アナログレコードの人気が再燃し、「そろそろプレーヤーを一台ほしい」と考える人が増えています。しかし、はじめてターンテーブルを買う場合には機種選びや接続方法、操作の難しさなどハードルが多いのも事実。
そんな“不安”を一気に解消してくれるのが、オーディオテクニカのフルオートターンテーブル「AT-LP60X」です。ボタンを押すだけで再生・停止まで自動で行われ、レコードや針を傷つける心配もほとんどありません。さらに、フォノイコライザー内蔵で手持ちのスピーカーにつなぐだけの手軽さも魅力。

本記事では、口コミ・価格・スペック比較から、実際に使って感じた音質レビューまで、AT-LP60Xの魅力と注意点を丁寧に紹介します。初めてのレコードプレーヤー選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
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AT-LP60Xの口コミ評判
良い口コミ(高評価)
音質は価格以上
海外のレビューでは「この価格帯とは思えないクリアで温かいサウンド」「エントリーモデルとしては十分以上の音質」といった声が多く見られます。 
操作がとにかく簡単
スタートボタンを押すだけでアームが動き、再生・停止まで全自動でやってくれる“フルオート”構造が高く評価されています。アナログ初心者でも迷わず使える点は、ヨドバシ.comのレビューでも支持されています。 
レコードを傷つけないか不安→大丈夫だった
Redditのコミュニティでは、「LP60Xはこの価格帯ではベストなエントリーモデルのひとつで、レコードを傷つけるような設計ではない」という意見もあり、「安いから危ないのでは?」という不安を和らげています。 
イマイチな口コミ(気になる点)
カートリッジやアームの調整ができない
上位機種のAT-LP3などと違い、トーンアームのカウンターウエイトやアンチスケーティング調整ができない“プリセット仕様”のため、「後からカートリッジ交換などで遊びたい人には物足りない」という声があります。 
最近は価格が上がり気味
海外では「以前はもっと安かったが、今は他の選択肢と同じくらいになってしまった」という価格面の不満もちらほら。 
実際にAT-LP60Xでレコードを聴いてみた感想
初めて再生ボタンを押した瞬間、アームが静かに降りていく動作にちょっと感動しました。針を自分で落とす必要がないので、扱いに不安がある初心者でも安心して使えるのが大きな魅力です。
肝心の音質は、想像以上にクリアで、中高域の抜けが良く、ボーカルが前に出てくる印象。レコード特有の温かみもしっかり感じられ、デジタル音源とは違う“ゆらぎ”を楽しめます。
細かな調整はできませんが、普段聴きには十分すぎるクオリティで、1万円台でこの満足感なら非常にコスパが高いと感じました。
AT-LP60Xの価格
いくつかの代表的な通販サイトの価格を調査してみました。
- 価格.com経由:最安値クラスで約17,800円前後〜
- ヨドバシカメラ:19,800円(税込)+ 10%ポイント還元
- ビックカメラ:19,800円(税込)+ポイント還元
- 海外のオーディオショップやSweetwaterなどでは、199ドル前後が相場となっており、日本円に換算すると2万円台前半クラスです。 
AT-LP60Xは、日本国内でもメジャーな量販店で広く扱われているモデルです。「実物を見てから買いたい」「色味を確認したい」という方でも、比較的現物に触れやすいモデルです。
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AT-LP60Xのサイズ・スペックなど
主なスペックは以下のとおりです。
- 駆動方式:ベルトドライブ方式
- モーター:DCサーボモーター
- 回転数:33 1/3、45回転/分
- ターンテーブル:アルミニウム製ダイキャスト・プラッター(反共振設計)
- SN比:> 50dB
- ワウフラッター:< 0.25%(WTD)
- カートリッジ:VM型ステレオカートリッジ(Integral Dual Magnet)、交換針 ATN-3600L 系
- フォノイコライザー:内蔵(PHONO / LINE 切り替え対応)
- 出力:RCA(PHONO / LINE切り替え)
- 電源:ACアダプター方式(AC/DC変換は本体外部で行いノイズを低減)
- 外形寸法:W359.5 × H97.5 × D373.3 mm
- 質量:約2.6kg
- 付属品:ダストカバー、フェルトマット、EPアダプター、RCAオーディオケーブル、ACアダプター
AT-LP60Xと他の商品との比較
AT-LP60XBT(Bluetoothモデル)
AT-LP60XBTは、AT-LP60XをベースにBluetooth送信機能を追加した上位仕様で、ワイヤレススピーカーやBluetoothヘッドホンに直接接続できる利便性の高さが魅力です。配線が減ることで設置場所の自由度が上がり、テレビ台や棚の上などでもスッキリ配線できます。
一方でBluetooth搭載のぶん価格が上がり、コスパを重視するユーザーには「無印で十分」という声も多め。特に音質自体はLP60Xと変わらないため、ワイヤレスをどれだけ重視するかが選択のポイントになります。
- ワイヤレススピーカー/イヤホンに直接接続できる
- 配線を最小限にしたい人に最適
- 音質は無印と同等
AT-LP3
AT-LP3は、AT-LP60Xの“完全おまかせ仕様”とは異なり、トーンアームのバランス調整やカートリッジ交換が可能な、ワンランク上のフルオート機です。最初のセッティングこそ必要ですが、そのぶん将来のアップグレード性が非常に高く、より良い音を追求したい人に向いています。
対してAT-LP60Xは調整不要で、購入してすぐに使える圧倒的な手軽さが最大の魅力。音質の伸びしろはLP3が上ですが、使いやすさではLP60Xに軍配が上がります。用途とスタイルで選ぶのがベストです。
- LP3はトーンアーム調整・カートリッジ交換が可能
- LP60Xは調整不要・初心者向け
- LP3は音質の伸びしろが大きい
Sony PS-LX310BT
Sony PS-LX310BTは、フルオート・ベルドドライブ方式に加えBluetooth送信機能も搭載しており、機能面ではAT-LP60XとAT-LP60XBTの中間に位置するモデルと言えます。
どちらも初心者向けで扱いやすく、音質は“入門機として十分”と評価されるタイプ。同価格帯としては甲乙つけがたい存在ですが、ワイヤレス重視ならPS-LX310BT、有線中心ならLP60Xという選び方が定番です。
価格はPS-LX310BTのほうがやや高めで、セール時以外は差が出やすい点も特徴です。
- PS-LX310BTはBluetooth搭載
- 音質は両者とも入門機として十分
- PS-LX310BTのほうがやや価格高め
Denon DP-29F
Denon DP-29Fは、AT-LP60Xと同じフルオート・ベルトドライブ・フォノイコライザー内蔵の“超手軽な入門機”です。操作性はどちらも簡単で、レコードを気軽に聴きたいユーザーに向いています。
しかし、DP-29Fは構造がよりシンプルで軽量な反面、音質面ではAT-LP60Xのほうがしっかりしているという評価が多く見られます。特にオーディオテクニカは自社製カートリッジの実績が豊富で、交換針の入手性や将来性も高い点が支持される理由です。
- DP-29Fは非常に軽量でシンプル
- AT-LP60Xは音質評価が一歩上
- 交換針の入手性・将来性で60Xが優勢
AT-LP60Xのメリット・デメリット
メリット
とにかく簡単・フルオートで安心
ボタン一つで再生・停止・アームの上げ下げまで全部やってくれるため、「針を落とすのが怖い」アナログ初心者でも安心です。 
フォノイコライザー内蔵で接続がラク
普通のオーディオ入力(AUX)やアクティブスピーカーに直接つなげるので、「フォノ入力のあるアンプ」を用意する必要がありません。 
エントリーとしては十分な音質
同価格帯の入門機の中では、音のクリアさやノイズの少なさで高評価。スーツケース型プレーヤーからのステップアップとしては世界が変わるレベルです。 
デザインがシンプルで部屋になじみやすい
ブラック、ブラウン/ブラック、ダークガンメタリック、レッドなど複数カラーがあり、インテリアに合わせて選べます。 
デメリット
調整・カスタマイズ性が低い
トーンアームの重さやアンチスケーティングが調整できず、カートリッジも一体型で実質変更不可。将来的に“沼”にハマりたい人には物足りません。 
Bluetoothは非搭載(別モデルは割高)
AT-LP60X本体にはBluetooth機能がなく、ワイヤレスで聴きたい場合はAT-LP60XBTを選ぶ必要がありますが、価格が一段上がります。 
本格オーディオ志向には物足りない
「もっと解像度を」「アームやカートリッジを追い込みたい」といったニーズには、AT-LP3やAT-LP120Xなど上位機種のほうが適しています。 
AT-LP60Xをおすすめする人・しない人
おすすめする人
- アナログレコードが初めての方
- 「とにかく簡単に、でもちゃんとした音で聴きたい」人には最適。
- 機材を増やしたくない人
- フォノイコライザー内蔵なので、手持ちのアクティブスピーカーやミニコンポにそのまま接続したい人。
- レコードは“聴ければOK”派のライトユーザー
- コレクションをまったり楽しみたい、難しい調整はしたくない、というスタイルに向きます。 
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あまりおすすめしない人
- カートリッジ交換や微調整で音を追い込みたい人
- アーム調整ができるLP3以上のクラスを検討したほうが、後悔が少ないです。 
- 将来的に本格的なオーディオシステムを組みたい人は、最初からLP120Xや上位のデノン、Regaなどを視野に入れておいたほうが、ステップアップの回数が減らせます。 
AT-LP60Xの良くあるQ&A
Q1. スピーカーは別に必要ですか?
はい。AT-LP60Xにはスピーカーが内蔵されていないため、アクティブスピーカー(アンプ内蔵スピーカー)またはアンプ+パッシブスピーカーのどちらかを用意する必要があります。内蔵フォノイコライザーのおかげで、AUX入力のある一般的なスピーカーなら接続可能です。 
Q2. Bluetoothイヤホンで聴けますか?
AT-LP60X(無印)自体にはBluetooth機能はありません。Bluetoothで聴きたい場合は、以下のいずれかになります。 
- AT-LP60XBT(Bluetooth内蔵モデル)を選ぶ
- 外付けBluetoothトランスミッターをRCA出力に接続する
Q3. レコードを傷つける心配はありませんか?
適切な針圧でプリセットされており、通常使用でレコードを傷める心配はほぼありません。実際に、海外のコミュニティでも「LP60Xはエントリーとして十分で、レコードを傷つけるような危険な設計ではない」との声が上がっています。 
Q4. もっといい音が欲しくなったらどうすればいい?
AT-LP60Xはカートリッジ交換などの拡張性は低いですが、スピーカーをグレードアップする、フォノイコライザー内蔵アンプやスピーカーをより高品質なものにするといった周辺機器のアップグレードで、かなり音の印象を変えられます。
それ以上を求めるようになったら、AT-LP3やAT-LP120Xへのステップアップを検討するタイミングです。 
AT-LP60Xのまとめ
AT-LP60Xは、レコードを「難しそう」「扱いが心配」と感じていた人の不安を取り除く、初心者にもっとも寄り添ったターンテーブルです。フルオートで操作は驚くほど簡単、セッティングも不要で、購入したその日から気軽にアナログの世界へ入れます。
音質はエントリー機として十分以上のクオリティで、クリアさと温かみを兼ね備えたサウンドが魅力。軽い気持ちで始めたい方だけでなく、日々の生活にレコードの心地よさを取り入れたい方にも最適です。
一方で、カートリッジ交換や細かな調整ができないため、「音を追い込みたい」「将来グレードアップしたい」人には不向き。総合すると、手軽に楽しくレコードを楽しみたいすべての人に、最初の一台として強くおすすめできるモデルです。
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