AZLA Smart DAC A150とA100の違い。2,000円で高音質になる小型DACの進化版

「スマートフォンでもいい音で音楽が聞きたい」わずか2,000円で、その悩みを解決する超強力なアイテムが「AZLA Smart DAC A150」です。

前モデルA100から劇的な進化を遂げたA150は、小型DACの常識を覆します。最大対応ハイレゾスペックは、なんと驚異の384kHz/32bit!これは、高性能なオーディオインターフェースに匹敵する数値です。さらに、音質と通話品質を両立させる独自のシールドケーブルを採用し、PCやスマホはもちろん、最新のゲーム機でも高音質で楽しめます。

この記事では、このAZLA Smart DAC A150と、旧モデルA100との比較を交えて徹底解説します。

AZLA Smart DAC A150のスペック

まずは、そのコスパ最強なスペックをチェックしましょう。

  • 製品名: AZLA Smart DAC A150
  • カラー: Black / Silver
  • 価格: ¥2,200-(税込)
  • コネクタ: USB Type-C to 3.5mm 4極ジャック
  • DACチップ: 非公開(高性能UAC 2.0対応)
  • 最大対応ハイレゾ: PCM 384kHz / 32bit
  • UAC規格: UAC 2.0 サポート
  • ケーブル: 独自のWeavingシールド処理を施した銀メッキOFCケーブル(約7cm)
  • 対応機能: 4極マイク入力対応(リモコンマイク付きイヤホン使用可能)
  • 対応デバイス: スマートフォン、PC、タブレット、Nintendo Switch(Switch 2 動作検証済み
  • 付属品: USB-Aタイプ変換アダプター、キャリングポーチ

このスペックで2,000円という価格は、まさに小型DACの市場に大きなインパクトを与えるものです。

【旧モデルと比較】AZLA Smart DAC A150とA100の違い

AZLA Smart DACシリーズは、前モデルのA100もその手軽さと価格で大ヒットしました。しかし、今回のA150は、単なるマイナーチェンジではなく、価格を抑えながらも明確な「世代交代」を印象づける大幅な進化を遂げています。

前モデルAZLA Smart DAC A100との違いを深掘りしていきましょう。

1. 圧倒的な音質スペックの飛躍

A150がA100から最も劇的に進化を遂げたのが、ハイレゾ音源の対応スペックです。

項目 AZLA Smart DAC A150 AZLA Smart DAC A100 進化ポイント
最大対応ハイレゾ 384kHz/32bit 96kHz/24bit サンプリングレート・ビット深度が大幅向上
UAC規格 UAC 2.0 UAC 1.0 高解像度データ伝送の実現

A100は96kH・24bitまでのハイレゾに対応しており、これも十分高性能でしたが、A150では一気に384kHz・32bitまでサポートしています。

これは、データ量にして約4倍もの情報量を処理できるようになったことを意味します。より繊細な空気感、音の立ち上がりの速さ、微細なリバーブ(残響)表現など、まさに「音楽家が意図した音」を忠実に再現するための土台が完成したと言えるでしょう。特にPCやハイレゾ音源サービスで192kHz384kHzのファイルを所有しているユーザーにとっては、待望の進化です。

この高解像度を実現するため、内部のDACチップだけでなく、通信プロトコルもUAC 2.0へとアップデートされています。

2. ノイズ対策と音質伝送のこだわり

ケーブル部分にも、音質を追求するAZLAのこだわりが詰まっています。

  • A150: 独自のWeavingシールド処理を施した銀メッキOFC(無酸素銅)
  • A100: 銀メッキOFCケーブル

A150では、ただの銀メッキOFCケーブルを使用するだけでなく、Weavingシールド処理という独自の加工を施しています。

この処理のポイントは、サウンド信号とマイク信号を分離して伝送する点にあります。スマートフォンやPCに接続して音楽を聴きながら、同時に通話やボイスチャット(マイク使用)を行う際、信号同士の干渉がノイズとして現れることがあります。

このWeavingシールド処理は、その干渉を極限まで抑える設計であり、音楽再生時もマイク使用時も、クリアでノイズの少ない音声伝送を実現します。これは、特にゲームやオンライン会議など、複合的な使い方をするユーザーには見逃せない進化点です。

3. ゲーム環境への対応強化と互換性の確保

A150は、PCやスマートフォンだけでなく、ゲーム環境での使用も強く意識しています。

  • A150: Nintendo Switchはもちろん、Switch 2でも動作検証済み
  • A100: UAC 1.0対応で家庭用ゲーム機でも使用可能

A100もゲーム機に対応していましたが、A150は最新のゲーム機(Switch 2)での動作検証を明記することで、安心して新しいデバイスと組み合わせられる保証を提供しています。これは、DACケーブルが高音質化だけでなく、「万能なオーディオインターフェース」としての役割を担うことを示しています。

また、A150、A100ともに4極マイク入力に対応しているため、ゲームのボイスチャットにもそのまま使用可能です。

4. ユーザーフレンドリーな付属品の充実

A150は、A100と同様にPCなどとの接続に便利なUSB-Aタイプ変換アダプターが付属していますが、新たにキャリングポーチが付属します。

このアダプターやケーブルは、外出先で使うことが多いため、キャリングポーチの付属は、紛失防止や傷防止に繋がり、ユーザーにとって非常に実用的なアップデートと言えるでしょう。

5. 驚異の価格設定

最も驚くべき進化は、スペックを大幅に向上させ、付属品を充実させながらも、2000円(+税)という低価格となっています。

高性能化にもかかわらず、誰でも手に取りやすい価格に設定することで、AZLAは「小型DACは高音質のための必需品である」というポジションを確立しようとしているのが伺えます。初めて小型DACを導入するユーザーにとって、これ以上の選択肢はないと言っても過言ではありません。

AZLA Smart DAC A150はこんな人におすすめ

ハイレゾ音源のポテンシャルを解放したい人

Apple MusicやAmazon Music HDなど、多くのストリーミングサービスがハイレゾ音源を提供し始めています。また、PCでハイレゾ音源のファイルを再生したい人もいるでしょう。

A150ならば、ハイエンドなハイレゾ音源が持つ情報量を、そのままイヤホンに送り出すことが可能です。今までDACのスペック不足で諦めていたハイレゾ音源の真価を、A150が手のひらサイズ、指先サイズで実現してくれます。

スマホの音質に不満がある全ユーザー

「iPhoneで有線イヤホンを使いたい」「Androidスマホの音がぼやけている気がする」と感じている方。A150を接続するだけで、スマホ内蔵DACとは一線を画すクリアでダイナミックなサウンドに変わります。特に低音域の解像感や、高音域の伸びやかさに驚くはずです。

ゲーム、ボイスチャットを高音質に楽しみたい人

前述の通り、A150のWeavingシールドケーブルは、音とマイク信号の分離に優れています。ゲーム中のBGMや効果音を聞きながら、同時にチームメイトとのクリアなボイスチャットを行いたいゲーマーにとって、A150はノイズレスな環境を提供する強力な武器となります。

なぜ今、小型DACケーブルが必要なのか?

スマートフォンの進化は目覚ましいものがありますが、こと「有線イヤホンでの高音質再生」という点においては、多くの機種が妥協を強いられています。

特に近年の薄型化の流れで3.5mmイヤホンジャックが廃止された端末が増え、多くの方はUSB Type-CやLightning端子の「変換アダプター」を使っているのではないでしょうか。

しかし、市販の安価な変換アダプターの多くは、内蔵されているDAC(Digital to Analog Converter:デジタル信号をアナログ信号に変換するチップ)の性能が控えめです。せっかく高性能な有線イヤホンを持っていても、そのポテンシャルを十分に引き出せず、物足りない音になってしまいがちです。

ここで注目したいのが、「DACケーブル」と呼ばれる製品です。これは、変換アダプターに高性能なDACチップを内蔵させることで、スマートフォンやPCの音質を劇的に向上させるためのアイテムです。

そして今回、そのジャンルで圧倒的なコストパフォーマンスを誇る製品が、さらなる進化を遂げて登場します。

それが、AZLA Smart DAC A150です。

これは買い替え、新規導入の絶好のチャンス

AZLA Smart DAC A150は、前モデルA100が築き上げた「小型・安価・高性能」という土台の上に、「超ハイレゾ対応」という決定的な付加価値を積み上げた、まさに進化の結晶です。

すでにAZLA Smart DAC A100を使っている人の買い替えはもちろん、はじめてDACを使ってみたいという人にもおすすめの製品です。

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