Bose QuietComfort Ultra Headphonesの第2世代と第1世代の違いは?どっちがおすすめ?

Boseのフラッグシップワイヤレスヘッドホン「QuietComfort Ultra Headphones」には、第2世代と第1世代があります。

見た目がよく似ているため、「新しい第2世代は何が変わった?」「安い第1世代でも十分?」と迷う方もいるのではないでしょうか。

結論からいうと、USB-C接続や映画、ゲームまで幅広く楽しみたい方には第2世代、Bluetoothでの音楽再生が中心で価格を抑えたい方には第1世代がおすすめです。

この記事では、両世代の違いと共通点、価格差の考え方、おすすめな人、買い替えの判断基準を解説します。



第2世代と第1世代の違いを比較表で確認

まずは、購入判断に関わる主な項目を比較してみましょう。

比較項目 第2世代 第1世代
USB-Cオーディオ 対応。16bit/44.1kHzまたは48kHz 非対応。USB-C端子は充電用
リスニングモード クワイエット、アウェア、イマージョン、シネマ クワイエット、アウェア、イマージョン
バッテリー 最大30時間。イマーシブ使用時は最大23時間 最大24時間。イマーシブ使用時は最大18時間
ANCオフ時 最大45時間 完全なANCオフには非対応
充電しながら使用 対応 充電中はBluetoothが無効
ノイズキャンセリング アルゴリズムを改良。完全オフも可能 高性能ANC、ActiveSenseに対応
装着検知 起動と省電力動作を改善 対応
Bluetooth Bluetooth 5.4、マルチポイント対応 マルチポイント対応
CustomTune 対応 対応
イマーシブオーディオ 対応 対応
重さ 約260g 約250g
防水・防滴 非対応 非対応

大きな違いは、USB-Cオーディオ、シネマモード、バッテリー、ノイズキャンセリングの制御、装着時の使いやすさです。ドライバーのサイズだけが大きく変わったようなモデルチェンジではなく、第1世代の長所を残しながら、接続方法と日常の使い勝手を強化したのが第2世代と考えるとわかりやすいでしょう。

違い① 第2世代はUSB-Cオーディオに対応

第2世代で特に注目したいのが、USB-Cケーブルを使ったデジタルオーディオ再生です。対応するパソコンやスマートフォンにつなぐと、16bit/44.1kHzまたは48kHzの信号を受け取れます。

USB-C接続ならロスレス音源を有線で再生でき、遅延も抑えやすいため、音楽だけでなく動画やゲームにも使いやすくなりました。

第1世代にもUSB-C端子はありますが、用途は充電です。USB-Cケーブルでパソコンにつないでも、USBオーディオ機器として音を再生することはできません。有線で聴く場合は、付属する3.5mm-2.5mmオーディオケーブルを使います。

第2世代は従来のオーディオケーブルも利用できます。さらにソフトウェア更新で双方向USBオーディオに対応し、対応するWeb会議アプリではマイクも使えるようになりました。ただし、すべての通話アプリでの動作が保証されているわけではありません。

スマートフォンとBluetoothで音楽を聴くだけなら、USB-Cオーディオは必須ではありません。一方、パソコンで音楽や動画、ゲーム、オンライン会議まで1台でこなしたい方には、第2世代を選ぶ大きな理由になります。

違い② 第2世代には映画向けのシネマモードがある

第1世代では、強くノイズを抑えるクワイエット、周囲の音を取り込むアウェア、空間的な音を楽しむイマージョンの各モードを利用できます。

第2世代では、これらにシネマモードが加わりました。シネマモードは、背景音や効果音を広がりのある音場として表現しながら、登場人物のセリフを明瞭に聞かせることを狙った機能です。

映画では爆発音やBGMだけが目立ち、会話が聞き取りにくい場面があります。シネマモードは、映像の迫力とセリフの聞きやすさを両立させたいときに役立ちます。映画だけでなく、ドラマ、ライブ映像、YouTubeなどにも利用できます。

ただし、第1世代でも通常のイマーシブオーディオは使えます。「第2世代でなければ立体的な音を楽しめない」というわけではありません。

音楽の空間表現が目的なら第1世代も候補になり、動画を頻繁に見るならシネマモードを持つ第2世代が選びやすくなります。

違い③ バッテリーは24時間から30時間へ延長

第1世代の連続再生時間は、イマーシブオーディオをオフにした状態で最大24時間、オンにすると最大18時間です。

第2世代は、ノイズキャンセリングを使った状態で最大30時間、イマーシブオーディオ使用時でも最大23時間に延びました。通常再生では6時間、イマーシブ使用時では5時間の差です。

さらに、第2世代はノイズキャンセリングを完全にオフにすると最大45時間再生できます。自宅など静かな場所ではANCを切り、移動中だけクワイエットモードを使うといった使い分けが可能です。

どちらも15分の急速充電で最大3時間使えるため、出かける前に電池が少ないことに気づいても対応しやすい設計です。

1日数時間の利用なら、第1世代の24時間でも十分でしょう。充電回数をできるだけ減らしたい方、飛行機や長距離移動で使う方、イマーシブオーディオをよく使う方ほど、第2世代のバッテリー強化を実感しやすくなります。

違い④ 第2世代は充電しながら使える

第2世代は、USB-C電源につないで充電しながら装着できます。長時間の作業中にバッテリーが少なくなっても、充電のためにヘッドホンを外す必要がありません。

第1世代は、充電器や給電機能のあるUSBポートに接続するとBluetoothが無効になります。付属のオーディオケーブルを併用すれば充電しながら音を聴けますが、ワイヤレスのまま使い続けることはできません。

この違いは短時間の試聴では目立ちませんが、仕事中に一日中ヘッドホンを使う方には重要です。

充電を忘れがちな方や、オンライン会議の途中で電池を切らしたくない方には、第2世代のほうが安心でしょう。

違い⑤ ノイズキャンセリングの動作がより自然に

両世代とも、Boseの高性能なアクティブノイズキャンセリングを搭載しています。耳の形に合わせて音とノイズ低減を調整するCustomTuneや、周囲の音を取り込みながら突然の大きな音を抑えるActiveSenseも共通です。

第2世代では、周囲の騒音に合わせて処理を調整するアルゴリズムが改良されました。アウェアモード中に大きな音が発生したとき、ノイズキャンセリングが急に切り替わる感覚を抑え、より滑らかに制御することを狙っています。

例えば、カフェで周囲の様子を聞きながら作業しているときに、近くのコーヒーミルが動く場面。普段の会話や案内は聞きたいけれど、突然の大きな音だけは抑えたいという使い方に向いています。

また、第2世代ではノイズキャンセリングを完全にオフにできます。静かな部屋では処理を切ってバッテリーを延ばしたい方にも便利です。

第1世代のノイズキャンセリングも高性能です。常にクワイエットモードを使う方は、外音取り込みやANCの完全オフが必要かで判断しましょう。

違い⑥ 装着検知と省電力機能を改善

第2世代では、ヘッドホンを頭に着けたときの検知と起動が改善されています。装着するとペアリング済み機器へ接続し、外して平らに置いたりケースへ折りたたんだりすると、自動的に低電力状態へ移行します。

しばらく使わない場合は、消費電力をさらに抑えるディープスリープへ移ります。再び装着すれば使い始められるため、毎回電源ボタンを意識する場面が少なくなりました。

もちろん、ボタンを使った手動の電源操作も可能です。

第1世代にも装着検知と自動再生・一時停止がありますが、第2世代は起動の速さと待機時の電力管理を含めて、日常の流れに合わせやすくなっています。

音楽を聴くたびに着けたり外したりする方には、小さいようで繰り返し役立つ改善です。

違い⑦ デザインと重さは大きく変わらない

第2世代は、メタル部分のポリッシュ仕上げやロゴ周辺などが見直され、より上質感のある外観になりました。一方、折りたたんでキャリーケースに収納できる構造や、右側のボタンと音量調節ストリップを使う基本操作は受け継がれています。

重さは第1世代が約250g、第2世代が約260gです。第2世代は約10g重くなっていますが、数字としては大幅な違いではありません。

装着感は重さだけでなく、ヘッドバンド、側圧、メガネとの干渉でも変わります。長時間使う予定なら、店頭で試着してみてください。

どちらも防水・防滴のIP規格には対応していません。雨に濡れる場所や、汗を多くかく運動での使用は避けたほうが安心です。

音質の違いは?第1世代でも主要機能は使える

第2世代ではデジタル信号処理などが調整され、Boseは前世代から音とノイズキャンセリングを改善したと説明しています。さらにUSB-C接続を使えば、対応するロスレス音源を有線で再生できます。

一方、Bluetoothで音楽を聴くときの中心機能は両世代に共通しています。耳の形に合わせてサウンドを調整するCustomTune、音を頭の外へ広げるように再現するイマーシブオーディオ、低音・中音・高音を調整できるイコライザーは第1世代でも利用できます。

そのため、「第2世代でなければBoseらしい音を楽しめない」という関係ではありません。

スマートフォンからBluetoothで音楽配信サービスを聴くのが中心なら、第1世代も十分有力な選択肢です。

試聴するときは、同じ曲、音量、モードで比べましょう。設定差を世代差と取り違えないよう、イマーシブオーディオとイコライザーもそろえてください。

マルチポイントは第1世代も対応

マルチポイントは、スマートフォンとパソコンなど2台の機器へ同時に接続しておける機能です。第2世代だけでなく、第1世代もソフトウェア更新によって対応しています。

パソコンで音楽を聴いている途中にスマートフォンへ電話がかかってきたときなど、接続設定を開き直さず切り替えやすいのがメリットです。ただし、2台から流れる音を同時にミックスして聴く機能ではありません。

第1世代の古い在庫や中古品では、ソフトウェアが更新されていない場合があります。購入後はBoseアプリへ接続し、利用できる更新がないか確認しましょう。マルチポイントを理由に第1世代を候補から外す必要はありません。

価格差で選ぶなら、いくらを目安にする?

2026年10月6日にBose公式オンラインストアを確認した時点では、第2世代が59,400円、第1世代が43,890円でした。差額は15,510円です。

価格はセール、在庫、ポイント還元で変わるため、購入日に実際に支払う金額で比較しましょう。

個人的には、価格差が10,000円以内なら第2世代をおすすめします。バッテリー、USB-Cオーディオ、シネマモード、省電力機能を数年間使うことを考えると、新しいモデルを選んでおきたいところです。

差が10,000~15,000円なら、USB-C接続や映画視聴が多ければ第2世代、Bluetoothでの音楽が中心なら第1世代が有力です。

差が15,000円以上あり、USB-Cオーディオやシネマモードが不要なら、第1世代のコストパフォーマンスが高くなります。現在の公式価格差はこの範囲に近いため、機能を使う予定があるか具体的に考えることが大切です。

新品の第2世代と中古の第1世代は、価格だけで比べないようにしましょう。中古品はバッテリー、保証、イヤークッション、付属品の状態も確認が必要です。

第2世代がおすすめな人

第2世代がおすすめなのは、次のような方です。

  • USB-Cでパソコンやスマートフォンへ接続したい
  • ロスレス音源、動画編集、ゲームにも使いたい
  • 映画やドラマをシネマモードで楽しみたい
  • バッテリーの長さと充電中の使用を重視する
  • 外音取り込みやANCオフを使い分けたい
  • 装着後すぐに使える手軽さを重視する
  • 価格差が小さいなら新しいモデルを選びたい

特に、仕事と娯楽の両方でパソコンへ接続する方には、第2世代が向いています。USB-C一本で音楽や動画を楽しめ、対応アプリではマイクも利用できるため、Bluetooth接続とは別の使い道が増えます。

映画をよく見る方にも、第2世代がおすすめです。第1世代にもイマーシブオーディオはありますが、映像向けにセリフと効果音のバランスを整えるシネマモードは第2世代独自のメリットです。

第1世代がおすすめな人

第1世代がおすすめなのは、次のような方です。

  • スマートフォンとのBluetooth接続が中心
  • 音楽やポッドキャストを聴く用途が多い
  • USB-Cオーディオやシネマモードは使わない
  • 24時間のバッテリーで十分
  • 高性能なノイズキャンセリングを安く手に入れたい
  • 第2世代より大幅に安い新品を見つけた

第1世代にもCustomTune、イマーシブオーディオ、ActiveSense、マルチポイントがあり、Bluetoothヘッドホンとしての主要機能は充実しています。旧型だから音楽を楽しむには不十分、というモデルではありません。

ただし、第2世代と数千円しか違わない場合は、長いバッテリーやUSB-C接続をあとから使いたくなる可能性も考えましょう。


第1世代から第2世代へ買い替えるべき?

すでに第1世代を使っていて、音質、ノイズキャンセリング、バッテリーに不満がないなら、急いで買い替える必要はありません。

第2世代は着実に改良されていますが、CustomTuneやイマーシブオーディオなどの基本機能は第1世代にもあるためです。

買い替えを積極的に考えたいのは、パソコンでUSB-Cオーディオを使いたい、映画用のシネマモードが欲しい、24時間ではバッテリーが足りない、充電しながらBluetoothで使いたいといった具体的な不満がある場合です。

反対に、「新しい世代だから音が完全に別物になるはず」という理由だけで買い替えると、期待したほど差を感じない可能性があります。まずは現在困っている点を書き出し、第2世代の新機能がその解決になるかを確認しましょう。

購入前によくある疑問

iPhoneでも第2世代を選ぶ意味はある?

あります。シネマモード、長いバッテリー、ANCの完全オフはスマートフォンの種類だけに依存しません。ただし、Bluetoothで音楽を聴くだけなら、第1世代でも主要機能を利用できます。

ゲームにはどちらが向いている?

USB-C有線接続を使える第2世代が向いています。ただし、ゲーム機によってUSBオーディオへの対応状況が異なるため、接続したい機器で使えるか確認してください。

第1世代も有線接続できる?

できます。両世代に3.5mm-2.5mmオーディオケーブルが付属します。有線接続時もサウンド処理を使うため電源が必要です。第1世代が非対応なのはUSB-C経由の音声再生です。

通常のQuietComfort Headphonesとは何が違う?

UltraはCustomTuneとイマーシブオーディオを備えた上位モデルです。「QuietComfort Headphones(第2世代)」は別製品なので、販売ページで「Ultra」の表記を確認してください。

購入前に確認することは?

製品名と世代、新品・中古・整備済み品の区分、保証、返品条件、付属品を確認しましょう。可能なら店頭で試着し、メガネとの相性や側圧も確かめると安心です。

まとめ:機能重視なら第2世代、価格重視なら第1世代

Bose QuietComfort Ultra Headphonesの第2世代は、USB-Cオーディオ、シネマモード、最大30時間のバッテリー、充電しながらの使用、改良されたノイズキャンセリングと装着検知を備えています。

USB-C接続や映画、ゲームにも使いたい方には第2世代がおすすめです。価格差が10,000円以内なら、第2世代を優先してよいでしょう。

一方、第1世代にもCustomTune、イマーシブオーディオ、高性能なノイズキャンセリング、マルチポイントがあります。スマートフォンからBluetoothで音楽を聴くのが中心で、第2世代より15,000円以上安く買えるなら、第1世代も魅力的です。

すでに第1世代を持っている方は、新機能で現在の不満を解消できるかを確認してください。不満がなければ急いで買い替える必要はありません。

どちらを選ぶ場合も、比較のポイントは新旧ではなく、自分が実際に使う機能です。

Bluetoothで音楽を楽しむことを優先するなら第1世代、仕事・映画・ゲームまで1台で幅広く使うなら第2世代と考えると、選びやすくなるでしょう。




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