと困った経験があります。しかしそれはWindows11のキーボードの設定で日本語仕様に変更する事ができるので、まずは最初に設定変更をしておくことをお勧めします。

キーボード設定の変更方法はこちらの記事をご覧ください。

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電源コードの差込口が3つ口タイプ

ひとつ注意点です。私が購入したときに付属していた電源コンセントの差込口が3つ口タイプでした。日本でも使える規格ではありますが、ご家庭のコンセントによっては変換アダプタが必要になります。

こういった変換プラグが必要な場合があります。

Beelink SER5の同梱物

同梱のアクセサリー類は小さい箱に収められていました。

同梱物は、電源、HDMIケーブル、ディスプレイマウント用のアダプタ、ビス等です。必要なものはひと通り揃っています。

Beelink SER5のベンチマーク結果

以下は主なベンチマークテストの結果です。

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Markによるストレージ速度測定の結果です。read3666.66、write1920.85という高い結果となりました。さすがのNVMe SSD (Crusial 500GB)、ストレージへのアクセスはとても速く、ストレスがありません。

PC MARK10

パソコンの総合的な性能をチェックするためのベンチマークテスト「PCMARK 10」での総合スコアは「5554」でした。

スコアの詳細をみると、基本性能を示すEssentialsが9549、ビジネス系アプリのパフォーマンスを示すProductivityが8933,、クリエイティブ系アプリのパフォーマンスを示すDigital Content Creationは5452と、一般使いにおいては全く支障がない高い結果となりました。

CINEBENCH R23

CINEBENCH R22の結果では、Multi Coreで「7401pts」、Single Coreで「1276pts」となりました。第11世代のインテル Core i7(1165G7)に匹敵する値となっています。

ドラゴンクエストX ベンチマーク

ドラゴンクエストXのベンチマークテストを実行してみました。解像度フルHD1920×1080、グラフィック設定「最高品質」、フルスクリーンモードでスコアは8867で「とても快適」となりました。

ファイナルファンタジーXV ベンチマーク

ファイナルファンタジーXVのベンチマークテスト結果です。解像度フルHD1920×1080、グラフィック設定「標準品質」、フルスクリーンモードでスコアは1594で「動作困難」となりました。

Beelink SER5のまとめ

今回は、最近購入した中国のパソコンメーカーBeelinkのミニPC「SER5」をレビューしました。

スペックはCPUにAMD Ryzen 5 5560U(ノートパソコン用の省電力版)、メモリは16GB(8GB×2)、ストレージはNVMe SSD 500GBという、普段使いには十分すぎる性能を備えていながら6万円台で購入できるという、恐ろしくコストパフォーマンスの高いミニデスクトップPCです。

購入して1カ月ほどたちますが、今のところ不具合もなく快適に使用できています。余計なメーカー製アプリも何にも入っていないシンプルなWindows11パソコンです。コンパクトタイプのデスクトップパソコン購入を検討している人にはお勧めできるパソコンです。

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